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Voyage114:地中海からイギリスへ

Voyage114:地中海からイギリスへ
ピースボート地球一周の船旅 Voyage114は、2023年4月8日に神戸を出航し、インド洋やスエズ運河を経て地中海を航行し、イギリスへと向かいました。

ここではイギリス寄港前後の様子をお伝えします。
ピースボート地球一周の船旅 Voyage114は、2023年4月8日に神戸を出航し、インド洋やスエズ運河を経て地中海を航行し、イギリスへと向かいました。

ここではイギリス寄港前後の様子をお伝えします。

【寄港地】ティルベリー(イギリス)

Voyage114:地中海からイギリスへ
イギリスでの寄港地はティルベリー。ニューヨークと競い合う世界で最も多様性に富んだロンドン近郊の港町です。

寄港地でのプログラムとして、ロンドンの多文化主義について学ぶツアーを実施しました。ガイドしてくれるのは、過去にボランティアとしてピースボートに参加したジェイミー・ザッカーさん。

今回はジェイミーさんの出身地であるロンドン東部に着目し、移民の歴史や、都市形成への影響を学びました。

地域の歴史をテーマとしたハックニー博物館では、移民のスーツケースの中身から、世界のどこから移住してきたのかを想像しながら、当時の町の様子も学ぶワークショップに参加しました。

インドやパキスタンからの移民が伝えたプンジャビ料理の昼食を楽しんでから、イースト・ロンドン・モスクやロンドン・ムスリム・センターも訪れ、多文化の共生についてさらに学び考えました。

【水先案内人】アンナ・ガブレビッチさん

Voyage114:地中海からイギリスへ
ギリシャからロンドンまで、アンナ・ガブレビッチさんが欧州の移民やその地位の流動性について講演を行いました。

ガブレビッチさんは社会学博士で、英国グラスゴー大学で公共政策や研究手法を教えています。国際移住とそれが社会的・文化的多様性の促進にどのように寄与しているかを研究しており、中央および東ヨーロッパ、特にポーランドから英国への移民の研究を専門として、移民の定住経験と社会の受け入れ体制の違いについて調査しています。

最近では、新型コロナウイルス感染症とブレグジットが、英国における移民と長期定住民へ与える影響、そして英国社会にどのような影響を与えるのかを研究しています。

パンデミックの直前にも水先案内人として乗船していたガブレビッチさんの新しい考察は、興味を集めます。

【水先案内人】伊高浩昭さん

Voyage114:地中海からイギリスへ
ティルベリーから乗船したのは、往年のラ米ジャーナリスト伊高浩昭さん。

水先案内人として何度となく乗船し、ラ米の状況をたっぷりと伝え続けている伊高さん。スペイン語で「救世主」を意味する「Salvador(サルバドール)」という愛称で親しまれています。

1967年以来、ラテンアメリカ、イベリア半島、南アフリカなど世界各地を取材してきた伊高さんほど、ラテンアメリカに長く関わってきた日本人ジャーナリストはいません。

『チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア』や『ラ米取材帖』の著者であり、『チャベス−ラテンアメリカは世界を変える!』 などの書籍の翻訳者でもあります。また、『チェ・ゲバラと共に戦ったある日系二世の生涯~革命に生きた侍~』も監修しています。

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