世界190カ国で被爆証言会:第13〜15回を開催しました(米国、インド、英国)
2021年2月20日現在、15カ国で11回、累計1310人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
- プロジェクト: おりづるプロジェクト
INFO
2021.3.12
2023.2.27
2021年2月20日現在、15カ国で11回、累計1310人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
歴史上の出来事を人間の視点から考えること
2021年1月30日、第13回目のオンライン証言会が開かれました。アメリカの大学の同窓である約10名の参加者の皆さんとの、意欲あふれるセッションとなりました。
今回の証言をしてくださったのは、生後8カ月の時に広島で被爆された近藤紘子さんでした。英語が堪能な紘子さんは、今回英語でご自身の体験を語ってくださいました。
原爆を落としたアメリカ兵を「いつか必ず見つけ出し、やっつけてみせる」と子どもながらに決心していた紘子さんの心が変わったのは、10歳のとき、原爆を投下したエノラ・ゲイに乗っていた元アメリカ兵の話を聞く機会があったからだというとても印象深いお話もありました。
参加した、高校で教師をしているクリスティさんは、「若い生徒たちにとって、資料館に行って実際に映像や原爆によって破壊された当時の生活用品などを見ることは、彼らの心になにかはっと気づかせるものがある。」と、実際に目で見ることの大切さを話してくれました。
今回の証言をしてくださったのは、生後8カ月の時に広島で被爆された近藤紘子さんでした。英語が堪能な紘子さんは、今回英語でご自身の体験を語ってくださいました。
原爆を落としたアメリカ兵を「いつか必ず見つけ出し、やっつけてみせる」と子どもながらに決心していた紘子さんの心が変わったのは、10歳のとき、原爆を投下したエノラ・ゲイに乗っていた元アメリカ兵の話を聞く機会があったからだというとても印象深いお話もありました。
参加した、高校で教師をしているクリスティさんは、「若い生徒たちにとって、資料館に行って実際に映像や原爆によって破壊された当時の生活用品などを見ることは、彼らの心になにかはっと気づかせるものがある。」と、実際に目で見ることの大切さを話してくれました。
莫大な費用で核兵器を作っているインド
2021年2月4日、第14回目の証言会は、インドのデリー大学のビシャル・チョーダリー教授(Dr. Vishal Chaudhary)の呼びかけで集まった学生320名に向けて開催しました。
チャル教授(Dr Charru Sharma)は、始めの挨拶で、「平和は外に求めるモノでなく、私たちの内なるところにある。今回の証言会から平和とは何かを考えるきっかけにしたい」と学生たちに声をかけました。
証言をしてくださったのは、被爆二世の東野真理子さん。ご自身は戦後生まれですが、被爆当時17歳であった母・智佐子さんとおばあ様の被爆体験を話してくださいました。
東野さんは「世界平和はどこか遠いところにあるのではなく、どんな立場であれ、私たち一人ひとりが作っていくもので、心こそ大切だと思う。平和の世界をつくるために、自分はどうすればいいのか、何をすればいいのか考えてください。」と学生たちに伝えました。
チャル教授(Dr Charru Sharma)は、始めの挨拶で、「平和は外に求めるモノでなく、私たちの内なるところにある。今回の証言会から平和とは何かを考えるきっかけにしたい」と学生たちに声をかけました。
証言をしてくださったのは、被爆二世の東野真理子さん。ご自身は戦後生まれですが、被爆当時17歳であった母・智佐子さんとおばあ様の被爆体験を話してくださいました。
東野さんは「世界平和はどこか遠いところにあるのではなく、どんな立場であれ、私たち一人ひとりが作っていくもので、心こそ大切だと思う。平和の世界をつくるために、自分はどうすればいいのか、何をすればいいのか考えてください。」と学生たちに伝えました。
核兵器「廃絶元年」おめでとうございます
2021年2月20日、第15回目のオンライン証言会を行いました。イギリスの反核団体であるCND(Campaign for Nuclear Disarmament)のスタッフや会員の100名とともに、核兵器の現状や課題についても考えました。
今回の証言者は三宅信雄さん。「皆さん、核兵器“廃絶元年”おめでとうございます。」という挨拶のあと、映像で証言を届けてくださいました。映像では、16歳の時の被爆体験だけでなく、その後の被爆した方の苦悩、広島・長崎の原爆投下の悲しみで終わることなく、核実験や核兵器が世界中に広がっていくことにより再び悲しみが起きたというところまで語られました。
「私は核兵器廃絶は必ず実現すると信じております」と、三宅さんは確信に満ちた言葉を届けました。
その根拠として、核兵器禁止条約により、核兵器は絶対に悪だという事が認められ国際社会の考えが変わったことを挙げ、また同時に、アメリカの奴隷制度の廃止、婦人参政権の獲得、そしてアパルトヘイトの廃止などで見られたように、価値観は変わるものであることを指摘されていました。
今回の証言者は三宅信雄さん。「皆さん、核兵器“廃絶元年”おめでとうございます。」という挨拶のあと、映像で証言を届けてくださいました。映像では、16歳の時の被爆体験だけでなく、その後の被爆した方の苦悩、広島・長崎の原爆投下の悲しみで終わることなく、核実験や核兵器が世界中に広がっていくことにより再び悲しみが起きたというところまで語られました。
「私は核兵器廃絶は必ず実現すると信じております」と、三宅さんは確信に満ちた言葉を届けました。
その根拠として、核兵器禁止条約により、核兵器は絶対に悪だという事が認められ国際社会の考えが変わったことを挙げ、また同時に、アメリカの奴隷制度の廃止、婦人参政権の獲得、そしてアパルトヘイトの廃止などで見られたように、価値観は変わるものであることを指摘されていました。
【ご参加とご協力を歓迎します】
各国での受け入れは、ピースボートが過去数十年にわたり各国で築いてきた幅広いパートナーや、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)その他の国際NGOネットワークを通じて行っています。
それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。
◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから
それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。
◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
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【支援金をお願いしています】
このプロジェクトを成功させていくためには、企画、折衝、実施、通信などに多大な費用が必要です。皆さまからの支援金をお願いします。
◆支援金の送り先
郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)
クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。
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詳しくは
おりづるプロジェクトのブログで、詳しい報告をご覧いただけます。