PEACE&GREEN BOAT2014~総集編~
第7回目となるピースボート日韓クルーズは、博多から出発し、韓国・釜山、韓国・済州島、台湾・基隆、沖縄・那覇、長崎、福岡を巡りました。福島の 原発事故や韓国のフェ リー沈没事故の教訓をいかし、経済優先の社会から「いのち」を大切にする社会づくりへの変換をめざすというテーマを掲げ、日韓市民が共に過ごし、学び、交流した船旅は、11月8日に博多港に帰港し終了しました。ここでは、日々の船内や寄港地での様子を紹介します。
- プロジェクト: PEACE&GREEN BOAT
- 寄港地エリア: アジア
- クルーズ: 第89回ピースボート 日韓クルーズ PEACE&GREEN BOAT 2014
船
2014.12.1
2019.3.26
第7回目となるピースボート日韓クルーズは、博多から出発し、韓国・釜山、韓国・済州島、台湾・基隆、沖縄・那覇、長崎、福岡を巡りました。福島の 原発事故や韓国のフェ リー沈没事故の教訓をいかし、経済優先の社会から「いのち」を大切にする社会づくりへの変換をめざすというテーマを掲げ、日韓市民が共に過ごし、学び、交流した船旅は、11月8日に博多港に帰港し終了しました。ここでは、日々の船内や寄港地での様子を紹介します。
博多、釜山、済州島
【10月30日 博多出港】
2014年10月30日、よく晴れた福岡の博多港に集まった約500名の乗船者をのせて、「PEACE&GREEN BOAT 2014」が出航しました。翌日に韓国・釜山から乗り込んでくる約500名との交流のため、船内では韓国語講座も行われました。
【10月31日 釜山寄港】
出港から一夜明けて到着したのは韓国の釜山(プサン)。お隣の国でありながらあまり知る機会がない韓国の環境問題や歴史をじっくり学びに出かける寄港地プログラムを複数実施しました。原発事故の教訓を日韓市民で共有し、協力していくために、古里(コリ)原発を訪れたグループには、福島県飯舘村の酪農家・長谷川健一夫妻や、原発設計に携わっていた後藤政志さんも参加し、活発な議論が行われました。
(寄港地プログラム:「古里原発を通して考える命の『安全』」/「韓国民主化運動」の足跡を訪ねて/自然の宝庫・洛東江でウォーキング/韓国・癒やしとB級グルメとショッピング など)
【11月1日 済州島寄港】
釜山から乗船した韓国側の参加者も交えた最初の寄港地、朝鮮半島の南端に浮かぶ済州島(さいしゅうとう/チェジュド)。緑に覆われた山々が印象的で、近年ではリゾート地として知られるこの島には、長い間語られてこなかった「4.3(よんさん)事件」という凄惨な過去があります。何万という島民が殺害されるなか、命からがら日本に渡った人も少なくはなく、その子や孫という方々も参加された寄港地プログラムも実施しました。また、島としての独立国から、半島の国の一部となり、世界大戦や朝鮮半島の大変革に大きな影響を受け、今も米軍基地が配備されているこの島の歴史は、沖縄と共通する部分が多いことも注目されます。
(寄港地プログラム:「未来を開く歴史」(4.3事件資料館訪問)/「平和の島」済州島で考える基地問題/ 済州島でハイキングと自然体験/世界自然遺産と済州文化にふれる、など)
済州島からの出港は、韓国・環境財団の代表チェ・ヨル氏と、ピースボート共同代表の吉岡達也が、この日韓交流の船旅PEACE&GREEN BOAT2014の意義を語り、日韓参加者と共に船出を盛大に祝いました。
2014年10月30日、よく晴れた福岡の博多港に集まった約500名の乗船者をのせて、「PEACE&GREEN BOAT 2014」が出航しました。翌日に韓国・釜山から乗り込んでくる約500名との交流のため、船内では韓国語講座も行われました。
【10月31日 釜山寄港】
