ニューヨークで「オーシャン・ガラ&ブルー・イノベーション・レセプション」開催。海の未来を担う人々が集いました

2026年6月10日、ピースボート地球一周の船旅 Voyage123のニューヨーク寄港にあわせ、停泊中の船内でピースボート初となる「オーシャン・ガラ&ブルー・イノベーション・レセプション(Ocean Gala & Blue Innovation Reception)」を開催しました。
国連の「世界海洋デー」および「国連 持続可能な開発のための海洋科学の10年」を記念して開催された本イベントには、国連関係者、各国の外交官、若者のリーダー、海洋分野の専門家やイノベーターなど、海洋環境の保全に取り組む多様な人々が集まりました。
国連の「世界海洋デー」および「国連 持続可能な開発のための海洋科学の10年」を記念して開催された本イベントには、国連関係者、各国の外交官、若者のリーダー、海洋分野の専門家やイノベーターなど、海洋環境の保全に取り組む多様な人々が集まりました。
- プロジェクト: SDGs キャンペーン
- 寄港地エリア: 南北アメリカ&カリブ
- クルーズ: 地球一周の船旅 Voyage123
- 関連キーワード: 環境・エコ
船
2026.9.1
2026.9.1
2026年6月10日、ピースボート地球一周の船旅 Voyage123のニューヨーク寄港にあわせ、停泊中の船内でピースボート初となる「オーシャン・ガラ&ブルー・イノベーション・レセプション(Ocean Gala & Blue Innovation Reception)」を開催しました。
国連の「世界海洋デー」および「国連 持続可能な開発のための海洋科学の10年」を記念して開催された本イベントには、国連関係者、各国の外交官、若者のリーダー、海洋分野の専門家やイノベーターなど、海洋環境の保全に取り組む多様な人々が集まりました。
国連の「世界海洋デー」および「国連 持続可能な開発のための海洋科学の10年」を記念して開催された本イベントには、国連関係者、各国の外交官、若者のリーダー、海洋分野の専門家やイノベーターなど、海洋環境の保全に取り組む多様な人々が集まりました。
海洋ガバナンスと国際的な連携を考える

イベントは、「アヴァ・マッキューン・クインテット(Ava McCune Quintet)」による音楽パフォーマンスと、「ナーカロカ(Nākaloka)」による伝統的な歓迎の歌で幕を開けました。
ピースボートUS事務局長を務めるエミリー・マグローンは、開会のあいさつで、自然の力を活用して環境や社会の課題を解決する取り組みを紹介するとともに、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海の豊かさを守ろう」の実現に向け、参加者が共通の目標を持って行動することの重要性を強調しました。
続いて、海洋政策や国際協力をテーマとした基調講演が行われました。国連法律問題局・海洋法・海事課(DOALOS)の首席法務官であるドミトリー・ゴンチャールさんは、世界海洋デーにおける国際的なパートナーシップの重要性を語り、「第3回世界海洋評価(World Ocean Assessment III)」を紹介しました。
これは、世界の海洋の現状や変化を科学的な知見に基づいて総合的に評価するもので、各国政府や機関、市民が連携して効果的な行動を進めるための科学的根拠を提供するものです。
その後の海洋政策と海洋科学をテーマとしたセッションでは、DOALOSのフランソワ・バイレさんと探検家のゲーリン・ローゼンワクスさんが登壇しました。気候変動の影響でますます難しくなっている海洋資源の管理と、持続可能な利用のあり方について議論しました。
ピースボートUS事務局長を務めるエミリー・マグローンは、開会のあいさつで、自然の力を活用して環境や社会の課題を解決する取り組みを紹介するとともに、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海の豊かさを守ろう」の実現に向け、参加者が共通の目標を持って行動することの重要性を強調しました。
続いて、海洋政策や国際協力をテーマとした基調講演が行われました。国連法律問題局・海洋法・海事課(DOALOS)の首席法務官であるドミトリー・ゴンチャールさんは、世界海洋デーにおける国際的なパートナーシップの重要性を語り、「第3回世界海洋評価(World Ocean Assessment III)」を紹介しました。
これは、世界の海洋の現状や変化を科学的な知見に基づいて総合的に評価するもので、各国政府や機関、市民が連携して効果的な行動を進めるための科学的根拠を提供するものです。
その後の海洋政策と海洋科学をテーマとしたセッションでは、DOALOSのフランソワ・バイレさんと探検家のゲーリン・ローゼンワクスさんが登壇しました。気候変動の影響でますます難しくなっている海洋資源の管理と、持続可能な利用のあり方について議論しました。
島国の未来を担う若者たちの声

