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市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました

市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました
原爆が投下されてから81年目を迎えたこの夏、ピースボートは広島・長崎でさまざまな活動に取り組みました。8月6日と9日には広島と長崎で、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)と連携した現地からの中継番組を配信。両平和式典には、ICANの国際運営委員・会長をつとめるピースボートの川崎哲が参列しました。

きわめて不安定な世界情勢の中、被爆者の方々とともに、核兵器廃絶の重要性を改めて発信しました。
INFO
原爆が投下されてから81年目を迎えたこの夏、ピースボートは広島・長崎でさまざまな活動に取り組みました。8月6日と9日には広島と長崎で、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)と連携した現地からの中継番組を配信。両平和式典には、ICANの国際運営委員・会長をつとめるピースボートの川崎哲が参列しました。

きわめて不安定な世界情勢の中、被爆者の方々とともに、核兵器廃絶の重要性を改めて発信しました。

国会議員討論会――日本の選択を問う

市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました
8月5日、核兵器廃絶日本NGO連絡会と核兵器をなくす日本キャンペーンの共催で、核兵器廃絶に向けた「日本の選択」をめぐって国会議員による討論会が広島市内で行われました。

与野党10政党を代表する国会議員が集まり、今年11~12月に開かれる核兵器禁止条約第1回再検討会議への対応や、日本の非核三原則をめぐる問題が話し合われました。

討論会には中満泉国連事務次長・軍縮担当上級代表、日本被団協の田中熙巳代表委員も参加し、司会はピースボートの川崎哲がつとめました。

与野党の参加者からは「非核三原則を堅持すべき」ことがくり返し強調され、また、9党の代表が日本政府の核兵器禁止条約再検討会議へのオブザーバー参加を求めました。

中満事務次長は、安全保障というのは軍事力だけでなく、外交、対話、軍縮・軍備管理も安全保障のための重要なツールであるとして、日本にはこれらを包括的に組み合わせた政策を主導をしてほしいと締めくくりました。

市民の行動が大切――広島で講演しました

市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました
8月4日、広島ワークピアで行われた情報労連ピースフォーラムにて、ピースボートの松村真澄が講演しました。「核兵器廃絶をあきらめない〜不安な時代を生きながら」と題し、被爆者との出会い、核兵器をなくそうと活動する世界の人々の活動に触れ、これまでの核兵器禁止条約の動きと再検討会議への期待について話しました。

翌5日には、広島YMCA本館で行われた原水爆禁止世界大会広島第一分科会に川崎哲が登壇し、世界の核兵器にかかわる状況と核兵器禁止条約をめぐる動きについて講演しました。

両会場には、全国各地から核兵器廃絶に関心を寄せる市民が集まり、被爆の実相をどのように継承をすべきか、若い世代に関心を寄せてもらうためにはどうしたらいいのか、など、今後の活動について意見が交わされました。

被爆樹木が伝える力

市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました
8月6日午前8時15分には広島で、8月9日午前11時2分には長崎で「Moment of Silence(黙とう)」と題して現地からの中継配信を行いました。これはピースボートがICANと共催で毎年行っているものですが、今年のテーマは「被爆樹木」。原爆投下の証人でもあり、その影響を私たちに伝える被爆樹木とともに、1分間の黙とうを捧げました。

広島では、NPO「ANT-Hiroshima」のインターンのみなさんとともに、広島城のユーカリ、広島城北側に位置するクスノキ、平和公園内にあるアオギリの木を紹介しました。アオギリに励まされ証言を続けた被爆者、故・沼田鈴子さんの証言映像も配信しました。

長崎では、ピースボートのインターンや元高校生平和大使のサポートを得て、山王神社の大クスノキと城山小学校のカラスザンショウについて伝えました。また、大クスノキのもとで17年間活動を行ってきた菅原真希さんの紙芝居(英語)も紹介されました。全世界に配信され、多くの方に視聴していただきました。

核兵器禁止条約フォーラム――対話の道を探る

市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました
8月7日には、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて、核兵器をなくす日本キャンペーンによる「核兵器禁止条約フォーラム」が開催されました。

今年で3回目となるこのフォーラムは、「核兵器のない東アジアへ――中国・北朝鮮との対話の道を探る」をテーマに掲げました。長崎大学客員教授でピースデポ代表の鈴木達治郎さんが基調講演をし、東アジアに核兵器に頼らない「共通の安全保障」を作るという構想について語りました。

続くパネル討論では、愛知大学の加治宏基さん、広島市立大学の孫賢鎮さん、長崎大学大学院の西山心さんが加わり、厳しい国際情勢の中での中国や北朝鮮との対話の可能性について論じ合いました。

信頼関係の構築、市民運動の拡大、そして核兵器を使用しない規範を強化していくことの大切さが指摘されました。閉会にあたりピースボートの川崎哲は、国際的な信頼関係作りの主体としての市民社会の役割の重要性を強調しました。

また8月8日には、長崎で日本被団協結成70周年の記念祝賀会が開かれ、ピースボートから川崎哲と松村真澄が参加しました。

ICAN――核兵器に関する「基本冊子」を17カ国語で発行しました

市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました
ICANはこの夏、広島・長崎への原爆投下、核兵器の非人道的影響、今日の世界の核兵器、そして解決法としての核兵器禁止条約を解説した「基本冊子」を17カ国語で同時発行し、一つのウェブサイトで見られるようにしました。

世界で核兵器を保有する9カ国の主要言語をすべて含んでいます。ピースボートは、日本語をはじめとする東アジア諸語の翻訳を担当しました。この冊子が広く活用されることを願っています。

広島・長崎と世界をつなぐ

市民が動き、核兵器をなくす ~ 被爆81年の広島・長崎から発信しました
いま核保有国は核軍拡に走り、日本国内でも「非核三原則の見直し」など、核を容認するような声まで上がっています。しかしそのような時だからこそ、ピースボートは被爆者のみなさんや多くの市民団体・平和団体との連携を深めて、核兵器廃絶と平和の大切さを発信していきたいと思います。

今年11月末には、核兵器禁止条約の第1回再検討会議がニューヨークで開催されます。これに向けて、活動を一層強めていきます。

8月前半には、ピースボートの取り組みが様々なかたちで国内外のメディアで取り上げられました。以下にご紹介します。

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