出港から一夜明けて到着したのは韓国の釜山(プサン)。お隣の国でありながらあまり知る機会がない韓国の環境問題や歴史をじっくり学びに出かける寄港地プログラムを複数実施しました。原発事故の教訓を日韓市民で共有し、協力していくために、古里(コリ)原発を訪れたグループには、福島県飯舘村の酪農家・長谷川健一夫妻や、原発設計に携わっていた後藤政志さんも参加し、活発な議論が行われました。
(寄港地プログラム:「古里原発を通して考える命の『安全』」/「韓国民主化運動」の足跡を訪ねて/自然の宝庫・洛東江でウォーキング/韓国・癒やしとB級グルメとショッピング など)
【11月1日 済州島寄港】
釜山から乗船した韓国側の参加者も交えた最初の寄港地、朝鮮半島の南端に浮かぶ済州島(さいしゅうとう/チェジュド)。緑に覆われた山々が印象的で、近年ではリゾート地として知られるこの島には、長い間語られてこなかった「4.3(よんさん)事件」という凄惨な過去があります。何万という島民が殺害されるなか、命からがら日本に渡った人も少なくはなく、その子や孫という方々も参加された寄港地プログラムも実施しました。また、島としての独立国から、半島の国の一部となり、世界大戦や朝鮮半島の大変革に大きな影響を受け、今も米軍基地が配備されているこの島の歴史は、沖縄と共通する部分が多いことも注目されます。
(寄港地プログラム:「未来を開く歴史」(4.3事件資料館訪問)/「平和の島」済州島で考える基地問題/ 済州島でハイキングと自然体験/世界自然遺産と済州文化にふれる、など)
済州島からの出港は、韓国・環境財団の代表チェ・ヨル氏と、ピースボート共同代表の吉岡達也が、この日韓交流の船旅PEACE&GREEN BOAT2014の意義を語り、日韓参加者と共に船出を盛大に祝いました。
洋上での船内企画
済州島からの出港後、船内では、今回のクルーズの主題を掲げたシンポジウムに日韓各分野から集まったゲストが登壇しました。
『お金より命を大切にする東アジアを目指して~3.11とセウォル号事故から何を学ぶのか~』
「命を大切にせず、官僚と企業、政府の独占、秘密主義、このようなものが韓国と日本の大惨事につながった のではと思います。」韓国のNPO環境財団の代表チェ・ヨル氏による問題提起から始まったこのシンポ ジウムでは、持続可能な社会をめざし、日本の原発事故と韓国のフェリー沈没事故から日韓共通の社会問題について意見が交わされました。主な登壇者は、原発事故まで福島県飯舘村で酪農を営んでいた長谷川健一さん、船舶と原発の設計者であった後藤政志さん、作家・活動家の雨宮処凛さん。普段は接点をもたない登壇者のみなさんが、それぞれの視点で共通の問題意識に到達する様子は、社会がよくも悪くもつながっていることを浮き彫りにしました。このクルーズの主題でもある会は、「失われたものに価値を見出すことができなかったら、それを私たちが無駄にしたということだと思う」と、ピースボート共同代表の吉岡達也がしめくくりました。
また、船の中の公共スペースを利用して、次々に、大勢の参加者が交流するイベントが行われました。
『日韓大交流!日本語・韓国語講座』
PEACE&GREEN BOATの醍醐味である、日本と韓国の人々の交流が一番盛り上がったと言えるのが、この企画でした。昨年は、日本からの参加者に向けた韓国語講座のみが行われましたが、今年は新たに、韓国の参加者向けに日本語講座も開催。同じフレーズを両側が同時に習う事で、その後の交流タイムで実際に遣うことができる、というしくみで行われ両言語と笑顔が飛び交いました。
各種船内交流企画
前半の船内では、参加者同士が快適な船内生活を送ったり、打ち解け合うきっかけをつくるために色々な交流企画を実施しました。例えば、スタッフが迷路のような船内を案内する「船内ツアー」や、主にお一人参加の方同士が集まって食卓を囲む「一緒にごはん」、世代間交流の起爆剤である「船内家族」、また日韓両言語での「名札をつくろう」など、笑顔と笑い声があふれる空間となりました。
