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気候危機にいますぐアクションを!「クライメート・リアリティ・リーダー」が、第103回ピースボートでイベントを行いました

気候危機にいますぐアクションを!「クライメート・リアリティ・リーダー」が、第103回ピースボートでイベントを行いました
洋上でレクチャーをするスタッフの岡田絢
2019年10月に東京で行われた「クライメート・リアリティ・リーダーシップ・トレーニング」は、二日間に渡って気候変動(気候危機)の分野のリーダーを育成するプロジェクトで、ピースボートも協賛団体として参加しました。そこでは学生、活動家、企業、自治体、NGOなどさまざまな分野の人が800名ほど参加しました。
洋上でレクチャーをするスタッフの岡田絢
2019年10月に東京で行われた「クライメート・リアリティ・リーダーシップ・トレーニング」は、二日間に渡って気候変動(気候危機)の分野のリーダーを育成するプロジェクトで、ピースボートも協賛団体として参加しました。そこでは学生、活動家、企業、自治体、NGOなどさまざまな分野の人が800名ほど参加しました。

研修を実践に活かす試み

気候危機にいますぐアクションを!「クライメート・リアリティ・リーダー」が、第103回ピースボートでイベントを行いました
プロジェクトのロゴマーク
この「クライメート・リアリティ・プロジェクト」は、環境活動家であり映画「不都合な真実」にも登場した元米国副大統領アル・ゴア氏が、2005年に立ち上げたものです。教育や草の根のリーダー育成を通して、気候危機に対して声を上げていける人材を一人でも多く増やそうという趣旨のプロジェクトとなっています。

東京での研修プログラムを受けた参加者たちは、研修を受けるだけではなく、その後実際に自分たちで啓発活動を実践する必要があります。そこで、第103回ピースボートに研修を受けたメンバーが乗船し、船内で気候危機に関する講座を開きました。

講座では、オーストラリアでの森林火災の被害状況を報告するとともに、環境汚染、気温上昇、海面上昇や再生可能エネルギーといったテーマの話をさせていただきました。

クルーズ航行中には6つの島を訪れましたが、島に住む人々は気候変動の影響を特に受けやすくなっています。異常気象や海面上昇は、その土地に住む人々を危険にさらしており、被害の頻度や規模も年々増加しています。

「気候危機」のために何ができるか

気候危機にいますぐアクションを!「クライメート・リアリティ・リーダー」が、第103回ピースボートでイベントを行いました
研修を受けたスタッフが修了証を手に
また6つの港を訪れた真夏のオーストラリアでは、近年では最悪と呼ばれる森林火災が2019年7月中旬から長期間にわたって続き、大きな被害を与えていました。(なお、240日以上続いた火災は、大雨などによって2020年2月から3月にかけて終息しています)

この状況は、世界では「気候変動」ではなくすでに「気候危機」として受け止められています。ピースボートスタッフは、私たちの住む地球の環境をこれ以上悪化させないために、今すぐアクションを起こすことが必要であると訴えました。

なお気候危機に関する講座は、過去のクルーズでも行われています。第101回ピースボートでは、クライメート・リアリティ・プロジェクトの専属スタッフが、水先案内人として船内で講座を行ないました。

2019年11月には、世界同時多発的に行われた「24 Hours of Reality(24時間の真実)」のキャンペーンが行われ、研修を受けたピースボートスタッフが、他のスタッフ向けに報告会を行いました。同時に、当時航行中だった第102回ピースボートの船内でも、キャンペーンに賛同する形で企画を行いました。ピースボートでは引き続き気候危機に関する啓発活動を洋上と陸の両方で行っていきます。

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