ピースボートで出会う台湾
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
ピースボートで出会う台湾
沖縄県石垣島から目と鼻の先に位置する台湾。温暖な気候で治安や交通の便もよく、旅行客に友好的な島です。
島の北端、台北に隣合う基隆(キールン)に船は寄港します。
海に囲まれ、台北や高雄などの大都市が新幹線で繋がるなど近代的である一方、本格的な山登りやサイクリングに適した大自然へのアクセスが良いのも特徴です。
また、タピオカミルクティーのホームであり、芋や豆が載ったかき氷のようなスイーツや、麺類、魯肉飯や小籠包など豊かな農産物や海産物をふんだんに使った地元グルメを屋台で手軽に楽しめるのは大きな魅力でしょう。
島の北端、台北に隣合う基隆(キールン)に船は寄港します。
海に囲まれ、台北や高雄などの大都市が新幹線で繋がるなど近代的である一方、本格的な山登りやサイクリングに適した大自然へのアクセスが良いのも特徴です。
また、タピオカミルクティーのホームであり、芋や豆が載ったかき氷のようなスイーツや、麺類、魯肉飯や小籠包など豊かな農産物や海産物をふんだんに使った地元グルメを屋台で手軽に楽しめるのは大きな魅力でしょう。
台湾には多くの先住民族(現地では「原住民族」)がいて、2014年時点で16民族が認定されています。その人口は、台湾全体の約2%にあたります。
台湾原住民族の言葉を辿ると、ポリネシアからやってきて、インドネシアやフィリピンに南下しマダガスカルまで到達したとみられており、かつて海を渡った人々の壮大な旅路がうかがえます。
現代台湾でこそ存在と権利を守られていますが、近代の中国や日本による統治下では、同化政策を含む酷い扱いを受けた歴史があります。
ピースボートの船旅では、船内にゲスト講師を迎えて彼らの文化を学んだり、寄港時にコミュニティを訪れたりして、理解を深めます。
台湾原住民族の言葉を辿ると、ポリネシアからやってきて、インドネシアやフィリピンに南下しマダガスカルまで到達したとみられており、かつて海を渡った人々の壮大な旅路がうかがえます。
現代台湾でこそ存在と権利を守られていますが、近代の中国や日本による統治下では、同化政策を含む酷い扱いを受けた歴史があります。
ピースボートの船旅では、船内にゲスト講師を迎えて彼らの文化を学んだり、寄港時にコミュニティを訪れたりして、理解を深めます。
台湾では近年、環境破壊や健康被害への意識が高まり、「オーガニック」がブームになっています。
台湾政府も有機農業を促進する法律を制定するなど、有機農業が盛んに行われています。
寄港時には、有機農園を訪れ、収穫や台湾料理を作る体験など、五感で楽しむ1日を過ごすプログラムも実施します。
船内でモンテッソーリ保育園が開催されているクルーズでは、子どもたちも一緒に有機農園で学びます。
台湾政府も有機農業を促進する法律を制定するなど、有機農業が盛んに行われています。
寄港時には、有機農園を訪れ、収穫や台湾料理を作る体験など、五感で楽しむ1日を過ごすプログラムも実施します。
船内でモンテッソーリ保育園が開催されているクルーズでは、子どもたちも一緒に有機農園で学びます。
第98回クルーズには台湾哪吒劇団が20日に渡って乗船し、獅子舞や台湾太鼓の演奏などのレッスンを開きました。
華やかな大道具・小道具に加え、迫力のある太鼓の音色などで、船内が盛り上がりました。
最終日には、伝統的な音楽・舞踊と現代のポップミュージックを組み合わせた「エレクトリック・テクノ・三太子(3人の王子)」も含めたパフォーマンスを披露し、会場の人々の心をひとつにしました。
華やかな大道具・小道具に加え、迫力のある太鼓の音色などで、船内が盛り上がりました。
最終日には、伝統的な音楽・舞踊と現代のポップミュージックを組み合わせた「エレクトリック・テクノ・三太子(3人の王子)」も含めたパフォーマンスを披露し、会場の人々の心をひとつにしました。
2012年に出航した第78回クルーズでは、台湾の綠色公民行動連盟(GCAA)から王俊偉氏がゲスト講師として乗船し、反原発運動と市民の発言力・行動力強化について講演をしてくれました。
GCAAは、ひまわりを持ったテディベアで「核のない台湾」への希望を象徴する「サニーベア」というキャラクターを作ってアピールするなど、家族で楽しんだり、テーマへの興味を高めるため、クリエイティブな方法で取り組んでいます。
基隆では、台湾での脱原発の取り組みについて学ぶプログラムを行いました。
GCAAは、ひまわりを持ったテディベアで「核のない台湾」への希望を象徴する「サニーベア」というキャラクターを作ってアピールするなど、家族で楽しんだり、テーマへの興味を高めるため、クリエイティブな方法で取り組んでいます。
基隆では、台湾での脱原発の取り組みについて学ぶプログラムを行いました。
ピースボートと韓国の環境財団が共催するPEACE&GREEN BOATでは、2014年に航行する船内で『グリーン・アジア・フォーラム~アジアの環境安全と市民社会の役割~』を開催しました。
草の根活動で環境分野に貢献した人物に贈られる「ゴールドマン環境賞」の受賞者である、チェ・ヨル氏、M.C.メータ氏、ボン・ヘルナンデス氏、ピシット・チャンスノー氏の4名に並び、グリーンピースジャパン代表・佐藤潤一さん(当時)や元・原発設計者の後藤政志さんも登壇し、アジア各地の環境問題と市民の安全について議論されました。
台湾に寄港した際には、登壇者のみなさんとクルーズ参加者が共に、原発建設に反対する地域住民や漁師たちと交流しました。
草の根活動で環境分野に貢献した人物に贈られる「ゴールドマン環境賞」の受賞者である、チェ・ヨル氏、M.C.メータ氏、ボン・ヘルナンデス氏、ピシット・チャンスノー氏の4名に並び、グリーンピースジャパン代表・佐藤潤一さん(当時)や元・原発設計者の後藤政志さんも登壇し、アジア各地の環境問題と市民の安全について議論されました。
台湾に寄港した際には、登壇者のみなさんとクルーズ参加者が共に、原発建設に反対する地域住民や漁師たちと交流しました。
台湾の基隆(キールン)寄港時には、赤い提灯が幻想的な九份を訪れたり、夜市で現地グルメを味わったりしながらも、アジアの一員としてさまざまな課題に向き合う姿に出会う機会があります。
これまでに基隆で行った交流・見聞プログラムには、以下のようなものがあります。
・日本語を学ぶ現地の学生と交流
・尖閣諸島問題の解決について考える
・国家人権博物館を訪問し人権について考える
・ハンセン病隔離施設『楽生院』を訪ねる
・売春など子どもや女性を取り巻く問題を学ぶ
・脱原発への取り組みを学ぶ
これまでに基隆で行った交流・見聞プログラムには、以下のようなものがあります。
・日本語を学ぶ現地の学生と交流
・尖閣諸島問題の解決について考える
・国家人権博物館を訪問し人権について考える
・ハンセン病隔離施設『楽生院』を訪ねる
・売春など子どもや女性を取り巻く問題を学ぶ
・脱原発への取り組みを学ぶ