【11月2日 洋上日】
今クルーズ初めての洋上日は、このクルーズの成果物となる宣言文をつくったり、環境財団が普段は陸上で行っている環境会議を船内で行ったり、また福島原発事故の体験と教訓をお話いただく会を設けたりなど、一日を通して、今クルーズのテーマを体現するような企画を実施しました。
『「市民相互尊重宣言」を起草しよう!~「慰安婦」問題、ヘイトスピーチなどを踏まえて~』
ピースボートの野平晋作と吉岡達也、コリアNGOセンターの金朋央さんと韓国・環境財団のイ・ミギョンさんが中心となり、この宣言文をつくる背景と意義、そのプロセスを説明しました。
『グリーン・アジア・フォーラム~アジアの環境安全と市民社会の役割~』
アジア地域の環境問題をテーマに、韓国・環境財団が開催している国際フォーラムを、今年は、PEACE&GREEN BOAT2014洋上にて、11月2日・4日の2回に分けて開催しました。草の根活動で環境分野に貢献した人物に贈られる「ゴールドマン環境賞」の受賞者である、チェ・ヨル氏、M.C.メータ氏、ボン・ヘルナンデス氏、ピシット・チャンスノー氏の4名に並び、グリーンピースジャパン代表・佐藤潤一さんや元・原発設計者の後藤政志さんも登壇し、アジア各地の環境問題と市民の安全について議論されました。また、後藤さんは、この日『技術者が語る「フクシマ・古里原発・セウォル号事故」』でも講演されました。
『原発に「ふるさと」を奪われて/長谷川健一さん・花子さん』
技術的な説明や数字の統計ではなく、原発事故が人々の生活や暮らしに対してもたらしている大きな被害は、24時間365日、被害当事者の心身の健康を脅かしています。牛や家だけでなく、酪農家という生業さえも奪われた福島県飯舘村の長谷川健一さんと花子さんが、事故当時から3年以上が経つ今に至るまでの実体験と教訓を話してくださいました。
また、ピースボート災害ボランティアセンター(PBV)の小林深吾さんによる、災害が起きた場合にどう対処するか、というワークショップも開催され、災害の発生防止だけでなく、発生時の減災についても学びました。
『お金より命を大切にする東アジアを目指して~3.11とセウォル号事故から何を学ぶのか~』
「命を大切にせず、官僚と企業、政府の独占、秘密主義、このようなものが韓国と日本の大惨事につながった のではと思います。」韓国のNPO環境財団の代表チェ・ヨル氏による問題提起から始まったこのシンポ ジウムでは、持続可能な社会をめざし、日本の原発事故と韓国のフェリー沈没事故から日韓共通の社会問題について意見が交わされました。主な登壇者は、原発事故まで福島県飯舘村で酪農を営んでいた長谷川健一さん、船舶と原発の設計者であった後藤政志さん、作家・活動家の雨宮処凛さん。普段は接点をもたない登壇者のみなさんが、それぞれの視点で共通の問題意識に到達する様子は、社会がよくも悪くもつながっていることを浮き彫りにしました。このクルーズの主題でもある会は、「失われたものに価値を見出すことができなかったら、それを私たちが無駄にしたということだと思う」と、ピースボート共同代表の吉岡達也がしめくくりました。
また、船の中の公共スペースを利用して、次々に、大勢の参加者が交流するイベントが行われました。
『日韓大交流!日本語・韓国語講座』
PEACE&GREEN BOATの醍醐味である、日本と韓国の人々の交流が一番盛り上がったと言えるのが、この企画でした。昨年は、日本からの参加者に向けた韓国語講座のみが行われましたが、今年は新たに、韓国の参加者向けに日本語講座も開催。同じフレーズを両側が同時に習う事で、その後の交流タイムで実際に遣うことができる、というしくみで行われ両言語と笑顔が飛び交いました。
