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世界190カ国で被爆証言会:第37〜39回を開催しました(フランス、フィリピン、アラブ首長国連邦)

世界190カ国で被爆証言会:第37〜39回を開催しました(フランス、フィリピン、アラブ首長国連邦)
2021年11月30日現在、52カ国で50回、累計3356人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
INFO
2021年11月30日現在、52カ国で50回、累計3356人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。

「戦争をするのも、平和を築くのも、人間」~三田村シズ子さん、フランスの参加者に

世界190カ国で被爆証言会:第37〜39回を開催しました(フランス、フィリピン、アラブ首長国連邦)
2021年8月9日。長崎に原爆が落とされてから、ちょうど76年。

亡くなった方のいのちや平和について想いを馳せたこの日、ICAN フランスと平和首長会議・フランス支部(Mayors for Peace French Chapter)の主催のもと、37回目のオンライン証言会が行われました。

ICAN フランスのジャン-マリー・コリン(Jean-Marie Collin)さんや、広島市の「へいわ大使」と長崎市の「平和特派員」をされている美帆・シボさんからもお話をいただきました。

10人の参加者が、長崎の被爆者、三田村シズ子さんのお話に耳を傾けました。

今回初めてオンライン証言会に参加した三田村シズ子さんは、絵や写真を使った紙芝居を手に、ご自身のお話を聞かせてくださいました。シズ子さんは当時3歳8ヶ月。長崎爆心地から4キロの辺りに、家族8人で暮らしていました。

原爆を生き延び、大人になって、二人の子どもを育てましたが、娘さんはガンを患い、39歳で短い生涯を終えてしまいました。

「命の続く限り、戦争の愚かさや残酷さ、平和の尊さ、核兵器や原発から排出される放射線の恐ろしさを、特に若い世代に語り続けていきます」とシズ子さんは娘さんにそう約束したといいます。

「戦争を始めるのは人間ですが、人間は平和を築き上げることも出来るのです。永遠の平和と世界中の戦争と核兵器がなくなるまで、あきらめません。」

穏やかな表情ながらも、想像しきれない苦しみを体験してこられたシズ子さんの言葉には、強い想いが込められていました。

「復讐」から「許し」へーフィリピンのミリアム大学の学生と共にー

世界190カ国で被爆証言会:第37〜39回を開催しました(フランス、フィリピン、アラブ首長国連邦)
8月23日、38回目の証言会が、フィリピンのミリアム大学の主催で行われました。

今回、企画と受け入れをして下さったのは、GPPAC(武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ)のメンバーで、同大学平和教育センター長であるロレータ・カストロさんでした。

当日は、学生をはじめとする300人を超える多くの人が参加してくださいました。

今回、証言をしてくださったのは、1944年生まれ、当時生後8ヶ月で被爆を体験した近藤紘子さん。証言は全て英語で行われました。

とても印象的だったのは、度々登場した「復讐(revenge)」、「許し(forgive)」という言葉。そして、原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」の副操縦士とのお話でした。

原爆で大怪我をした少女を多く目にして育った近藤さんは、幼いながらに、復讐の気持ちを強く持っていたそうです。ところが、1995年の5月11日、当時10歳だった紘子さんは、アメリカのTV番組に家族と一緒に出演して、原爆を投下した飛行機の副操縦士ロバート・ルイス大尉と対面しました。

やりとりの中で、大尉も同じ人間だったと気づかされた近藤さんには大きな気持ちの変化があったそうです。

参加者からはたくさんのコメントや質問が寄せられ、有意義な時間となりました。

アラブ首長国連邦 でのピースランタンセレモニー

世界190カ国で被爆証言会:第37〜39回を開催しました(フランス、フィリピン、アラブ首長国連邦)
2021年8月9日、長年ピースボートに携わってきたホセ・バーゲス(Jose Varghese)さんは、Y’s Men’s International主催、広島・長崎の原爆犠牲者追悼式に参加しました。

Y’s Men’s InternationalはYMCAのパートナー団体であり、ピースボートが掲げる「核兵器のない世界」という目標を共有しています。

ホセさんは、「悲劇」ではなく「和解と希望」の象徴となることを選んだ広島と長崎の人々を称賛し、そして両都市を訪ねた自身の体験や、ピースボートに乗船した時の素晴らしい経験について語りました。

追悼式では、核兵器の犠牲者に捧げるため広島市長の平和宣言を読み上げ、そしてピースボートから参加者に向けて、被爆者である和田征子さんの証言ビデオが上映されました。

ビデオでは和田さんが1歳10カ月のときに体験された、想像を絶するような当時の様子が語られていました。

和田さんは長い間、母親の体験は自分が語るべきものではないと感じていました。しかし、母親をはじめとする多くの被爆者が亡くなってしまった今、和田さんはその活動を引き継ぐため自分に出来ることをしようと決心しました。

今では母親の体験を自分のものにし、ホセさんのように平和を願うたくさんの人たちに語り継いでいます。

【ご参加とご協力を歓迎します】

世界190カ国で被爆証言会:第37〜39回を開催しました(フランス、フィリピン、アラブ首長国連邦)
このプロジェクトを実施し目標を達成するためには、多くの皆さんの力を合わせる必要があります。

証言者としてはこれまでにピースボートに乗船された被爆者の方々を、また、企画や通訳としてはピースボートのスタッフやボランティアを想定しています。

各国での受け入れは、ピースボートが過去数十年にわたり各国で築いてきた幅広いパートナーや、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)その他の国際NGOネットワークを通じて行う予定です。

それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。

◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから

【支援金をお願いしています】

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このプロジェクトを成功させていくためには、企画、折衝、実施、通信などに多大な費用が必要です。皆さまからの支援金をお願いします。

◆支援金の送り先

郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)

ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)

クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。

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