Voyage119でカンボジアの地雷問題を学ぶツアーを開催しました

ピースボート地球一周の船旅 Voyage119で「カンボジア地雷問題検証ツアー」を開催しました。10~80代の参加者18名がカンボジアを訪問し、地雷除去団体や地雷被害者を支援するNGO、そしてピースボートが支援を続ける村を訪れ、地雷問題の「今」を学びました。
- プロジェクト: 地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)
- 寄港地エリア: アジア
- クルーズ: 地球一周の船旅 Voyage119
- 関連キーワード: 国際協力 / 紛争
船
2025.4.2
2025.4.2
ピースボート地球一周の船旅 Voyage119で「カンボジア地雷問題検証ツアー」を開催しました。10~80代の参加者18名がカンボジアを訪問し、地雷除去団体や地雷被害者を支援するNGO、そしてピースボートが支援を続ける村を訪れ、地雷問題の「今」を学びました。
カンボジア内戦と地雷問題について学ぶ

地雷除去団体「カンボジア地雷対策センター(CMAC)」の博物館を訪問し、カンボジアに地雷が埋められた歴史的経緯や今も続く地雷問題について、説明を受けました。
館内には本物の地雷や不発弾、地雷事故の様子を写した写真などが多く展示されていました。また、実際の地雷原を再現したエリアもあり、参加者は戦争や地雷の恐ろしさを目の当たりにしました。
博物館長の話によると、地上や地中に埋まった地雷や不発弾の除去は進み地雷事故も減少していますが、水中にあるものは手つかずで残っているものが多く、今後の課題のようです。
館内には本物の地雷や不発弾、地雷事故の様子を写した写真などが多く展示されていました。また、実際の地雷原を再現したエリアもあり、参加者は戦争や地雷の恐ろしさを目の当たりにしました。
博物館長の話によると、地上や地中に埋まった地雷や不発弾の除去は進み地雷事故も減少していますが、水中にあるものは手つかずで残っているものが多く、今後の課題のようです。

ポル・ポト政権(1975~79年)は、自分たちの政策に反対すると思われる人々を家族と共に捕らえて処刑しました。このポル・ポト政権による処刑場あとが「キリングフィールド」と呼ばれています。その一つであるシェムリアップのキリングフィールドを訪れました。
殺害された人々を追悼するため、1997年にはここにお寺が建てられました。残虐行為の犠牲者を慰霊する塔もあります。塔の内部にはたくさんの遺骨が安置されていました。
ポル・ポト政権の虐殺の歴史をくわしく伝える展示があり、参加者たちはこの場所で行われた残虐な拷問や処刑に言葉を失いながらも、犠牲者たちの安らぎを願いました。
殺害された人々を追悼するため、1997年にはここにお寺が建てられました。残虐行為の犠牲者を慰霊する塔もあります。塔の内部にはたくさんの遺骨が安置されていました。
ポル・ポト政権の虐殺の歴史をくわしく伝える展示があり、参加者たちはこの場所で行われた残虐な拷問や処刑に言葉を失いながらも、犠牲者たちの安らぎを願いました。
地雷被害者への支援

シェムリアップには州立のリハビリセンターがあり、義肢装具を作成してリハビリを行なっています。患者の中には脚や腕を失った地雷被害者も多くいます。
義足などの作成から歩行訓練、数年ごとのメンテナンス、また遠方から来る患者には滞在費までを政府が負担しているため、患者には無料で提供されています。
義肢装具を作成している工房内を見学しました。有機溶剤のような臭いが強く、立っているだけで汗が噴き出るくらい暑い工房で、一人ひとりの患者にあわせて丁寧に手作りされていました。
多くの人々が農業をしているカンボジアでは、義足にも農業がしやすいような工夫がされているそうです。センターで働いているスタッフの中にも義足を使っている方がいて、使い心地なども詳しく聞くことができました。
義足などの作成から歩行訓練、数年ごとのメンテナンス、また遠方から来る患者には滞在費までを政府が負担しているため、患者には無料で提供されています。
義肢装具を作成している工房内を見学しました。有機溶剤のような臭いが強く、立っているだけで汗が噴き出るくらい暑い工房で、一人ひとりの患者にあわせて丁寧に手作りされていました。
多くの人々が農業をしているカンボジアでは、義足にも農業がしやすいような工夫がされているそうです。センターで働いているスタッフの中にも義足を使っている方がいて、使い心地なども詳しく聞くことができました。

地雷被害者の自立支援を行なうNGO「アンコール障がい者協会(AAD)」では、代表のセム・ソワンタさんに話を聞きました。
ソワンタさん自身も地雷被害者です。両脚を失った地雷事故についてや、NGOを設立して地雷被害者を支援しようと思った経緯などを話していただきました。
AADは地雷被害者のシッティングバレーボール選手の育成に力を入れていて、ピースボートも昨年このプロジェクトに資金面で支援をしました。AADチームは2024年の全国大会で銅メダルを獲得しました。
このチームにツアー参加者も交ざってバレー交流をしました。ある参加者は「力強いプレーをされていて、前を向いて進んでいるんだと感じたと同時に、もし被害を受けていなかったらさらに才能を生かせたのではないかと考えてしまい、なんとも悔しい気持ちになりました」と語ってくれました。
ソワンタさん自身も地雷被害者です。両脚を失った地雷事故についてや、NGOを設立して地雷被害者を支援しようと思った経緯などを話していただきました。
AADは地雷被害者のシッティングバレーボール選手の育成に力を入れていて、ピースボートも昨年このプロジェクトに資金面で支援をしました。AADチームは2024年の全国大会で銅メダルを獲得しました。
このチームにツアー参加者も交ざってバレー交流をしました。ある参加者は「力強いプレーをされていて、前を向いて進んでいるんだと感じたと同時に、もし被害を受けていなかったらさらに才能を生かせたのではないかと考えてしまい、なんとも悔しい気持ちになりました」と語ってくれました。
今も続く地雷除去活動

