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世界190カ国で被爆証言会を行います~おりづるプロジェクト・オンライン

世界190カ国で被爆証言会を行います~おりづるプロジェクト・オンライン
オンラインで被爆証言をするカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(2020年7月)
「生きているうちに核兵器のない世界を実現したい。」広島・長崎の多くの被爆者の方々は、そう願い、訴え続けてきました。原爆が投下されてから75年が経ち、被爆者の平均年齢は83歳を超えています。被爆者や世界の核実験被害者の訴えに応えて、2017年に国連で核兵器禁止条約が採択され、2021年1月に発効しました。それでも、核保有国は核を手放そうとせず、世界各地で新たな軍拡競争の兆しがみえます。このままでは、被爆者の願いに反して、核の惨禍がくり返されてしまう危険性があります。
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オンラインで被爆証言をするカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(2020年7月)
「生きているうちに核兵器のない世界を実現したい。」広島・長崎の多くの被爆者の方々は、そう願い、訴え続けてきました。原爆が投下されてから75年が経ち、被爆者の平均年齢は83歳を超えています。被爆者や世界の核実験被害者の訴えに応えて、2017年に国連で核兵器禁止条約が採択され、2021年1月に発効しました。それでも、核保有国は核を手放そうとせず、世界各地で新たな軍拡競争の兆しがみえます。このままでは、被爆者の願いに反して、核の惨禍がくり返されてしまう危険性があります。

オンラインで被爆証言会

世界190カ国で被爆証言会を行います~おりづるプロジェクト・オンライン
オンラインで被爆証言をするメキシコ在住の被爆者山下泰昭さん(2020年7月)
ピースボートは2008年以来、おりづるプロジェクトとして、広島・長崎の被爆者の皆さんに地球一周の船旅に乗船していただき、世界各地で証言をする活動を続けてきました。核の恐ろしさを生身の人間の言葉として一人ひとりに伝えていくことが、核兵器の非人道性についての国際世論を高めることにつながりました。これまでに約180名の被爆者がこのプロジェクトに参加しています。

しかし2020年に入り、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、人が集まる会合はできなくなり、ピースボートも船旅を出せない状態になってしまいました。そこでピースボートでは2020年7月から8月にかけて、オンライン被爆証言会を計4回、7カ国語を駆使して実施したほか、原爆資料館のオンラインツアーや広島・長崎からのSNSライブトークを世界に向けて行いました。

これらの経験を生かして、これから「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施していきます。

被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思います。

※後援:日本原水爆被害者団体協議会(被団協)、平和首長会議
※2020年10月に開始し、2021年1月末時点で9か国で13回の証言会に890名が参加しました。

2021年末までに100カ国で実施

世界190カ国で被爆証言会を行います~おりづるプロジェクト・オンライン
国連加盟国は現在193カ国です。国連に加盟していない国や地域も加えれば、世界には約200の国があります。このうち物理的に実施が不可能である国を除いて基本的にすべての国で被爆証言会を行うことをめざして、190カ国での実施を目標とします。そのうち100カ国以上を2021年末までに実施したいと思います。

核兵器禁止条約は、2021年1月22日に発効し、そこから1年以内に第1回締約国会議が開かれます。これは、核兵器の時代を終わらせ新たな時代の扉を開くとても重要な国際会議になります。私たちは、被爆証言会を実施した一つ一つの国で核廃絶へのメッセージを集め、それを核兵器禁止条約の締約国会議に届けます。核兵器をもう終わらせようという被爆者の声と、それを支持する100カ国超の世界の市民の声を、締約国会議に届けたいと思います。

証言会は基本的にオンラインで実施します。コロナウィルスをめぐる世界の状況が改善してきたら、対面での証言会も取り入れていきます。ピースボートはこれまで、船が入ることのできる大きな港のある国でしか証言会を開けませんでした。しかしオンラインであれば、実施の可能性は大幅に広がります。核保有国や「核の傘」の下の国では1国につき複数回行い、広島・長崎だけではなく世界の核実験被害者による証言も取り入れていきます。

ご参加とご協力を歓迎します

世界190カ国で被爆証言会を行います~おりづるプロジェクト・オンライン
このプロジェクトを実施し目標を達成するためには、多くの皆さんの力を合わせる必要があります。私たちは、証言者としてはこれまでにピースボートに乗船された被爆者の方々を、また、企画や通訳としてはピースボートのスタッフやボランティアを想定しています。各国での受け入れは、ピースボートが過去数十年にわたり各国で築いてきた幅広いパートナーや、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)その他の国際NGOネットワークを通じて行う予定です。

それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。

◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから

支援金をお願いしています

世界190カ国で被爆証言会を行います~おりづるプロジェクト・オンライン
このプロジェクトを成功させていくためには、企画、折衝、実施、通信などに多大な費用が必要です。皆さまからの支援金をお願いします。

◆支援金の送り先

郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)

ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)

クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。
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