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ピースボートで出会うバルパライソ(チリ)

ピースボートで出会うバルパライソ(チリ)
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うチリ(バルパライソ)

ピースボートで出会うバルパライソ(チリ)
細長い国、南米チリの首都サンティアゴは内陸に位置していますが、そこから約120km離れた太平洋に面した港町がバルパライソです。

「天国の谷」という名を持つこのまちは、「アセンソール」と呼ばれる急勾配のケーブルカーや、カラフルな家々も印象的です。

アセンソールを囲むように広がるアートスペースは「青空美術館」と呼ばれ、坂道の途中約20か所に展示してある壁画は、チリを代表する芸術家の作品で、民家のトタン屋根が並ぶ町並みと一体となって、独特の空間を作り上げています。
ピースボートで出会うバルパライソ(チリ)
チリでは、1970年、世界初の民主選挙による社会主義政権であるアジェンデ政権が成立しましたが、反発したピノチェト将軍率いる軍部が1973年にクーデターを強行。

その後1989年までの長い軍政下で、多くの人が政府によって処刑されたり、行方不明となりました。

ピースボートでは、バルパライソで、かつて刑務所だった場所を訪ねます。ピノチェト軍はこの施設で政治犯とされた人々を拷問したと言われています。現地で映画上映を通して人権や社会問題に焦点をあてる「シネフォラム(El Colectivo Cine Forum)」の創設者ネルソン・カブレラもその一人だったそうです。

なお現在は、文化施設や博物館に生まれ変わっています。
ピースボートで出会うバルパライソ(チリ)
ピースボートがバルパライソに寄港すると、港では、バルパライソ日系人協会が「日本祭り」を開催してくれます。

書道や折り紙、着物の着付けなどを体験できる機会として、ピースボートの参加者も文化紹介を手伝い、地元の人々と交流します。

また、チリの伝統舞踊である「クエカ」や日本の伝統舞踊も披露され、賑やかで楽しい雰囲気に包まれます。
ピースボートで出会うバルパライソ(チリ)
南米には先住民コミュニティが数多くあり、バルパライソも例外ではありません。

水先案内人インティ・カストロ氏は、マプチェ族について、継承された文化やグローバル化した世界におけるアイデンティティについて説明します。言語とアイデンティティの関連性を大切にしており、マプチェの言葉も教えます。

ピースボートでは、バルパライソ寄港中に、マプチェ族の文化に触れるプログラムも開催しています。
ピースボートで出会うバルパライソ(チリ)
第100回クルーズでは、ピースボートとフィリピンのNGO「リッター・オブ・ライト」の共同プロジェクトとして、バルパライソで「SDG目標7と持続可能なエネルギーの日」を開催しました。

バルパライソの5つのコミュニティから約60人が参加し、太陽光照明の作り方を学ぶワークショップを行いました。

また、翌日には、バルパライソの丘陵地帯にある農村コミュニティで同様のワークショップを実施しました。

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