世界190カ国で被爆証言会:第57〜58回を開催しました(スペイン、マレーシア・日本)
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
この記事は、2022年6月〜7月に実施したオンライン証言会の報告をまとめたものです。
2022年7月18日現在、55カ国で58回、累計3679人の方に証言を届けました。
この記事は、2022年6月〜7月に実施したオンライン証言会の報告をまとめたものです。
2022年7月18日現在、55カ国で58回、累計3679人の方に証言を届けました。
- プロジェクト: おりづるプロジェクト
INFO
2024.3.29
2024.3.29
被爆者に残された時間は限られています。私たちは今、なるべく多くの被爆者の方々に世界に向けて語っていただきたいし、そのための場を1つでも多く作っていきたいと思い、「おりづるプロジェクト・オンライン」として、全世界190カ国でオンラインを中心にした被爆証言会を実施しています。
この記事は、2022年6月〜7月に実施したオンライン証言会の報告をまとめたものです。
2022年7月18日現在、55カ国で58回、累計3679人の方に証言を届けました。
この記事は、2022年6月〜7月に実施したオンライン証言会の報告をまとめたものです。
2022年7月18日現在、55カ国で58回、累計3679人の方に証言を届けました。
可哀そうとも思えなくなっていく自分が怖かった
57回目の証言会の主催者は、スペインのカタルーニャ州バルセロナのFundipau(フンディパウ/平和財団)でした。
2022年6月1日、バルセロナ市内および近郊に暮らす若者ら約40人が、坂下紀子さんの被爆証言20分の証言を聞いたあと、質問や意見を交わしました。
冒頭、フンディパウ会長のカルメ・スニェさんは、今回の証言会に向けて原子爆弾の仕組みや投下の歴史について調べたこと、スペインはNATO(北大西洋条約機構)加盟国として核の傘の下にあること、ロシアによるウクライナ侵攻によりまさに核の脅威を感じていことなどを説明し、証言会の意義を確認しました。
証言の中では、坂下さんのお母さんが「人がどんどん亡くなっていくのをただ茫然と見て、可哀そうとも思えなくなっていく自分が怖かった」と言ってたリアリティも伝えられました。また、被爆後に長く続く差別の問題にも触れました。
参加者からは多くの質問が寄せられ、あっという間に1時間が過ぎました。
2022年6月1日、バルセロナ市内および近郊に暮らす若者ら約40人が、坂下紀子さんの被爆証言20分の証言を聞いたあと、質問や意見を交わしました。
冒頭、フンディパウ会長のカルメ・スニェさんは、今回の証言会に向けて原子爆弾の仕組みや投下の歴史について調べたこと、スペインはNATO(北大西洋条約機構)加盟国として核の傘の下にあること、ロシアによるウクライナ侵攻によりまさに核の脅威を感じていことなどを説明し、証言会の意義を確認しました。
証言の中では、坂下さんのお母さんが「人がどんどん亡くなっていくのをただ茫然と見て、可哀そうとも思えなくなっていく自分が怖かった」と言ってたリアリティも伝えられました。また、被爆後に長く続く差別の問題にも触れました。
参加者からは多くの質問が寄せられ、あっという間に1時間が過ぎました。
平和は日常の小さなことから始まる
2022年7月18日、創価大学とマラヤ大学の学生、そしてピースボートの共催という形で、「Together Create Peace(共に平和な世界を)」と題したオンライン証言会を開催し、両大学の学生を中心に、約30名が参加しました。
第一部として、被爆二世として証言活動をされている東野真里子さんによる被爆証言を聞きました。
東野さんは、被爆者の高齢化が進む中で、二度と同じ過ちを起させないとの想いから、世界中で被爆証言を続けているその活動についてもご紹介くださいました。
第二部では、マラヤ大学と創価大学の学生による発表とグループディスカッションが行われました。
あなたにとって平和とは、という質問から始まり核兵器や禁止条約の現状を確認した上で、ディスカッションを行いました。
日本人の学生からは、「改めて戦争、核兵器は自分に関係がある、自分も平和、核廃絶に向けて行動を起こす意味があると感じた」、「平和は日常の小さなことから始まるということを改めて感じることができた」といった感想がありました。
第一部として、被爆二世として証言活動をされている東野真里子さんによる被爆証言を聞きました。
東野さんは、被爆者の高齢化が進む中で、二度と同じ過ちを起させないとの想いから、世界中で被爆証言を続けているその活動についてもご紹介くださいました。
第二部では、マラヤ大学と創価大学の学生による発表とグループディスカッションが行われました。
あなたにとって平和とは、という質問から始まり核兵器や禁止条約の現状を確認した上で、ディスカッションを行いました。
日本人の学生からは、「改めて戦争、核兵器は自分に関係がある、自分も平和、核廃絶に向けて行動を起こす意味があると感じた」、「平和は日常の小さなことから始まるということを改めて感じることができた」といった感想がありました。
【ご参加とご協力を歓迎します】
各国での受け入れは、ピースボートが過去数十年にわたり各国で築いてきた幅広いパートナーや、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)その他の国際NGOネットワークを通じて行っています。
それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。
◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから
それ以外にも、(1)証言者になってくださる被爆者の方、(2)通訳や言語面でお手伝いしてくださる方、(3)諸外国で被爆証言会の受け入れ先を紹介していただける方、(4)その他の形でこのプロジェクトを支えてくださる方(財政的なご支援も歓迎です。以下の欄をご覧ください)がいらっしゃいましたら、どうぞピースボート事務局までご連絡ください。
◆ピースボート事務局(「おりづるプロジェクト担当」宛)
pbglobal◎peaceboat.gr.jp (◎を@にかえてメールしてください)
または「お問い合わせ」ボタンから
【支援金をお願いしています】
このプロジェクトを成功させていくためには、企画、折衝、実施、通信などに多大な費用が必要です。皆さまからの支援金をお願いします。
◆支援金の送り先
郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)
クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。
◆支援金の送り先
郵便振替口座 00180-3-177458
加入者名 ピースボート
(通信欄に「ヒバクシャ」とお書きください)
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店
当座 0177458
口座名義 ピースボート
(振込依頼人名の前に「ヒバクシャ」と入力してください)
クレジットカードでの支援金もうけたまわっています。以下のリンクをご覧ください。