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ガザの殺戮を止めよう! ケープタウンと洋上で緊急アクションを行いました

ガザの殺戮を止めよう! ケープタウンと洋上で緊急アクションを行いました
洋上でバナーを掲げる参加者
Voyage117は、5月11日に南アフリカ共和国のケープタウンに入港しました。パレスチナ自治区のガザでは、昨年から続くイスラエル軍による過酷な攻撃により、現在も多くの民間人が犠牲となっています。その殺戮を1日でも早く止めるための行動として、ケープタウン入港中のパシフィックワールド号で、幅30メートル、高さ5メートルの横断幕を掲げました。また、入港前日の5月10日には、船が南アフリカの海岸を航行する際、約300人の参加者が洋上で攻撃の停止を求める横断幕とプラカードを掲げるアクションを行いました。
洋上でバナーを掲げる参加者
Voyage117は、5月11日に南アフリカ共和国のケープタウンに入港しました。パレスチナ自治区のガザでは、昨年から続くイスラエル軍による過酷な攻撃により、現在も多くの民間人が犠牲となっています。その殺戮を1日でも早く止めるための行動として、ケープタウン入港中のパシフィックワールド号で、幅30メートル、高さ5メートルの横断幕を掲げました。また、入港前日の5月10日には、船が南アフリカの海岸を航行する際、約300人の参加者が洋上で攻撃の停止を求める横断幕とプラカードを掲げるアクションを行いました。

ICJの命令以降も増え続ける犠牲者

ガザの殺戮を止めよう! ケープタウンと洋上で緊急アクションを行いました
ピースボートが南アフリカでアクションを起こした理由は、パレスチナで起きている問題に迅速に対応してきた南アフリカ政府の姿勢に連帯を示すためでもあります。

南アフリカは、昨年12月にガザでイスラエルが行っている民間人殺害に対し、「イスラエルがジェノサイド条約違反を行っている」と国際司法裁判所(ICJ)に提訴しました。

提訴を受けたICJは、ジェノサイドであるかどうかは明確にしませんでしたが、24年1月にイスラエルに対して「ジェノサイドを防ぐための処置を取ること」を求める暫定措置命令を発しました。

しかしその後もイスラエルによる攻撃は続き、民間人犠牲者は増加するばかりです。また、水や食料の流入の停止により、飢餓も深刻になっています。

ネルソンマンデラ氏の大統領就任式の日に

ピースボートのアクションは、そうした虐殺や飢餓を即時停止を求めるものです。また、攻撃を停止するだけでなく、イスラエルが2007年に始めたガザ地区の軍事封鎖や、1967年から続く占領を終わらせることも訴えています。

これらはいずれも国際人道法違反であり、パレスチナの人々を苦しめる根源的な不正です。この占領の問題を解決しない限り、パレスチナはもちろん、イスラエルにも永続的な平和は訪れません。

ケープタウン入港前の洋上アクションに参加した人々は、「殺戮をやめろ」「今すぐ停戦」「ガザを救え」などと訴えるプラカードを掲げ、スピーチを行いました。なおこのアクションが行われた5月10日は、30年前にアパルトヘイト政策による人種差別に抵抗を続けたネルソン・マンデラ氏が、南アフリカで大統領として宣誓を誓った日でもあります。

この横断幕は、2023年10月以降、ピースボート洋上やギリシャ、トルコ、エジプト、南アフリカ(前回クルーズ)、日本などの港で掲げられてきたものです。ガザでの殺戮が止まるまで、ピースボートはこのようなアクションを続けていきます。

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