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ノーベル平和賞受賞3団体が米ロ両大統領に核廃絶を求める書簡を出しました

ノーベル平和賞受賞3団体が米ロ両大統領に核廃絶を求める書簡を出しました
レイキャビクのホフディハウス
このたび、核兵器廃絶に取り組んできたノーベル平和賞受賞団体である日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の3団体が連名で、米国のトランプ大統領と、ロシアのプーチン大統領に対して、直接会談をして核兵器廃絶に合意するよう求める書簡を出しました。

この書簡には、ピースボートの川崎哲が、ICANの代表者の一人として名を連ねています。書簡の全文は、この記事の末尾にリンクされています。
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レイキャビクのホフディハウス
このたび、核兵器廃絶に取り組んできたノーベル平和賞受賞団体である日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の3団体が連名で、米国のトランプ大統領と、ロシアのプーチン大統領に対して、直接会談をして核兵器廃絶に合意するよう求める書簡を出しました。

この書簡には、ピースボートの川崎哲が、ICANの代表者の一人として名を連ねています。書簡の全文は、この記事の末尾にリンクされています。

米ロ首脳は直接会談し、核廃絶に合意を

ノーベル平和賞受賞3団体が米ロ両大統領に核廃絶を求める書簡を出しました
1986年10月11~12日、米ロ首脳会談が行われたことが建物内に記されている
書簡は、核兵器をめぐる状況は「この数十年間で、もっとも危険性の高い」ものであるとした上で、「世界を核による破滅の瀬戸際から遠ざけ、軍縮を優先する」必要があるとしています。そして、米ロ両国政府がこの間、核軍縮に前向きととらえることのできる表明をしてきたことを踏まえ、「非核化に関する言葉には、行動が伴わなければなりません」として、両大統領に核廃絶への行動を求めています。

そして、1986年にレーガン、ゴルバチョフ両首脳がレイキャビクで首脳会談を行い核廃絶の合意の「わずか手前まで」に来ていたことを想起し、この両首脳がなしえなかった核廃絶の合意を実現するよう、トランプ、プーチン両大統領に要請しています。

ピースボートは6月21日にレイキャビク寄港

ノーベル平和賞受賞3団体が米ロ両大統領に核廃絶を求める書簡を出しました
この書簡は、来る6月21日に被爆者の一行がピースボートに乗ってレイキャビクに到着しホフディ・ハウスを訪れることに言及しています。ホフディハウスは、1986年10月に、レーガン・ゴルバチョフ会談が行われた歴史的な場所です。地球一周の船旅 Voyage120には、地球一周する被爆者2名が乗船しており、この場所を訪問予定です。ICANのメリッサ・パーク事務局長以下国際事務局メンバーらもこのときピースボートに乗船、同所を訪れる予定です。ノルウェーのノーベル研究所の関係者も来訪予定です。

米ロ両政府が核廃絶交渉を行う意思があるのであれば、ピースボートはその実現に向け、船上であれ陸上であれ、必要な支援を提供することを惜しみません。ピースボートは、被爆者の皆さんと共に、核廃絶に向けた交渉をすべての核保有国政府に求めていきます。

NPT準備委員会が開幕へ

ノーベル平和賞受賞3団体が米ロ両大統領に核廃絶を求める書簡を出しました
4月28日、ニューヨーク国連本部で、2026年核不拡散条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会が始まります。米ロをはじめとする核保有国は、改めて核兵器廃絶の明確な誓約を行い、誠実に核軍縮の行動をとるべきです。この準備委員会にピースボートとしては、ピースボートUSのメンバーが会議を傍聴しサイドイベントに出席するほか、核兵器をなくす日本キャンペーンの現地での取り組みを支援します。

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