ピースボートで出会うハワイ
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
ピースボートで出会うハワイ
ハワイ諸島は、太平洋上で広く言語や文化を共にするポリネシア文化圏の一部です。かつてハワイ王国として栄えた島々は、1959年にアメリカ合衆国の50番目の州になりました。
先住民族の伝統が息づくハワイのことわざ「No Rain, No Rainbow(雨が降らなければ、虹はかからない)」は、苦難や葛藤を超えた先にこそ幸せや成功があることを教えてくれます。
人口が集まるオアフ島には、ビーチで知られる観光地ホノルル、サーフィンの聖地ノースショア、1941年に日本軍が奇襲攻撃をかけた真珠湾や、ハワイの歴史が展示されたビショップ博物館もあります。
ビッグアイランドとも呼ばれるハワイ島は、緑豊かでありながら複数の活火山が存在する島です。主な町であるヒロは、日系移民によって開拓された歴史があります。
ピースボートではホノルルやヒロに寄港し、先住民族の農耕文化を受け継ぐ農園を訪れたり、国立公園を訪れて大自然を感じたり、ビショップ博物館でハワイ文化や歴史を学んだり、パールハーバーで太平洋戦争に思いを馳せたり、多面的なハワイイの楽しみ方を提案します。
先住民族の伝統が息づくハワイのことわざ「No Rain, No Rainbow(雨が降らなければ、虹はかからない)」は、苦難や葛藤を超えた先にこそ幸せや成功があることを教えてくれます。
人口が集まるオアフ島には、ビーチで知られる観光地ホノルル、サーフィンの聖地ノースショア、1941年に日本軍が奇襲攻撃をかけた真珠湾や、ハワイの歴史が展示されたビショップ博物館もあります。
ビッグアイランドとも呼ばれるハワイ島は、緑豊かでありながら複数の活火山が存在する島です。主な町であるヒロは、日系移民によって開拓された歴史があります。
ピースボートではホノルルやヒロに寄港し、先住民族の農耕文化を受け継ぐ農園を訪れたり、国立公園を訪れて大自然を感じたり、ビショップ博物館でハワイ文化や歴史を学んだり、パールハーバーで太平洋戦争に思いを馳せたり、多面的なハワイイの楽しみ方を提案します。
ピースボートの船内では、ハワイに向かう洋上、「クム・フラ(フラの師匠)」の称号を持つSandii(サンディー)さんが、フラを通してハワイイの伝統的な物語を教えてくれます。
フラは元々、文字を持たなかったハワイの人びとが神や自然への信仰、身の回りの出来事などを後世に伝える手段として広まったといわれています。
フラの動きに込められた意味を知り、ハワイ文化におけるフラの役割とスピリチュアリティに思いを馳せます。
また、クルーズ参加者は、カルチャースクールでフラダンスを習ったり、同好会としてウクレレを弾き、洋上での発表会で披露するのも通例となっています。
フラは元々、文字を持たなかったハワイの人びとが神や自然への信仰、身の回りの出来事などを後世に伝える手段として広まったといわれています。
フラの動きに込められた意味を知り、ハワイ文化におけるフラの役割とスピリチュアリティに思いを馳せます。
また、クルーズ参加者は、カルチャースクールでフラダンスを習ったり、同好会としてウクレレを弾き、洋上での発表会で披露するのも通例となっています。
水先案内人(ゲスト講師)の退役米陸軍大佐のアン・ライト氏が、太平洋における米国の軍国主義を解説し、自身が所属する団体であるベテランズ・フォー・ピース(Veterans For Peace)がどのような平和活動を行なっているかを紹介します。
ヒロに寄港した際には、ハワイで最も高い山、マウナケア山の聖地に計画されている天文台建設の抗議活動も行いました。
ヒロに寄港した際には、ハワイで最も高い山、マウナケア山の聖地に計画されている天文台建設の抗議活動も行いました。
