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笹川平和財団海洋政策研究所の若手リーダーがピースボートに乗船

笹川平和財団海洋政策研究所の若手リーダーがピースボートに乗船
2023年9月、ピースボート地球一周の船旅 Voyage 115のグアテマラからニューヨーク区間で、笹川平和財団の海洋政策研究所(OPRI)に所属する若手リーダー7人が乗船しました。ここではその様子をお伝えします。
2023年9月、ピースボート地球一周の船旅 Voyage 115のグアテマラからニューヨーク区間で、笹川平和財団の海洋政策研究所(OPRI)に所属する若手リーダー7人が乗船しました。ここではその様子をお伝えします。
笹川平和財団海洋政策研究所の若手リーダーがピースボートに乗船
今回のピースボートとOPRIとの提携プログラムには、オーストリア、フィジー、フランス、ケニア、メキシコ、フィリピン、トリニダード・トバゴから、7人の若者が参加しました。

具体的には、特に、海洋保護区や生態系の回復、コミュニティや自然を基盤とした課題解決、ブルーエコノミーに焦点をあて、船内や港でのカリキュラムを通して、海洋や関連する問題について理解を深め、知識や意見を共有しました。

このプログラムは、2021年から2030年までの「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」にも寄与しています。
笹川平和財団海洋政策研究所の若手リーダーがピースボートに乗船
今回のプログラムは、グアテマラでから始まり、パナマ(パナマ運河通行を含む)、ジャマイカ、マイアミでへの寄港を経て、ニューヨークで終了しました。

それぞれの寄港地では、カヤックでのマングローブ林の散策、サンゴ再生現場の訪問、海岸の清掃活動など、海の現状や問題を実体験から学びました。

各地での活動は、グアテマラの持続可能な海洋同盟(SOA)といった現地の団体やパートナーとの提携によって実現しました。プログラム参加者にとっても、課題に直面し取り組む現地の人々と出会う機会となりました。

パナマの先住民であるエンベラ(Embera)のコミュニティを訪れ、伝統文化を学ぶと同時に、気候変動の中でコミュニティを維持するためにエコツーリズムに乗り出した経緯なども学びました。
笹川平和財団海洋政策研究所の若手リーダーがピースボートに乗船
パシフィック・ワールド号の船内では、船旅の参加者や水先案内人と交流しました。

水先案内人の竹内貴康さんとは、プラスチック汚染の問題や、プラスチック廃棄物をアップサイクルして価値の高い製品を作る方法などを議論。

洋上で平和教育プログラムに参加している日本の若者たちとも交流し、それぞれの国や海への想いや海を守る必要性について言葉を交わしました。

プログラム参加者は、船旅の参加者が催した茶道などの行事にも参加し、日本文化に触れる機会もありました。
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マイアミ寄港中には「SDGsブルー・イノベーション・レセプションとパートナーシップ・エキスポ」、ニューヨークでは「SDGsパートナーシップ・セレブレーション」が開催され、現地のパートナー団体やブルーエコノミー・イノベーター、国連スタッフやその他要人と、プログラムでの学びや成果を報告しました。

参加した若き海洋リーダーたちは、知識と経験、そして人脈を広げた今回のプログラムを糧に、海洋問題について解決策を探り、取り組んでいく気持ちを新たに、それぞれの国に帰って行きました。
このレポートは、英語の報告記事を訳して編集したものです。

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