このイベントでは、小島嶼(しょうとうしょ)開発途上国の若者たちの声にも焦点が当てられました。
小島嶼開発途上国とは、気候変動や海面上昇、自然災害などの影響を受けやすく、経済や社会の持続可能性に特有の課題を抱える開発途上国を指します。海と密接に関わりながら暮らす人々の声は、地球規模の海洋問題を考えるうえで重要な意味を持っています。
若者たちの声を政策決定の場に届けるために活動する「MESAグローバル・インパクト研究所(MESA Institute for Global Impact)」創設者および代表であるアダム・デ・ピコットさんが進行を務めました。
カリブ海地域に位置するタークス・カイコス諸島出身で「Youth for the SDGs」(海洋問題に取り組むピースボートのユースプログラム)修了生のオシン・ホワイトさんとの対談を通して、沿岸地域の人々が気候変動の影響に立ち向かい、困難を乗り越える力を高めるための協力について語りました。
続いて、若手海洋専門家や若者の社会参加を支援する専門家によるパネルディスカッションが行われました。進行役は「Youth for the SDGs」修了生のマーク・ヘイバーさんが務め、国連ユース・オフィスのマシュー・ハンターさんが、政策決定の場に若者が参加することの重要性について語りました。
さらに、メキシコ出身で「Youth for the SDGs」奨学生でもあるヒメナ・コラレスさんや、若手海洋専門家のレクシー・アディソンさんが、それぞれの現場での活動経験を語りました。
また、Voyage123内で実施中だったプログラム「Set Sail for Dialogue(対話のための航海)」の参加者たちも登壇しました。彼らは平和と対話に取り組むヨーロッパの若者のリーダーたちで、これまでの船旅での交流や学びを発表しました。
小島嶼開発途上国とは、気候変動や海面上昇、自然災害などの影響を受けやすく、経済や社会の持続可能性に特有の課題を抱える開発途上国を指します。海と密接に関わりながら暮らす人々の声は、地球規模の海洋問題を考えるうえで重要な意味を持っています。
若者たちの声を政策決定の場に届けるために活動する「MESAグローバル・インパクト研究所(MESA Institute for Global Impact)」創設者および代表であるアダム・デ・ピコットさんが進行を務めました。
カリブ海地域に位置するタークス・カイコス諸島出身で「Youth for the SDGs」(海洋問題に取り組むピースボートのユースプログラム)修了生のオシン・ホワイトさんとの対談を通して、沿岸地域の人々が気候変動の影響に立ち向かい、困難を乗り越える力を高めるための協力について語りました。
続いて、若手海洋専門家や若者の社会参加を支援する専門家によるパネルディスカッションが行われました。進行役は「Youth for the SDGs」修了生のマーク・ヘイバーさんが務め、国連ユース・オフィスのマシュー・ハンターさんが、政策決定の場に若者が参加することの重要性について語りました。
さらに、メキシコ出身で「Youth for the SDGs」奨学生でもあるヒメナ・コラレスさんや、若手海洋専門家のレクシー・アディソンさんが、それぞれの現場での活動経験を語りました。
また、Voyage123内で実施中だったプログラム「Set Sail for Dialogue(対話のための航海)」の参加者たちも登壇しました。彼らは平和と対話に取り組むヨーロッパの若者のリーダーたちで、これまでの船旅での交流や学びを発表しました。
初の「オーシャン・スチュワードシップ賞」授与

この日のメインイベントとなったのが、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」の達成に向けて今回初めて創設した「ピースボートUS・オーシャン・スチュワードシップ賞」の授賞式でした。
ここでは、「Reimagining our Shared Ocean(私たちが共有する海の未来を描き直す)」というテーマのもと、海洋問題の解決に向けて尽力してきた4名が表彰されました。
ここでは、「Reimagining our Shared Ocean(私たちが共有する海の未来を描き直す)」というテーマのもと、海洋問題の解決に向けて尽力してきた4名が表彰されました。

