世界190カ国で被爆証言会:第31〜33回を開催しました(レバノン、ジョージア、ドイツ)
2021年9月21日現在、38カ国で42回、累計2984人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
- プロジェクト: おりづるプロジェクト
INFO
2021.9.24
2023.2.27
2021年9月21日現在、38カ国で42回、累計2984人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
人災を経て繋がる ~広島とレバノン~
第31回目のオンライン証言会は、6月10日に開催しました。
レバノンのMAAN(The Socio-Economic Justice Initiative:社会経済的な正義を求める運動)という団体が主催し、6名が参加しました。
レバノンでは昨年(2020年)8月4日、首都ベイルートで大爆発があり、200人以上が死亡し、何千人もの人々が負傷、何万人もの人々が住む場所を失いました。
爆発事故で大切な夫を失ったシャリマー・シンノさんは、10ヶ月経っても身体からガラスの破片が出てくると、身体的にも精神的にも深い傷を負っている自身の体験を話してくださいました。
広島で3歳の時に被爆した上田紘治さんは、
「罪なき人々の命を奪うなどあってはならない行為です。爆発により家族を失ったことへの悲しみは、原爆を経験したものとして十分に想像できます。その思いを胸に、被爆の実相をお話しします。」
と、ご自身の76年前とその後の体験を伝えました。
レバノンのMAAN(The Socio-Economic Justice Initiative:社会経済的な正義を求める運動)という団体が主催し、6名が参加しました。
レバノンでは昨年(2020年)8月4日、首都ベイルートで大爆発があり、200人以上が死亡し、何千人もの人々が負傷、何万人もの人々が住む場所を失いました。
爆発事故で大切な夫を失ったシャリマー・シンノさんは、10ヶ月経っても身体からガラスの破片が出てくると、身体的にも精神的にも深い傷を負っている自身の体験を話してくださいました。
広島で3歳の時に被爆した上田紘治さんは、
「罪なき人々の命を奪うなどあってはならない行為です。爆発により家族を失ったことへの悲しみは、原爆を経験したものとして十分に想像できます。その思いを胸に、被爆の実相をお話しします。」
と、ご自身の76年前とその後の体験を伝えました。
客人をもてなすのが大好きなジョージアに迎えられて
6月24日、第32回目のオンライン証言会はヨーロッパとアジアの境にあるコーカサス地方の国、ジョージアの平和大学の学生に向けて開催されました。
日本語を学ぶ学生約40人が参加しました。
主催してくださったコンスタンティン・ツセレテリ先生は、大阪に留学していた時に広島の資料館や原爆ドームを訪れ、大きな衝撃を受けしばらくの間言葉を失い、それからしばらくは広島の原爆について語り続けたそうです。
「ジョージアはチェルノブイリ事故が起きたウクライナに近く、核兵器や原発の問題を自分ごととして学ぶことは非常に大切」とも語りました。
3人の学生が日本語などでスピーチをしてから、5歳のとき広島で被爆した堀江壮さんの証言を聞きました。
学生から質問を受けた後、みんなで鶴を折って笑顔で会を終えました。
日本語を学ぶ学生約40人が参加しました。
主催してくださったコンスタンティン・ツセレテリ先生は、大阪に留学していた時に広島の資料館や原爆ドームを訪れ、大きな衝撃を受けしばらくの間言葉を失い、それからしばらくは広島の原爆について語り続けたそうです。
「ジョージアはチェルノブイリ事故が起きたウクライナに近く、核兵器や原発の問題を自分ごととして学ぶことは非常に大切」とも語りました。
3人の学生が日本語などでスピーチをしてから、5歳のとき広島で被爆した堀江壮さんの証言を聞きました。
学生から質問を受けた後、みんなで鶴を折って笑顔で会を終えました。
言葉に宿る魂に触れる作品を作りたい
7月3日、33回目のおりづるプロジェクト・オンラインの証言会では、ドイツ語への通訳を介して、約100人にお話を聞いてもらいました。ドイツ西部の街ボーフムにあるルール大学をはじめ様々な団体の協力のもと、大学生、教員、平和活動に従事する方々が参加しました。
「あっちゃーん」という呼びかけとともに登場したのは、小谷孝子さんと人形のあっちゃん。幼稚園教諭をしていたときに腹話術を習った小谷さんは、人形と共に平和を語っていく活動を続けています。そして今回も、6歳の時に経験した戦争について、その時亡くなった3歳の弟について、小谷さんは膝の上のあっちゃんに語り始めました。
2008年の第一回おりづるプロジェクトで映像記録担当スタッフを務めた国本隆史さんは、自身が父親になった今、改めて被爆証言を聞く中で、小谷さんのお母さんの心境に思いを巡らせました。
今後もドイツでより多くの人に証言を聞いてもらう機会をつくりたいと国本さんは報告しています。
「あっちゃーん」という呼びかけとともに登場したのは、小谷孝子さんと人形のあっちゃん。幼稚園教諭をしていたときに腹話術を習った小谷さんは、人形と共に平和を語っていく活動を続けています。そして今回も、6歳の時に経験した戦争について、その時亡くなった3歳の弟について、小谷さんは膝の上のあっちゃんに語り始めました。
2008年の第一回おりづるプロジェクトで映像記録担当スタッフを務めた国本隆史さんは、自身が父親になった今、改めて被爆証言を聞く中で、小谷さんのお母さんの心境に思いを巡らせました。
今後もドイツでより多くの人に証言を聞いてもらう機会をつくりたいと国本さんは報告しています。
【ご参加とご協力を歓迎します】
各国での受け入れは、ピースボートが過去数十年にわたり各国で築いてきた幅広いパートナーや、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)その他の国際NGOネットワークを通じて行っています。
それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。
◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから
それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。
◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
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【支援金をお願いしています】
このプロジェクトを成功させていくためには、企画、折衝、実施、通信などに多大な費用が必要です。皆さまからの支援金をお願いします。
◆支援金の送り先
郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)
クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。
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加入者名 ピースボート
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詳しくは
おりづるプロジェクトのブログで、詳しい報告をご覧いただけます。