各種船内交流企画
前半の船内では、参加者同士が快適な船内生活を送ったり、打ち解け合うきっかけをつくるために色々な交流企画を実施しました。例えば、スタッフが迷路のような船内を案内する「船内ツアー」や、主にお一人参加の方同士が集まって食卓を囲む「一緒にごはん」、世代間交流の起爆剤である「船内家族」、また日韓両言語での「名札をつくろう」など、笑顔と笑い声があふれる空間となりました。
【11月2日 洋上日】
今クルーズ初めての洋上日は、このクルーズの成果物となる宣言文をつくったり、環境財団が普段は陸上で行っている環境会議を船内で行ったり、また福島原発事故の体験と教訓をお話いただく会を設けたりなど、一日を通して、今クルーズのテーマを体現するような企画を実施しました。
『「市民相互尊重宣言」を起草しよう!~「慰安婦」問題、ヘイトスピーチなどを踏まえて~』
ピースボートの野平晋作と吉岡達也、コリアNGOセンターの金朋央さんと韓国・環境財団のイ・ミギョンさんが中心となり、この宣言文をつくる背景と意義、そのプロセスを説明しました。
『グリーン・アジア・フォーラム~アジアの環境安全と市民社会の役割~』
アジア地域の環境問題をテーマに、韓国・環境財団が開催している国際フォーラムを、今年は、PEACE&GREEN BOAT2014洋上にて、11月2日・4日の2回に分けて開催しました。草の根活動で環境分野に貢献した人物に贈られる「ゴールドマン環境賞」の受賞者である、チェ・ヨル氏、M.C.メータ氏、ボン・ヘルナンデス氏、ピシット・チャンスノー氏の4名に並び、グリーンピースジャパン代表・佐藤潤一さんや元・原発設計者の後藤政志さんも登壇し、アジア各地の環境問題と市民の安全について議論されました。また、後藤さんは、この日『技術者が語る「フクシマ・古里原発・セウォル号事故」』でも講演されました。
『原発に「ふるさと」を奪われて/長谷川健一さん・花子さん』
技術的な説明や数字の統計ではなく、原発事故が人々の生活や暮らしに対してもたらしている大きな被害は、24時間365日、被害当事者の心身の健康を脅かしています。牛や家だけでなく、酪農家という生業さえも奪われた福島県飯舘村の長谷川健一さんと花子さんが、事故当時から3年以上が経つ今に至るまでの実体験と教訓を話してくださいました。
また、ピースボート災害ボランティアセンター(PBV)の小林深吾さんによる、災害が起きた場合にどう対処するか、というワークショップも開催され、災害の発生防止だけでなく、発生時の減災についても学びました。
台湾、船内企画
【11月3日 基隆寄港】
洋上日を経て降り立ったのは、台湾の基隆(キールン)。温暖な気候で日本からもアクセスがよく、観光地としても人気の台湾を楽しむグループも多い中、蒋介石の戒厳令時代の歴史を検証するツアーも実施し、日韓そして台湾の市民も交えて、現在の民主主義の礎となったものを確認しました。
(寄港地プログラム:基隆(台湾)寄港-台湾で学ぶ「人権」-/台湾で考える子どもや女性の「いま」と 「未来」/台湾の有機農園でスローライフ体験/小龍包作り体験と台北観光 など)
【11月4日 洋上日】
二度目の洋上日には、卓球大会や社交ダンスパーティなど、体を動かす日韓交流が行われました。一方で、日韓の若者がワーキングプアの現状を話し合う会や、軍事ジャーナリストの前田哲男さんによる集団的自衛権の問題点、また沖縄寄港を前に米軍基地について軍事的視点、アメリカ国民的視点、沖縄住民の視点など多様な方向から話し合う企画なども実施しました。
『日韓、若者のいま-就職難、ワーキングプア、競争社会を生きる-』