「カンボジア地雷対策センター(CMAC)」の地雷除去現場を視察しました。訪れたのは2023年に世界遺産に登録されたコーケー遺跡群がある村です。
遺跡保護の観点から、重機を使っての作業は困難で、草木をかき分けながら早く作業ができる地雷探知犬を使っていました。
参加者は現場責任者から地雷除去の状況、現場で使う標識や、安全についての説明を受け、地雷除去員と同じ防具を着用しました。
防具を着けていると立っているだけでも暑く、息苦しく感じます。地雷除去が終わった土地と安全確認されていない土地を隔てるのは細いロープだけで、歩くのにも緊張が高まりました。
その先では地雷探知犬による地雷探知作業が行なわれていました。十分離れた場所からその様子を見学しました。
遺跡保護の観点から、重機を使っての作業は困難で、草木をかき分けながら早く作業ができる地雷探知犬を使っていました。
参加者は現場責任者から地雷除去の状況、現場で使う標識や、安全についての説明を受け、地雷除去員と同じ防具を着用しました。
防具を着けていると立っているだけでも暑く、息苦しく感じます。地雷除去が終わった土地と安全確認されていない土地を隔てるのは細いロープだけで、歩くのにも緊張が高まりました。
その先では地雷探知犬による地雷探知作業が行なわれていました。十分離れた場所からその様子を見学しました。
ピースボートが支援した小学校

地雷除去現場から近いコーケー村の小学校を訪問しました。ピースボートが2005年に地雷除去と校舎建設を支援した小学校で、今では198人の子どもたちが通っています。
コーケー小学校に着くと、ちょうど子ども達が校庭に集合して、地雷についての講習を受けていました。村にはまだ地雷が埋まってる場所があるため、子どもたちへの地雷について教育は重要です。
普段の授業は午前中だけで終わります。電気が通っていないので教室にはエアコンがなく、午後は暑すぎて勉強ができないからです。また照明もないので、太陽の光だけがたよりです。
子どもたちと交流の時間を取り、参加者たちは持参した折り紙などで子どもたちと楽しみました。
コーケー小学校に着くと、ちょうど子ども達が校庭に集合して、地雷についての講習を受けていました。村にはまだ地雷が埋まってる場所があるため、子どもたちへの地雷について教育は重要です。
普段の授業は午前中だけで終わります。電気が通っていないので教室にはエアコンがなく、午後は暑すぎて勉強ができないからです。また照明もないので、太陽の光だけがたよりです。
子どもたちと交流の時間を取り、参加者たちは持参した折り紙などで子どもたちと楽しみました。

ピースボートが支援して2016年に完成したもう一つの小学校、スナハイ小学校にも行きました。今は201人の子どもたちが通っています。こちらの小学校でも電気や水道はありません。
学校に到着すると子どもたちが歓迎してくれました。交流時間には子どもたちが普段遊んでいるゲームを教えてもらい、言語が通じないなか走り回って楽しみました。
自分の足で現地を訪れて子どもたちと交流したことで、「かわいそうだから助けてあげようではなく、もっと健康で勉強しやすい環境を作れるよう協力したいと思った」と話す参加者もいました。
カンボジアでは地雷除去が進み、被害も減少傾向にありますが、まだ問題はあります。土地が安全になって小学校ができても、子どもたちが勉強できる環境が整っているとは言い難い状況にあります。小学校を卒業しても中学校へ通える子どもは毎年数人しかいません。
ツアー参加者はそのような状況を目の当たりにし、継続した支援の大切さを実感しました。
学校に到着すると子どもたちが歓迎してくれました。交流時間には子どもたちが普段遊んでいるゲームを教えてもらい、言語が通じないなか走り回って楽しみました。
自分の足で現地を訪れて子どもたちと交流したことで、「かわいそうだから助けてあげようではなく、もっと健康で勉強しやすい環境を作れるよう協力したいと思った」と話す参加者もいました。
カンボジアでは地雷除去が進み、被害も減少傾向にありますが、まだ問題はあります。土地が安全になって小学校ができても、子どもたちが勉強できる環境が整っているとは言い難い状況にあります。小学校を卒業しても中学校へ通える子どもは毎年数人しかいません。
ツアー参加者はそのような状況を目の当たりにし、継続した支援の大切さを実感しました。
地雷廃絶にご協力ください
P-MACはカンボジアの地雷除去や小学校への支援、被害者への支援を続けています。これらの活動はみなさまからのご寄付によって成り立っています。地雷廃絶のための募金にご協力ください。
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郵便振替口座 00130-3-557600
ゆうちょ銀行 ゼロイチキユウ店(〇一九店) 当座0557600
加入者名 ピースボート地雷廃絶キャンペーン P-MAC
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クレジットカードでのご寄付はこちらからお願いいたします。クラウド寄付サイトのシンカブル(Syncable)を利用しています。
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