パンフレットをでお届け
資料請求

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」プロジェクトが始まります

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」プロジェクトが始まります
原爆投下80年となる2025年、広島空港に「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が誕生します。メキシコと日本にルーツをもつ兄弟によるプロジェクトで、ピースボートも協力・賛同団体に加わっています。

プロジェクト内容に加え、本日(7月7日)スタートのクラウドファンディング、7月18日の広島県被団協と共同の記者会見、10月15日の完成披露式についてご案内いたします。
INFO
原爆投下80年となる2025年、広島空港に「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が誕生します。メキシコと日本にルーツをもつ兄弟によるプロジェクトで、ピースボートも協力・賛同団体に加わっています。

プロジェクト内容に加え、本日(7月7日)スタートのクラウドファンディング、7月18日の広島県被団協と共同の記者会見、10月15日の完成披露式についてご案内いたします。

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」プロジェクト概要

【7月7日】クラウドファンディング開始
プロジェクト実現のため、7月7日(月)よりクラウドファンディングを開始いたしました(9月7日まで)。支援者のお名前、企業名は記念プレートに刻印する予定です。
「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」
READYFORページは以下のリンク先よりご覧ください。

【7月18日】広島県被団協・箕牧智之理事長迎えての記者会見
日時:7月18日(金)16時より
場所:広島県庁県政記者クラブ
企画提案者のグティエレス一郎、ピースボートの松村真澄および実行委員会メンバーが参加
広島県被団協の箕牧智之理事長、広島国際空港株式会社の中村康浩社長も参加(予定)

【10月15日】完成披露式
日時:10月15日(水)9時(予定)
場所:広島空港
アーティスト:Adri del Rocio & Carlos Alberto GH
「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」実行委員会構成メンバー:
グティエレス一郎/グティエレス実 企画提案・実行責任者
山邊昌太郎 広島県観光連盟(HIT)チーフプロデューサー/つなげるアート主催者
松村真澄 ピースボート

背景・趣旨

広島県とメキシコ・グアナファト州は、2014年に友好提携を結びました。これはマツダ社のメキシコ進出がきっかけです。その後、東京オリンピックの際、広島県がメキシコのオリンピック代表団全競技のホストタウンとなり、県を挙げてメキシコとの交流に発展しました。また、メキシコは世界の非核化を推進すべく精力的に活動してきた国でもあります。

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」は、①広島県とメキシコが培ってきた温かい友好関係と、②両者が共有する核兵器のない世界に向けた長年の取り組み、そして、③その努力が世界に評価された両国のノーベル平和賞受賞者の繋がりを題材として広島空港より大胆に平和のメッセージを発信します。本プロジェクトは上記のグアナファト州・文化部の賛同もいただいております。

さらに本壁画は、「広島を世界一アートな街にする」ことを目指す「つなげるアート」プロジェクトの第4弾の作品として実施します。

企画提案者・実行責任者プロフィール 

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」プロジェクトが始まります
本企画提案者・実行責任者は、メキシコ人の父と日本人の母を持つグティエレス一郎とグティエレス実の兄弟です。兄の一郎は、かつてピースボートの国際コーディネーターとして「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に携わり、初回航海より南米などの寄港地で被爆者の証言活動を支えました。

弟の実は、長年にわたってマツダのメキシコ支社で社長通訳を務め、広島県とグアナファト州の友好提携を最前線で支えてきました。東京オリンピックの際は、広島県の多くのホストタウンでメキシコ五輪選手団の通訳を務めています。また、メキシコ・オリンピック委員会に、広島県の受け入れ記念の壁画制作を提案し、実現。2021年には巨大壁画の完成披露式を主催し、昨年の湯崎知事メキシコ訪問時には、この壁画も視察しました。

アーティストについて

「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」プロジェクトが始まります
壁画を制作するのは、世界で活躍するメキシコ人壁画家姉弟のAdri del Rocio氏とCarlosAlberto GH氏。北米、南米、ヨーロッパ、中近東、アジアの25カ国以上で巨大な作品も含む壁画を制作した実績があります。

壁画制作に向け、ご賛同いただいているメキシコ在住被爆者の山下泰昭氏から被爆証言を聞き、七宝作家で被爆者の田中稔子氏からは証言と作品の助言をいただいています。

二人のSNSは以下よりご覧ください。

メキシコの非核外交との繋がり

メキシコは、1967年に世界初の非核兵器地帯条約となったラテンアメリカ・カリブ地域のトラテロルコ条約を主導し、他の地域の同様の条約のモデルとなりました。その立役者となった外交官の故アルフォンソ・ガルシア・ロブレス氏は1982年にノーベル平和賞を受賞。本壁画プロジェクトは、トラテロルコ条約機構(OPANAL)の正式な賛同を得ており、壁画はガルシア・ロブレス氏の功績をたたえる意図も込められてます。さらに、日本被団協の賛同をいただき、核なき世界に取り組んできた両国の受賞者の繋がりの象徴となります。

メキシコの非核外交はその後も続き、2017年に国連で採択された核兵器禁止条約の提案国に名を連ね、採択後も締約国会議の議長国を務めるなど、非核外交の先頭に立ってきました。
協力・賛同団体:
PLAY SPACE(つなげるアートプロジェクト主宰)
広島国際空港株式会社
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
ピースボート
トラテロルコ条約機構(OPANAL)
メキシコ日本商工会議所
在日メキシコ大使館
メキシコ・グアナファト州・文化部

連絡先(メディア取材など):mural.hiroshima.mexico@gmail.com

このレポートを読んだ方におすすめ