広島・長崎の被爆者は、ハワイ寄港中に真珠湾を訪れ、それぞれの失われた命に思いを馳せながら、核兵器廃絶だけでなく、戦争廃絶のために訴え続けます。
2015年の第87回クルーズでは、広島・長崎の被爆者が、船内で証言会を行いました。現地の市民や子どもたち200名以上が来船し、その中にはハワイイ在住の被爆者や被爆二世の方々もいらっしゃいました。この様子は現地の新聞等で大きく報道されました
また、一行はホノルル市庁を訪問し、カーク・コールドウェル市長と面会しました。ホノルル市は広島市と姉妹都市提携を結んでおり、前年の広島平和祈念式典には市長が参列された経緯もあります。
2018年の第99回クルーズでのホノルル寄港時には、被爆者とユースが、ハワイ大学で講演を行いました。
2015年の第87回クルーズでは、広島・長崎の被爆者が、船内で証言会を行いました。現地の市民や子どもたち200名以上が来船し、その中にはハワイイ在住の被爆者や被爆二世の方々もいらっしゃいました。この様子は現地の新聞等で大きく報道されました
また、一行はホノルル市庁を訪問し、カーク・コールドウェル市長と面会しました。ホノルル市は広島市と姉妹都市提携を結んでおり、前年の広島平和祈念式典には市長が参列された経緯もあります。
2018年の第99回クルーズでのホノルル寄港時には、被爆者とユースが、ハワイ大学で講演を行いました。
ホノルルの港からバスで1時間以上の山間に位置する「カアラの谷」を訪れると、先住ハワイアンから受け継がれてきた暮らしや文化の根底にある、ハワイアン・スピリッツを学びます。
ハワイの先住民族はかつて、谷の合間の川が流れる土地に集落を築き、主食となるタロイモの栽培などで生活を営んできました。カアラの谷は、一度は廃れてしまった土地を再び開墾し、かつての生活を現代に甦らせた大切な場所です。
畑仕事を体験した後は、タロイモを用いた伝統料理「ポイ」作りに挑戦です。蒸したタロイモはサツマイモと里芋を合わせたような味で、ほんのりとした甘みが特徴で、そのタロイモをマッシュして作るポイは、お餅のような食感です。
また、カフマナ・オーガニック・ファームでは、地元の女性たちが伝統的な料理をごちそうしてくれます。
ハワイの先住民族はかつて、谷の合間の川が流れる土地に集落を築き、主食となるタロイモの栽培などで生活を営んできました。カアラの谷は、一度は廃れてしまった土地を再び開墾し、かつての生活を現代に甦らせた大切な場所です。
畑仕事を体験した後は、タロイモを用いた伝統料理「ポイ」作りに挑戦です。蒸したタロイモはサツマイモと里芋を合わせたような味で、ほんのりとした甘みが特徴で、そのタロイモをマッシュして作るポイは、お餅のような食感です。
また、カフマナ・オーガニック・ファームでは、地元の女性たちが伝統的な料理をごちそうしてくれます。
ハワイ・ユナイテッド・オキナワ協会のトム・ケン・ヤマモト氏は、沖縄4世です。
水先案内人として船内で、沖縄からハワイへの移住の歴史について説明し、ハワイイで沖縄文化がどのように守られているかを紹介します。
ハワイにとって、観光業が重要な収入源である一方、環境問題に大きな影を落とし、同時に先住民や移民のコミュニティが経済的・社会的に弱い立場に置かれているという課題があります。
ピースボートならではのハワイとの出会いは、楽しい旅をさらに意義深いものにします。
水先案内人として船内で、沖縄からハワイへの移住の歴史について説明し、ハワイイで沖縄文化がどのように守られているかを紹介します。
ハワイにとって、観光業が重要な収入源である一方、環境問題に大きな影を落とし、同時に先住民や移民のコミュニティが経済的・社会的に弱い立場に置かれているという課題があります。
ピースボートならではのハワイとの出会いは、楽しい旅をさらに意義深いものにします。