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Voyage122 ハワイで海洋ごみ問題を学び、ビーチクリーン活動を実施しました

Voyage122 ハワイで海洋ごみ問題を学び、ビーチクリーン活動を実施しました
ピースボート地球一周の船旅 Voyage122は、ハワイ・ホノルルに寄港しました。美しい海が広がり、観光地として有名なハワイですが、近年は大量のごみが社会問題となっています。ピースボートは「オーシャン・アップサイクル・プロジェクト」の一環として、現地の環境保護団体と連携したスタディツアーを実施し、ビーチクリーン活動を行ないました。
ピースボート地球一周の船旅 Voyage122は、ハワイ・ホノルルに寄港しました。美しい海が広がり、観光地として有名なハワイですが、近年は大量のごみが社会問題となっています。ピースボートは「オーシャン・アップサイクル・プロジェクト」の一環として、現地の環境保護団体と連携したスタディツアーを実施し、ビーチクリーン活動を行ないました。

楽しみながら海を守る「オーシャン・アップサイクル・プロジェクト」

Voyage122 ハワイで海洋ごみ問題を学び、ビーチクリーン活動を実施しました
Voyage115で寄港した香港で
船で世界を旅するピースボートにとって、海の環境を守ることは、欠かすことのできない最優先事項のひとつです。これまで、国際会議への参加や政策提言、海洋保護に取り組む若者を船に招待して行なうスタディプログラムなど、長年にわたり様々な角度から海を守るためのアクションを重ねてきました。

そして、ピースボート設立40周年の節目となる2023年には、「オーシャン・アップサイクル・プロジェクト」を立ち上げ、海洋ごみ問題に取り組んでいます。

このプロジェクトは、ピースボートの水先案内人であり、作家・旅人として知られる高橋歩さんが共同代表を務める社会企業「TRUE BLUE(トゥルーブルー)」とのコラボレーションによって行なっています。
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ビーチクリーンで集めたプラスチックから作られた商品
「海洋問題をもっと身近に、気軽に楽しく」を合言葉に、誰もが楽しみながら海洋保護に関われるきっかけづくりをしています。主な活動は以下の3つです。

・世界各地でのビーチクリーン: 地元の環境保護団体と一緒に海辺の清掃活動
・船内ワークショップ: 海洋プラスチックごみを、世界に一つだけのアクセサリーに変える体験
・アップサイクル商品の販売: ビーチクリーンで回収したプラスチックごみを商品化し、船内ショップで販売

活動の輪は着実に広がりを見せています。これまでにVoyage115とVoyage118の合計31寄港地でビーチクリーンを実施して、のべ400名が参加しました。また船内ワークショップには900名以上が参加しました。

美しい海を取り戻すために活動する「マウリオラ・ケエヒ」

Voyage122 ハワイで海洋ごみ問題を学び、ビーチクリーン活動を実施しました
Voyage122が寄港したハワイ・ホノルルでは、ハワイ先住民による環境保護団体「マウリオラ・ケエヒ(Mauliola Ke 'ehi)」と共にスタディツアーを実施しました。ホノルル近郊の島・サンド島に到着し、まずはじめに島の歴史や現状、海洋問題に関するお話を聞きました。

サンド島はハワイの言葉で「マウリオラ」と呼ばれ、「生命の源」を意味します。マウリオラは元々、ハワイ王国時代に神聖な場所として位置付けられていました。また、周辺の海は豊かな漁場であり、養殖が盛んでした。

しかし、20世紀初頭から埋め立てやごみ問題の悪化により、水質が大きく変わってしまいました。そんな島にかつての自然環境を取り戻すため、「マウリオラ・ケエヒ」は活動しています。
Voyage122 ハワイで海洋ごみ問題を学び、ビーチクリーン活動を実施しました
この団体が環境保護と同時に力を入れているのが、海を通して心と体を健康にするウェルビーイングの実践です。ツアーではそのひとつで、素足で海水に浸かって行なう「アーシング」も体験しました。

ハワイ先住民の教えでは、「大地こそが薬である」と考え、海や土に触れることを大切にしています。素足で海水や大地に触れる「アーシング」は体内の電気バランスを整える効果があると言われ、現代的なヘルスケアの観点からも注目されています。

ビーチクリーンで見えた、海洋ごみの複雑な現実

Voyage122 ハワイで海洋ごみ問題を学び、ビーチクリーン活動を実施しました
いよいよビーチクリーンの時間です。各自が手袋をはめて、小さな網を持ち、砂浜を進みながらごみを拾いました。プラスチックとそれ以外のごみに分けて集めていきます。一見するときれいなビーチでしたが、食品の包装用紙やプラスチック製品、ガラス、ペットボトルなど、多くのごみが落ちていました。

2年前のVoyage115でもビーチクリーンを実施しましたが、その時に比べるとごみの総量は減っていました。一方で、小さくなったガラスと数ミリほどのプラスチック片が多くありました。よく目を凝らして丹念に探さなければなりません。

目に見えないほどの破片も多くあることが想像できます。近年問題となっているマイクロプラスチックに象徴されるように、回収が難しいごみが残る現状に、海洋ごみ問題の複雑化を実感しました。
Voyage122 ハワイで海洋ごみ問題を学び、ビーチクリーン活動を実施しました
ツアー参加者の一人は「一人だと気が滅入るけど、みんなとやると楽しい。宝探しをしているみたい」と話しました。実際にビーチクリーン中は、参加者同士が和気あいあいとした雰囲気で活動に取り組む姿が印象的でした。

また、「思ったよりゴミが多かった」「日本でもごみ問題に対して何か活動したい」と、この体験が環境保護やごみ問題について深く考えるきっかけとなったようです。

数グラムのごみが、世界を変えるきっかけになる

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今回回収したプラスチックは日本に持ち帰って「TRUE BLUE」の工場でアクセサリーなどに生まれ変わり、今後のピースボート船内のショップで販売される予定です。

「TRUE BLUE」共同代表の高橋歩さんには、今回のツアーにも同行していただきました。高橋さんはオーシャン・アップサイクル・プロジェクトについて「一番大切にしているのは、意識の変化」と言います。

アクセサリー1つに使われるのはわずか数グラムのごみですが、それをきっかけとして、人々の意識を変えることができます。数グラムのごみが、人々のごみを減らす行動につながり、将来的に何トンものごみを削減することにつながります。

Voyage122ではモーリシャスでも、同様のツアーを実施予定です。海洋問題は多岐に渡り、かつ複雑ですが、私たちにできることはあります。一人ひとりの小さな行動が広がることで、社会を変える力に変わります。

ピースボートは今後もより多くの人々にこのプロジェクトに参加していただき、体験を通じてごみ問題、そして海洋保護について考える機会を提供していきます。

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