パンフレットをでお届け
資料請求

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が完成しました

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が完成しました
広島空港に完成した友好の壁画
ピースボートが協力してきた「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」がついに完成し、10月15日(水)、広島空港にて完成披露式が行われました。日本被団協代表委員の箕牧智之さんや広島県被団協理事長の佐久間邦彦さんら被爆者の方々、メルバ・プリーア駐日メキシコ大使ら約120名が参加。主催者のグティエレス兄弟、制作者であるアドリ・デル・ロシオさん、カルロス・アルベルトさん姉弟を囲み、壁画の美しさと彼らの貢献を讃えました。ピースボートからは、賛同人である川崎哲と、実行委員として関わってきた松村真澄が列席しました。
INFO
広島空港に完成した友好の壁画
ピースボートが協力してきた「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」がついに完成し、10月15日(水)、広島空港にて完成披露式が行われました。日本被団協代表委員の箕牧智之さんや広島県被団協理事長の佐久間邦彦さんら被爆者の方々、メルバ・プリーア駐日メキシコ大使ら約120名が参加。主催者のグティエレス兄弟、制作者であるアドリ・デル・ロシオさん、カルロス・アルベルトさん姉弟を囲み、壁画の美しさと彼らの貢献を讃えました。ピースボートからは、賛同人である川崎哲と、実行委員として関わってきた松村真澄が列席しました。
「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が完成しました
テープカットに参加した川崎と松村
広島空港の東増築棟に描かれた巨大な壁画には、核兵器廃絶運動を牽引してきた森瀧市郎さん(広島)と山口仙二さん(長崎)、世界初の非核兵器地帯条約(トラテロルコ条約)の父と呼ばれるメキシコの外交官、ガルシア・ロブレスさんを中心とし、両国を象徴する花や鳥、笑顔の子どもたちらが生き生きと表現されました。森瀧市郎さんの次女である春子さん、山口仙二さんの娘姉妹もかけつけ、壮大に描かれた父の姿に目を潤ませました。
「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が完成しました
壁画について説明するアーティスト、カルロス・アルベルトさん
制作者の一人であるカルロス・アルベルトさんは、「被爆証言を伺った山下泰昭さん、田中稔子さんには共通点があった。それは、『澄み渡る青空に励まされ、戦争のない青空を望んだ』ということだった」と語り、鮮やかな空色について説明しました。
「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が完成しました
式典でスピーチする川崎哲
式典で発言したプリーア大使は、「広島で実現されたメキシコの壁画は、平和への対話に新たな息吹を与えた。広島への旅人が、核兵器のない世界について考え、広島とメキシコが発する『友情、連帯、希望』というメッセージを持ち帰ってほしい」と語りました。続いてスピーチした川崎哲は、メキシコの壁画には重要な歴史や平和のメッセージが込められていることをピースボートの同国寄港で学んだと述べ、核兵器禁止条約のイニシアティブをとるメキシコ政府に敬意を表しました。
「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が完成しました
アーティスト姉弟と主催者のグティエレス兄弟
式典終了後、エアポートホテルのガーデンにて記念懇親会が行われました。主催者とアーティストは、協賛者やボランティアのみなさんと交流し、壁画完成の喜びを分かち合いました。広島で活動するラテンバンド「WALATINO」の華やかなリズムにのって、被爆者、参加者、ボランティアのみなさんが手を取りあって踊りました。広島の根気強い運動にラテンの力が加わり、よりたくましく、核なき世界への力強い後押しとなりました。

このレポートを読んだ方におすすめ