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ピースボートで出会うアルゼンチン

ピースボートで出会うアルゼンチン
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うアルゼンチン

ピースボートで出会うアルゼンチン
アルゼンチンは、南アメリカ南部の大西洋に面した広い国土を持つ国です。「世界の果て」と呼ばれる世界最南端の都市ウシュアイアも、アルゼンチン南端のフエゴ島に位置しています。

「南米のパリ」とも呼ばれる首都ブエノスアイレスの中でも、カラフルな建物が並ぶボカ地区では、路上でもタンゴのパフォーマンスを楽しむことができます。また、伝説的なディエゴ・マラドーナ選手が活躍したサッカークラブとスタジアムも人気の訪問地です。

炭火で焼いた牛肉、風味豊かなワイン、そしてデザートの「ドゥルセ・デ・レチェ」などもアルゼンチンならではの楽しみです。

同時に、ピースボートでは、まだ癒えない傷を抱えるこの国の歴史についても学びます。
ピースボートで出会うアルゼンチン
1976年、ホルヘ・ビデラ将軍が率いる軍事政権がクーデターにより政権を掌握しました。その後の7年間で、推定3万人が「失踪」または殺害されました。

アルゼンチン人の映画監督ミリアム・アンゲイラさんが、独裁政権下で行われた人権侵害と、現在進行中の司法手続きについて船内で説明します。

寄港中のスタディ・プログラムでは、政治犯とされた人々が拷問され殺害された秘密軍事施設だった場所を訪問し、人権団体「五月広場の母たち」と「祖母たち」による正義獲得のための活動について学びます。
ピースボートで出会うアルゼンチン
軍事政権時代から、行方不明者の生還と真実の究明を訴えつづけてきたのが、行方不明者の母親たちを中心に結成された「五月広場の母たち」です。

毎週木曜日、首都ブエノスアイレスの大統領府前にある五月広場を、白いハンカチを頭に巻いて、無言の「抗議の行進」を続けてきました。

「五月広場の母たち」の事務所を訪問した際、もう高齢になっている「母たち」から、「軍と癒着した大企業が、経営に邪魔な人間の拉致を依頼していた」、「軍部が、妊娠している女性をさらって子供を産ませてから殺し、子供のいない軍の幹部に赤ちゃんを売り渡していた」など、耳を疑うような話がいくつも語られました。

当時親から引き離された幼い子供達は、事実を知らされないまま他人の家庭で育てられており、姉妹団体である「5月広場の祖母たち」は、この子どもたちを探す活動を行なっています。
ピースボートで出会うアルゼンチン
アルゼンチンには多くの日系の住民が暮らしています。

水先案内人のモニカ・コギソさんは、日本人の中南米移民の歴史や日系社会の現実、アイデンティティの問題などを、船内で解説してくれます。

ブエノスアイレスでは、ピースボートの長年のパートナーであるアルゼンチン日系人協会の人たちと出会い1日を共にし、アルゼンチンと日本とのつながりを学びます。
ピースボートで出会うアルゼンチン
ウシュアイアは、南極大陸まで約1,000kmの距離にあり、南極観光の玄関口にもなっている街です。

街では、「世界の果て」の郵便局から絵葉書を送ったり、「世界最南端の鉄道」南フエゴ鉄道で「世界の果て駅」から「世界の果て号」に乗り込んで、滝や湖などの美しい風景を眺めることができます。

チリとアルゼンチンにまたがる100万平方キロメートルにおよぶ「パタゴニア地方」では、先住民族の文化の保護や、持続可能な開発と資源開発環境を守るために、ユネスコ世界遺産に登録する国際キャンペーンも行われています。

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