世界190カ国で被爆証言会:第4〜6回を開催しました(メキシコ、コロンビア、日本)

プロジェクト:おりづるプロジェクト
世界190カ国で被爆証言会:第4〜6回を開催しました(メキシコ、コロンビア、日本)
2020年12月12日時点で、4カ国6回、累計425名の方に証言を届けました。
メキシコの主催者の「無知であることは知らないことではなく、物事を理解しないこと」との発言が印象的でした。

被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。

核兵器禁止条約に貢献したメキシコに感謝

世界190カ国で被爆証言会:第4〜6回を開催しました(メキシコ、コロンビア、日本)
12月8日、第4回目の証言会には、メキシコとエクアドルから30名の大学生と教授が参加しました。受け入れてくれたのは、メキシコのイベロアメリカナ・プエブラ大学(Universidad Iberoamericana Puebla)のホルヘ・メルビアさん。ホルヘさんは、ロータリー平和フェローとして日本基督教大学(ICU)に2年間留学したことがあり、 日本への親しみと出会った人を思い出しながら、今回のオンライン証言会を企画してくれました。

証言者は広島で被爆した田中稔子(としこ)さん。当日が日本時間で12月8日であることを述べ、79年前12月8日には、経済的に追い詰められていた日本軍がハワイの真珠湾の軍事基地を攻撃したこと、そしてそこから第二次世界大戦がはじまり、75年前の8月に広島と長崎が原爆を受けて終わった、と説明しました。

証言を聞いたホルヘさんからは、「留学で日本にいた時、広島にも行き、人々に愛情深く迎えられました。資料館を観て思いました。無知であることは知らないことではなく、物事を理解しないことであると。今回稔子さんから聞いて理解することができたと思います。」とコメントが寄せられました。

コロンビアなどのロータリーフェローに、「核兵器禁止条約をサポートしてください」

世界190カ国で被爆証言会:第4〜6回を開催しました(メキシコ、コロンビア、日本)
第5回目の証言会には、日本時間2020年12月10日、ラテンアメリカのロータリーフェローが70名集まりました。参加者はコロンビアの他にペルー、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、日本、ウルグアイから集まりました。

証言をして頂いた田中稔子さんは、12年前の2008年におりづるプロジェクトでラテンアメリカを訪ねた時、初めて被爆証言をした過去をお持ちです。

参加者から、幼少期はどのように過ごしていたのか質問され、田中さんはこう答えました。
「原爆投下前、当時の日本には余裕があり、食糧に困っていないという時代でした。記念日には家族みんなで記念写真を撮りに行ったり、映画を見ていました。5歳の時、戦争が始まり状況は変わりました。最前線にいる兵隊さん達に食糧を送っていたので、食糧難に見舞われ、近所同士仲良くしながらもスパイをするという暗い社会になっていきました。強制労働を虐げられ、給料はないという状況。戦争は国民をそれだけ追い込んでいきます。」



歴史や現在を多角的な視点で理解したい~創価大学と福岡教育大学~

世界190カ国で被爆証言会:第4〜6回を開催しました(メキシコ、コロンビア、日本)
福岡教育大学と創価大学との共催で、12月12日、第6回目のオンライン証言会が行われました。日本人学生、そしてブラジル、スウェーデン、アメリカ、台湾、インド、カンボジアからの留学生も含め、総勢55名の参加者が集まりました。

会の前半には、核兵器廃絶についてのプレゼンテーションがあり、核抑止論をめぐる世界の動きを見たあと、小グループに分かれて意見交換を行いました。

後半は上田紘治さんより被爆体験をお話しいただきました。東京被爆者団体元事務局長の上田さんは、2003年ワシントンDC、2005年NPT(核不拡散条約)会議に参加し、2010年のNPT会議では米国市民へ被爆の実相を伝えた経験をお持ちです。

「ノーモアヒロシマ・ノーモアナガサキ・ノーモアヒバクシャ」を世界の財産にしたい、次の世代に同じ体験をさせたくないという上田さんの想いをしっかりと受け継ぎ、これからもより多くの人に被爆の実相を広めていくために自分に出来ることをかたちにしていこうと、参加者は気持ちを一つにしました。

【ご参加とご協力を歓迎します】

世界190カ国で被爆証言会:第4〜6回を開催しました(メキシコ、コロンビア、日本)
このプロジェクトを実施し目標を達成するためには、多くの皆さんの力を合わせる必要があります。証言者としてはこれまでにピースボートに乗船された被爆者の方々を、また、企画や通訳としてはピースボートのスタッフやボランティアを想定しています。各国での受け入れは、ピースボートが過去数十年にわたり各国で築いてきた幅広いパートナーや、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)その他の国際NGOネットワークを通じて行う予定です。

それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。

◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから

【支援金をお願いしています】

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このプロジェクトを成功させていくためには、企画、折衝、実施、通信などに多大な費用が必要です。皆さまからの支援金をお願いします。

◆支援金の送り先

郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)

ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)

クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。

詳しくは

おりづるプロジェクトのブログで、詳しい報告をご覧いただけます。

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