ピースボートで出会うスリランカ
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
- 寄港地エリア: アジア
船
2022.1.21
2022.9.8
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
ピースボートで出会うスリランカ
スリランカはインドの南に浮かぶ島国。国名の意味から「光り輝く島」とも呼ばれます。
船が入港するのは、コロンボという商業の中心地で、かつて首都が置かれた都市です。
熱帯性の温暖な気候の中、多民族が共に暮らす街には、仏教寺院が多く見られます。食べ物はカレーが一般的で、ココナツや魚が入ったものもあります。
インドと並んでアーユル・ヴェーダの発祥地としても知られ、多くの観光客を集めている場所です。
近年では災害支援において、強い協力がありました。2004年にスリランカが大津波の被害に遭った時は、ピースボートから支援を届けました。2011年、日本での震災と津波をうけ、スリランカから石巻市へ、支援作業を手伝うチームが派遣されてきたのです。
船が入港するのは、コロンボという商業の中心地で、かつて首都が置かれた都市です。
熱帯性の温暖な気候の中、多民族が共に暮らす街には、仏教寺院が多く見られます。食べ物はカレーが一般的で、ココナツや魚が入ったものもあります。
インドと並んでアーユル・ヴェーダの発祥地としても知られ、多くの観光客を集めている場所です。
近年では災害支援において、強い協力がありました。2004年にスリランカが大津波の被害に遭った時は、ピースボートから支援を届けました。2011年、日本での震災と津波をうけ、スリランカから石巻市へ、支援作業を手伝うチームが派遣されてきたのです。
ピースボートでは、寄港地として訪れる際、スリランカでの紛争と和解の近年の歴史について、現地から講師を招待し、船内でも学ぶ機会を設けてきました。
水先案内人のマリオ・ゴメスさんは人権弁護士で、民俗学研究国際センター(International Centre for Ethnic Studies, ICES)のディレクターです。
スリランカは16世紀からセイロンと呼ばれ、ポルトガルやオランダの支配下にありました。19世紀に入ってイギリスの植民地になると、それまで共存していた多数派シンハラ人と少数派タミル人が対立する構造が作られました。対立は武力闘争へと発展し、1983年から30年近く内戦が続きました。
マリオ・ゴメスさんは、内戦について多角的にとらえることや、暴力や紛争が起きた本質的な原因を探ることの重要性を話してくださいます。
水先案内人のマリオ・ゴメスさんは人権弁護士で、民俗学研究国際センター(International Centre for Ethnic Studies, ICES)のディレクターです。
スリランカは16世紀からセイロンと呼ばれ、ポルトガルやオランダの支配下にありました。19世紀に入ってイギリスの植民地になると、それまで共存していた多数派シンハラ人と少数派タミル人が対立する構造が作られました。対立は武力闘争へと発展し、1983年から30年近く内戦が続きました。
マリオ・ゴメスさんは、内戦について多角的にとらえることや、暴力や紛争が起きた本質的な原因を探ることの重要性を話してくださいます。
海に囲まれたスリランカで、海と人間の関係性をあらためて見つめる機会をくれるのは、海洋生物学者で、海洋生物保護活動家のダニエル・フェルナンドさん。
第95回クルーズに水先案内人としてご乗船くださいました。
Blue Resources Trust(訳:青い資源信託)の創立者で、Manta Trust(訳:マンタ信託)のディレクターを務めるフェルナンドさん。ヒレのために乱獲されていることから、マンタの個体数が減っていると、船内で危機感を共有しました。
第95回クルーズに水先案内人としてご乗船くださいました。
Blue Resources Trust(訳:青い資源信託)の創立者で、Manta Trust(訳:マンタ信託)のディレクターを務めるフェルナンドさん。ヒレのために乱獲されていることから、マンタの個体数が減っていると、船内で危機感を共有しました。
2011年の東日本大震災と原発事故の後、ピースボートでは、被災した子どもたちに夢と希望を届けるため「福島子どもプロジェクト」をたちあげました。
その第一回目のプログラムは2011年8月、約50人の中学生が、福島県南相馬市から参加。ピースボートで南アジアをめぐり、スリランカにも訪れました。
初めての海外という参加者も多く、緊張の連続ではありましたが、気候風土、食べ物、文化体験、現地の人々との出会いなど、たくさんの経験をした夏休みとなりました。
その第一回目のプログラムは2011年8月、約50人の中学生が、福島県南相馬市から参加。ピースボートで南アジアをめぐり、スリランカにも訪れました。
初めての海外という参加者も多く、緊張の連続ではありましたが、気候風土、食べ物、文化体験、現地の人々との出会いなど、たくさんの経験をした夏休みとなりました。
ピースボート地球大学特別プログラムは、英語を共通語とするグローバル人材育成プロジェクトです。
2014年10月に行われた初回プログラムは、「多民族アジアにおける社会の結束」をテーマとして、5か国から12名が参加しました。
第84回クルーズに乗船してスリランカからカンボジアまで航海しながら、紛争後の和解や開発・発展、移民問題や法制度の整備など、アジアが抱える様々な問題について学び、考えました。
2014年10月に行われた初回プログラムは、「多民族アジアにおける社会の結束」をテーマとして、5か国から12名が参加しました。
第84回クルーズに乗船してスリランカからカンボジアまで航海しながら、紛争後の和解や開発・発展、移民問題や法制度の整備など、アジアが抱える様々な問題について学び、考えました。
リンク
紹介した団体について、詳しくはウェブサイト(英語)をご覧ください。