<第1回 オーシャン・スチュワードシップ賞 受賞者>
【Youth Initiatives(若者の取り組み)部門】
ジェナヴィーヴ・メイズさん
ハワイの気候変動対策に関する法律制定に向けた取り組みでリーダーシップを発揮。
【Local & Community Impact(地域・コミュニティへの貢献)部門】
ケシア・トーキング・ウォーターズ・ローレンスさん
先住民主導のシンクタンク「ソブリン・サイエンス(Sovereign Science)」の創設者として、先住民族の視点から水の重要性を伝え、地域の水資源を守る活動を推進。
【Blue Innovation(ブルー・イノベーション)部門】
サム・タイカーさん
環境スタートアップ「コーラル・ヴィータ(Coral Vita)」の共同創設者として、陸上でサンゴを育てて海に移植するサンゴ礁の再生に取り組む。
【Ocean Literacy(海洋リテラシー)部門】
エリカ・ウールジー博士
非営利団体「ザ・ハイドラス(The Hydrous)」のCEO兼チーフ・サイエンティストとして、XR(VRやARなどの技術)を活用した海洋教育を推進。
※「ブルー・イノベーション」とは、海洋や水資源に関する課題を、科学技術や新しいビジネスモデルなどによって解決しようとする取り組みを指します。また「海洋リテラシー」は、海の仕組みや人間社会との関わりを理解し、海を守るために行動するための知識や理解のことです。
【Youth Initiatives(若者の取り組み)部門】
ジェナヴィーヴ・メイズさん
ハワイの気候変動対策に関する法律制定に向けた取り組みでリーダーシップを発揮。
【Local & Community Impact(地域・コミュニティへの貢献)部門】
ケシア・トーキング・ウォーターズ・ローレンスさん
先住民主導のシンクタンク「ソブリン・サイエンス(Sovereign Science)」の創設者として、先住民族の視点から水の重要性を伝え、地域の水資源を守る活動を推進。
【Blue Innovation(ブルー・イノベーション)部門】
サム・タイカーさん
環境スタートアップ「コーラル・ヴィータ(Coral Vita)」の共同創設者として、陸上でサンゴを育てて海に移植するサンゴ礁の再生に取り組む。
【Ocean Literacy(海洋リテラシー)部門】
エリカ・ウールジー博士
非営利団体「ザ・ハイドラス(The Hydrous)」のCEO兼チーフ・サイエンティストとして、XR(VRやARなどの技術)を活用した海洋教育を推進。
※「ブルー・イノベーション」とは、海洋や水資源に関する課題を、科学技術や新しいビジネスモデルなどによって解決しようとする取り組みを指します。また「海洋リテラシー」は、海の仕組みや人間社会との関わりを理解し、海を守るために行動するための知識や理解のことです。
ビジネスと環境保全をつなぐ

ビジネスと海洋環境保全の関係についても議論されました。気候変動に関する啓発活動を行う「クレバー・カーボン(Clever Carbon)」のミシェル・リーさんと、海洋保全に取り組む非営利団体「オーシャニック・グローバル(Oceanic Global)」のアンナ・デュコーさんが登壇し、企業が海に配慮した持続可能な事業活動を進めるための基準・認証プログラム「ブルー・スタンダード(The Blue Standard)」を紹介しました。
そして、女性リーダーたちによる気候変動アクションについてのディスカッションが行われました。気候変動対策への投資を促進する「インベスターズ・フォー・クライメート(Investors for Climate)」のヘレナ・ワッサーマンさん、気候変動問題への解決策を研究・発信する「プロジェクト・ドローダウン(Project Drawdown)」のハンナ・ジュリスト=ショーンさん、そして海洋保全への参加を広げる南アフリカの非営利団体「ブラック・マーメイド財団(The Black Mermaid Foundation)」創設者であるザンディレ・ンドロブさんが、意見を交わしました。
そして、女性リーダーたちによる気候変動アクションについてのディスカッションが行われました。気候変動対策への投資を促進する「インベスターズ・フォー・クライメート(Investors for Climate)」のヘレナ・ワッサーマンさん、気候変動問題への解決策を研究・発信する「プロジェクト・ドローダウン(Project Drawdown)」のハンナ・ジュリスト=ショーンさん、そして海洋保全への参加を広げる南アフリカの非営利団体「ブラック・マーメイド財団(The Black Mermaid Foundation)」創設者であるザンディレ・ンドロブさんが、意見を交わしました。
音楽とアートがつなぐ、新たな出会い

最後は、船上のプールデッキに移動して祝賀会が行われました。音楽プロジェクト「気候変動対策に取り組むDJたち(DJs 4 Climate Action)」や、自然と音楽を融合させた活動を行う「フューチャー・サウンズ・オブ・ネイチャー(Future Sounds of Nature)」のカトリさんとイーライ・ゴールドスタインさんによる音楽パフォーマンスが会場を盛り上げました。
サステナブル・ファッションを推進する「ジャンク・クチュール(Junk Kouture)」のファッションショーなども行われ、アートと環境保全を結びつけた創造的な取り組みが紹介されました。
サステナブル・ファッションを推進する「ジャンク・クチュール(Junk Kouture)」のファッションショーなども行われ、アートと環境保全を結びつけた創造的な取り組みが紹介されました。

また、海をテーマにアートや音楽、科学を組み合わせた文化プログラム「タイダル・シフツ(Tidal Shifts)」のアート企画をはじめ、ライブペインティング、ブース出展、アート展示などを通じて、多くのクリエイターが海のための作品を披露しました。
音楽やファッション、アートを通じて、参加者同士が交流し、新たなつながりや協働が生まれる活気に満ちた場となりました。この場で生まれたネットワークが、今後のさらなる変化を生み出す原動力になることが期待されます。
<「オーシャン・ガラ&ブルー・イノベーション・レセプション」ダイジェスト動画>
日本語字幕はありませんが、イベントの様子をご覧いただけます。
音楽やファッション、アートを通じて、参加者同士が交流し、新たなつながりや協働が生まれる活気に満ちた場となりました。この場で生まれたネットワークが、今後のさらなる変化を生み出す原動力になることが期待されます。
<「オーシャン・ガラ&ブルー・イノベーション・レセプション」ダイジェスト動画>
日本語字幕はありませんが、イベントの様子をご覧いただけます。





