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Voyage121でカンボジアの地雷問題を学ぶツアーを開催しました

Voyage121でカンボジアの地雷問題を学ぶツアーを開催しました
ピースボート地球一周の船旅 Voyage121で、カンボジアの地雷問題を学ぶツアーを開催しました。20~80代の参加者22名がカンボジアを訪問し、地雷除去団体や地雷被害者を支援するNGO、そしてピースボートが支援を続ける村を訪れ、地雷問題の「今」を学びました。

ここでは、ツアー中に訪問した世界最大級の地雷博物館や、かつてピースボートが支援して建設された小学校訪問の様子を報告します。
ピースボート地球一周の船旅 Voyage121で、カンボジアの地雷問題を学ぶツアーを開催しました。20~80代の参加者22名がカンボジアを訪問し、地雷除去団体や地雷被害者を支援するNGO、そしてピースボートが支援を続ける村を訪れ、地雷問題の「今」を学びました。

ここでは、ツアー中に訪問した世界最大級の地雷博物館や、かつてピースボートが支援して建設された小学校訪問の様子を報告します。

「地雷対策平和博物館」で地雷問題を学ぶ

Voyage121でカンボジアの地雷問題を学ぶツアーを開催しました
カンボジアで地雷や不発弾の除去活動を行なう政府機関「カンボジア地雷対策センター(CMAC)」の博物館を訪問しました。この博物館は、2026年7月の完成を目指して建設が進められていて、完成すれば地雷関連施設としては世界最大規模となる予定です。

今回は、一足早く完成している一部の施設を見学しました。館内には内戦時代に使用された地雷をはじめ、クラスター爆弾や砲弾の不発弾などが展示されていました。 参加者は、展示された武器の圧倒的な量や大きさに驚きつつ、館長の説明に熱心に耳を傾けていました。

私たちが訪問する前月の2025年7月には、カンボジアとタイとの国境周辺で軍事衝突が起きました。CMACは、この攻撃による不発弾の調査を行なっていました。内戦中の地雷や不発弾の問題に長年苦しんできた国で、たった1か月前にも新たな脅威が生まれていた現実に衝撃を受け、CMACによる活動の重要性を改めて認識しました。
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参加者からは「カンボジア国内にはあとどれくらいの地雷や不発弾が残っているのか」「すべての除去にはどれくらいの時間がかかるのか」といった質問も次々と挙がりました。

その中で地雷除去はあと数年で完了するかもしれない、という少し希望が見える話もありました。ただ不発弾は数多く残っていて、この除去にはまだまだ時間が掛かるそうです。

カンボジアは長年の経験から、地雷除去において世界的に高い技術を持っています。現在、CMACはウクライナやコロンビアなど、地雷被害に苦しむ国々に技術提供を行っています。カンボジアが「支援される国」から「地雷除去をリードする国」へと変化している様子も学びました。

地雷原から学び舎へ、コーケー小学校の20年

Voyage121でカンボジアの地雷問題を学ぶツアーを開催しました
ピースボートが地雷除去支援をした村を訪問して、地雷除去現場の視察と除去後の土地にできた2つの小学校を訪れました。

コーケー小学校は2005年にピースボートの支援によってつくられた小学校です。20年前の地雷除去では、この土地から地雷が14個と不発弾が2個発見されました。除去後に小学校が建設され、内戦後初の小学校となりました。今は、約200人の子どもが通っています。

子どもたちと折り紙やボール遊びをしたり、普段子どもたちがやっている遊びを一緒にして、交流しました。元気いっぱいの子どもたちにつられて、ツアー参加者たちも童心に戻って校庭を駆け回りました。そして鐘が鳴ると授業開始の合図です。一斉に教室に戻り、真剣な眼差しで授業を受けていました。国語、算数などの授業参観をすることができました。

「みんなの井戸」18年ぶりの看板作り

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コーケー小学校には、2007年にピースボートが支援した井戸があります。多くの日本の人々の寄付によって作られ、多くの子どもたちがこれから使うことになる井戸ということで、当時のツアー参加者と子どもたちが「みんなの井戸」と書かれた看板を作りました。

18年の歳月が経ち、井戸は今も使われていますが、看板は老朽化が進んでいました。先生によると、何度かペンキの塗り替えは行なってくれていたそうですが、土台の劣化は避けられなかったといいます。

そして、今回のツアーに同行したピースボートスタッフの大下圭佑は、18年前にこの看板を作った当時の参加者の一人でした。ツアー直前の打ち合わせでそのことを校長先生に伝えると、「それならぜひ、今回のツアーで看板を作り直しましょう!」と提案がありました。

ツアー訪問の当日、先生たちが木材とペンキを用意してくれていました。参加者は子どもたちと一緒に筆を取り、新しい看板に色を塗っていきました。18年前と同じように、言葉の壁を越えて協力し合う温かい時間となりました。

大下も看板づくりに参加しながら、「井戸を長く大切に使ってくれていたこと、そして看板がボロボロになっても残してくれていたことが本当に嬉しい」と語りました。

「地雷除去」のその先へ。子どもたちの未来を支え続けるために

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小学校の建設から約20年が経ち、雨の多いカンボジアの気候もあって、校舎の老朽化が進んでいました。 また、当時より子どもの数も増え、教室が不足しているという課題も浮き彫りになっています。

コーケー小学校は公立校ですが、国からの予算は限られています。これまでNGOや国際機関の支援も受けてきましたが、校舎の修繕や新しい教室の建設といった設備面への資金までは、十分に回っていないのが現状です。

校庭を元気に走り回る子どもたちの姿は、今も昔も変わりません。しかし、この子どもたちが安心して通える環境を維持するためには、継続的な支援が必要です。

小学校周辺の地雷除去は終了していますが、少し離れたところにはまだ地雷が残っている場所や、今まさに地雷除去活動が進められている場所もあります。小学校訪問前に見学した地雷除去現場は車で10分ほどしか離れていませんでした。

参加者は、一度きりの支援で終わらせるのではなく、長く関わり続けることの大切さを改めて実感するツアーとなりました。

地雷廃絶にご協力ください

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P-MACはカンボジアの地雷除去や小学校への支援、被害者への支援を続けています。これらの活動はみなさまからのご寄付によって成り立っています。地雷廃絶のための募金にご協力ください。

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加入者名   ピースボート地雷廃絶キャンペーン P-MAC
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