日本で非正規雇用や若者のワーキングプアの問題に注目する作家の雨宮処凜さん。以前にはソウルを訪れて取材をし、韓国での同様の問題を本に書いています。このトピックを、日本と韓国の若者数名ずつが実感をもって話し合う企画が行われ、日韓から様々な年代の参加者が集まり関心を示しました。
また、夜には、一番大きなホールを使ってコンサートが開催され、韓国のミュージシャンなどに並び、「在日ブラジルユース」として乗船しているルーカス君によるチェロ演奏も披露されました。
洋上日を経て降り立ったのは、台湾の基隆(キールン)。温暖な気候で日本からもアクセスがよく、観光地としても人気の台湾を楽しむグループも多い中、蒋介石の戒厳令時代の歴史を検証するツアーも実施し、日韓そして台湾の市民も交えて、現在の民主主義の礎となったものを確認しました。
(寄港地プログラム:基隆(台湾)寄港-台湾で学ぶ「人権」-/台湾で考える子どもや女性の「いま」と 「未来」/台湾の有機農園でスローライフ体験/小龍包作り体験と台北観光 など)
【11月4日 洋上日】
二度目の洋上日には、卓球大会や社交ダンスパーティなど、体を動かす日韓交流が行われました。一方で、日韓の若者がワーキングプアの現状を話し合う会や、軍事ジャーナリストの前田哲男さんによる集団的自衛権の問題点、また沖縄寄港を前に米軍基地について軍事的視点、アメリカ国民的視点、沖縄住民の視点など多様な方向から話し合う企画なども実施しました。
『日韓、若者のいま-就職難、ワーキングプア、競争社会を生きる-』
日本で非正規雇用や若者のワーキングプアの問題に注目する作家の雨宮処凜さん。以前にはソウルを訪れて取材をし、韓国での同様の問題を本に書いています。このトピックを、日本と韓国の若者数名ずつが実感をもって話し合う企画が行われ、日韓から様々な年代の参加者が集まり関心を示しました。
また、夜には、一番大きなホールを使ってコンサートが開催され、韓国のミュージシャンなどに並び、「在日ブラジルユース」として乗船しているルーカス君によるチェロ演奏も披露されました。
沖縄、そして最後の洋上日
【11月5日 那覇寄港】
博多出港から6日目は、とても温暖な空気に包まれた那覇に寄港しました。沖縄戦という歴史、基地の存在、基地増設による環境破壊など、日本本土に住む人々にとっては教科書やニュースの中におさまってしまいがちな深刻な問題を学ぶ寄港地プログラムを、それぞれ実施しました。このとき、新基地建設をめぐり揺れる辺野古を訪問した様子が、沖縄のメディアで取り上げられました。
(寄港地プログラム:南部戦跡めぐり~「捨て石」作戦として の沖縄戦~/美しい沖縄の環境問題を考える/琉球世界遺産めぐり など)
【11月6日 洋上日】
最後の洋上日は、参加者がつくる自主企画がところせましと行われる中、日本でも韓国でも正確な認知がされづらい在日コリアンに関する企画や、在日ブラジル総領事館との共同プロジェクトの参加者として乗船している在日ブラジル人の中学生を紹介する企画、そして日韓バイリンガルの若手メンバーが語る日韓関係など、日韓クルーズの終盤に交流の成果となる企画が実施されました。
博多出港から6日目は、とても温暖な空気に包まれた那覇に寄港しました。沖縄戦という歴史、基地の存在、基地増設による環境破壊など、日本本土に住む人々にとっては教科書やニュースの中におさまってしまいがちな深刻な問題を学ぶ寄港地プログラムを、それぞれ実施しました。このとき、新基地建設をめぐり揺れる辺野古を訪問した様子が、沖縄のメディアで取り上げられました。
(寄港地プログラム:南部戦跡めぐり~「捨て石」作戦として の沖縄戦~/美しい沖縄の環境問題を考える/琉球世界遺産めぐり など)
【11月6日 洋上日】
