カンボジア地雷対策センター（CMAC）副長官が募金活動を行なうボランティアスタッフと交流しました

ピースボートは1998年から、地雷除去のための募金活動「カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン」を行なっています。集まった募金はカンボジア政府機関であるCMACに受け渡して地雷除去が行われています。

この募金活動によって200万㎡以上の土地の除去活動が完了し、1,000個以上の地雷や不発弾が処理されました（2025年8月末現在）。CMACとピースボートは長年のパートナー団体として、地雷廃絶のために協力しています。

8月20-22日、横浜で開催された第9回アフリカ開発会議（TICAD 9）のために、CMACのオム・プムロ副長官、パット・ペアラック事務局長、オム・ソフィアヴィー国際協力局長が来日しました。この会議では、日本がCMACや国連地雷対策サービス部（UNMAS）と連携してアフリカの地雷対策を支援していくことが発表されました。

CMACの皆さまには来日中の忙しい合間を縫って、ピースボートを訪問していただくことができました。

交流会には、街頭募金活動に力を入れている若者を中心にボランティアスタッフとスタッフが参加しました。

これまでのCMACとピースボートの関係を振り返った後は、ボランティアスタッフが普段の募金活動の様子を紹介しました。また、地球一周の船旅で行なっているスタディツアーに参加したスタッフは、CMACの活動地を訪問して学んだことを話しました。

オム・プムロ副長官からは、以下のようにメッセージをいただきました。

「若いボランティアスタッフたちが募金活動をしていることに心を動かされました。皆さんがカンボジアの人々、特に地雷の影響を受けた子どもたちを助けるためにしていることは、とても勇敢で、本当に大切な活動です。

この重要な活動を続けてください。続けることで命や平和がいかに大切かがわかると思います。

この30年間でCMACは2,000㎢の土地の地雷除去をしました。そして400万個以上の地雷を処理しました。でも今も地雷と不発弾が埋まった土地が数千㎢残っています。

国が違ってもカンボジアの地雷除去に貢献してもらえることに、感謝しています。違う国で、違う言葉を話していますが、私たちが（地雷をなくすという）同じ気持ちでいることをうれしく思います」

1時間弱の短い時間でしたが、CMACの皆さまには多くのボランティアスタッフたちがカンボジアの地雷問題に関心を持ち、地雷をなくすために募金活動をしていることを実感してもらうことができました。

ボランティアスタッフにとっても、普段自分自身がしていることが、確かにカンボジアの地雷をなくすことに繋がっていることを実感する機会になりました。

ピースボートでは東京、横浜、名古屋、大阪、福岡のピースボートセンターでボランティアスタッフが街頭募金活動を行なっています。今後もカンボジアの地雷が少しでも早くなくなるように、CMACと協力して活動を続けていきます。

私たちの活動は皆さまからのご寄付によって成り立っています。街頭募金と同時に銀行振り込みやオンライン募金も受け付けています。地雷廃絶のための募金にご協力ください。

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郵便振替口座　00130-3-557600
ゆうちょ銀行　ゼロイチキユウ店（〇一九店）　当座0557600
加入者名　　　ピースボート地雷廃絶キャンペーン P-MAC
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