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世界190カ国で被爆証言会:第34〜36回を開催しました(エルサルバドル、コスタリカ、西アフリカ)

世界190カ国で被爆証言会:第34〜36回を開催しました(エルサルバドル、コスタリカ、西アフリカ)
2021年11月30日現在、52カ国で50回、累計3356人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
INFO
2021年11月30日現在、52カ国で50回、累計3356人の方に証言を届けました。
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。

心の傷をどう癒す?~エルサルバドル内戦体験者から問われて~

世界190カ国で被爆証言会:第34〜36回を開催しました(エルサルバドル、コスタリカ、西アフリカ)
2021年7月4日、第34回目のオンライン証言会は中米のエルサルバドルとつないで開催しました。

今回の主催者は、ピースボートの水先案内人として乗船され、寄港時には何度もスタディツアーの受け入れをしてくださっているアナ・フランシス・ゴンゴラさん。参加してくれたのは、人類学者、作家、オーストラリアや米国在住の友人あわせて10名でした。

広島での被爆体験について証言をしてくださった田中稔子(としこ)さんは、 ピースボートでエルサルバドルや南米を訪問しました。70歳くらいでしたが、被爆者としての責任を果たすために証言を始めることになりました。いまでは自分の使命を感じ、生涯をかけて証言をしています。

エルサルバドル内戦で銃弾の飛び交う中を逃げた経験があり、今でもトラウマに悩まされている女性から「戦争という恐ろしい体験でできた心の傷をどのように癒してきたのか」という質問がありました。

田中さんは、「世界に核兵器を使わせないという、自分の外側に重点を置くことで、トラウマが少しずつ軽くなっています。個人のトラウマを少しだけ置いて、頑張るしかないのです。どうかエルサルバドルの皆さんもぜひ協力してください」と答えました。

コスタリカにならい、平和への道を発信し続けたい

世界190カ国で被爆証言会:第34〜36回を開催しました(エルサルバドル、コスタリカ、西アフリカ)
第35回目のオンライン証言会は、26カ国目となるコスタリカより30名の方が参加されました。

核兵器禁止条約の国連での交渉会議・議長だったコスタリカのエレイン・ホワイト大使を迎えての、記念すべきセッションとなりました。

今回証言をしてくださったのは、1929年に東京で生まれ、小学校5年生の時に家族で広島に移り住んだ服部道子さん。女学校卒業後、看護士として働いている時、被爆しました。

SGIコスタリカのマルガリータ・ノーボさんが司会を務め、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)とICANを代表し、カルロス・ウマーニャさんから世界の核兵器保持の現状についてお話しいただきました。

「核戦争のリスクはかつてないほど高まっている。核兵器は膨大な数の民間人を恐ろしい方法で殺すために作られており、その影響はコントロールできない。そのため、核兵器を使用することはその国にとって自殺行為にもなる。」とカルロスさんは説明しました。

「服部道子さんの悲痛な物語、そして彼女が今も苦しんでおられることが、今度はもっともっと大きな規模で繰り返されるかもしれないということに、私たちの目を向けさせてくれますように。」と続けました。

「話しあってアクションに向かいたい」和田征子さん、西アフリカの人々に語る

世界190カ国で被爆証言会:第34〜36回を開催しました(エルサルバドル、コスタリカ、西アフリカ)
36回目のオンライン証言会は、アフリカ宗教者平和会議(ACRP)主催で行われました。今回はアフリカ西部の国、カメルーン、ギニア、コートジボワール、ナイジェリア、ブルキナファソ、マリから約60名の参加者が集まりました。

今回証言してくださったのは、和田征子さん。英語で証言してくださいました。

和田さんは1943年に長崎で生まれ、1歳10か月のとき長崎で被爆されました。幼かったため、ご自身の記憶はないものの、母親から繰り返し当時の様子を聞いて育ったと言います。

「人間の尊厳とは一体何なのでしょうか?私たちはゴミのように焼かれるために生まれてきたのではありません」

「キノコ雲の下にいた彼らは、人種、国籍、年齢、性別問わず、被爆者として生きること、または死ぬことを強いられました」

和田さんは力強く訴えました。

参加者からは、「被爆者は復讐がしたいわけではなく、みんなで話しあってアクションに向かっていくことを望んでいる」との和田さんの意見が印象的だったという声がありました。

【ご参加とご協力を歓迎します】

世界190カ国で被爆証言会:第34〜36回を開催しました(エルサルバドル、コスタリカ、西アフリカ)
このプロジェクトを実施し目標を達成するためには、多くの皆さんの力を合わせる必要があります。

証言者としてはこれまでにピースボートに乗船された被爆者の方々を、また、企画や通訳としてはピースボートのスタッフやボランティアを想定しています。

各国での受け入れは、ピースボートが過去数十年にわたり各国で築いてきた幅広いパートナーや、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)その他の国際NGOネットワークを通じて行う予定です。

それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。

◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから

【支援金をお願いしています】

世界190カ国で被爆証言会:第34〜36回を開催しました(エルサルバドル、コスタリカ、西アフリカ)
このプロジェクトを成功させていくためには、企画、折衝、実施、通信などに多大な費用が必要です。皆さまからの支援金をお願いします。

◆支援金の送り先

郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)

ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)

クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。

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