最後の洋上日は、参加者がつくる自主企画がところせましと行われる中、日本でも韓国でも正確な認知がされづらい在日コリアンに関する企画や、在日ブラジル総領事館との共同プロジェクトの参加者として乗船している在日ブラジル人の中学生を紹介する企画、そして日韓バイリンガルの若手メンバーが語る日韓関係など、日韓クルーズの終盤に交流の成果となる企画が実施されました。
長崎、そして博多帰港
【11月7日 長崎寄港】
水辺の森公園の出島岸壁に着岸したオーシャン・ドリーム号からは、「軍艦島」の通称で知られる端島を訪れるプログラムや、徒歩で長崎原爆資料館や平和祈念公園などを訪れたり、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)にて平和教育について学生と意見交換をしたりするプログラムなどが実施されました。夕方には、船を会場にして、日韓クルーズの成果として「日韓市民相互尊重宣言」と次回PEACE&GREEN BOATを発表する記者会見と、日韓ゲストおよび乗船者と地元の方々を招待した平和イベントを開催しました。
(寄港地プログラム:軍艦島の足跡を学ぶ/「サステイナブ ル」な社会やエネルギーとは~諫早湾と自然エネルギー/日韓交流「オルレ」嬉野コースと温泉体験 など)
【11月8日 博多帰港】
最終寄港地である博多では、10日間の旅のしめくくりとして、特攻隊基地を訪れ平和憲法について考えるプログラムや、朝鮮半島から連行され強制労働させられた人々が多く命を落とした田川炭坑を訪れその歴史を学ぶプログラムなどが実施されました。
(寄港地プログラム:九州から見えてくる未来の平和/「脱原発」と「未来のエネルギー」を考える/大宰府観光と歴史探訪 など)
【メディア掲載】
PEACE&GREEN BOAT2014は、毎日新聞で大きく取り上げられました。
・毎日新聞の情報誌で、日韓クルーズPEACE&GREEN BOAT2014が 特集されました
・日韓クルーズPEACE&GREEN BOAT2014が11月28日の毎日新聞に掲載されました
第8回目となるピースボート日韓クルーズは、8月1日博多から出航し、釜山、小樽、ウラジオストック、長崎を巡ります。
水辺の森公園の出島岸壁に着岸したオーシャン・ドリーム号からは、「軍艦島」の通称で知られる端島を訪れるプログラムや、徒歩で長崎原爆資料館や平和祈念公園などを訪れたり、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)にて平和教育について学生と意見交換をしたりするプログラムなどが実施されました。夕方には、船を会場にして、日韓クルーズの成果として「日韓市民相互尊重宣言」と次回PEACE&GREEN BOATを発表する記者会見と、日韓ゲストおよび乗船者と地元の方々を招待した平和イベントを開催しました。
(寄港地プログラム:軍艦島の足跡を学ぶ/「サステイナブ ル」な社会やエネルギーとは~諫早湾と自然エネルギー/日韓交流「オルレ」嬉野コースと温泉体験 など)
【11月8日 博多帰港】
最終寄港地である博多では、10日間の旅のしめくくりとして、特攻隊基地を訪れ平和憲法について考えるプログラムや、朝鮮半島から連行され強制労働させられた人々が多く命を落とした田川炭坑を訪れその歴史を学ぶプログラムなどが実施されました。
(寄港地プログラム:九州から見えてくる未来の平和/「脱原発」と「未来のエネルギー」を考える/大宰府観光と歴史探訪 など)
【メディア掲載】
PEACE&GREEN BOAT2014は、毎日新聞で大きく取り上げられました。
・毎日新聞の情報誌で、日韓クルーズPEACE&GREEN BOAT2014が 特集されました
・日韓クルーズPEACE&GREEN BOAT2014が11月28日の毎日新聞に掲載されました
第8回目となるピースボート日韓クルーズは、8月1日博多から出航し、釜山、小樽、ウラジオストック、長崎を巡ります。