気候変動に対するアクション・ウィークが始まります

プロジェクト:SDGs キャンペーン
気候変動に対するアクション・ウィークが始まります
2018年、スウェーデンの15歳の少女グレタ・トゥーンベリさんが、1人で気候変動に対するストライキを始め、徐々に賛同者が増えていきました。その運動は、彼女が毎週金曜日に学校を休んでストライキを行なっていたことから、Fridays for Future(FFF:未来のための金曜日)と名付けられています。今年の4月に世界で一斉に行われた最近のデジタルストライキでは、85,000以上のイベントが開催され、世界各地で23万人以上がライブ配信に参加するなど、若い世代を中心に世界的に広がっています。
この活動は日本でも始まり、いまでは東京、大阪を含め26の地域でFFFの支部が立ち上がり、活動の幅を広げています。この運動に参加する人たちの多くが若い人であるのは、地球温暖化によってもたらされる気候変動の影響を特に受けるのが、自分たちの世代であるからです。

地球温暖化による気候への影響

気候変動に対するアクション・ウィークが始まります
2016年に発効した気候変動に対する国際的な枠組みを定めたパリ協定は、世界の平均気温上昇を産業革命前の時代より2度未満に抑え、さらに1.5度をめざす取り決めです。しかし、地球規模での平均気温は年々増加し、日本国内でも既に基準値より約1度上昇しています。このペースで気温が上昇すると、今世紀中にさらに5.4度上昇する可能性があるという研究結果も報告されています。

来年は地球温暖化の原因となる温室効果ガスの各国が掲げた削減目標の結果をCOP26(※注1)で報告する5年に1度の年となっています。

このような状況の中、ピースボートもSDGsアクションキャンペーンへの参画、アル・ゴア元米国副大統領主催のクライメート・リアリティ・リーダーシップ・トレーニングの後援団体となるなど、気候変動に対するアクションを行なっています。

※注1:第26回気候変動枠組条約締約国会議

世界で行われるさまざまな気候変動へのアクション

気候変動に対するアクション・ウィークが始まります
9月25日に世界気候アクション(Global Day of Climate Action)と題して、世界同時多発的に気候変動に対するキャンペーンが開催されます。参加者は世界各地で行われるマーチに参加したり、自分の声をSNSなどにあげることで、地球温暖化を早急に食い止めることを市民や企業、行政や政府に訴えます。

FFFインターナショナルが始めたこの世界気候アクションは、世代を超えて誰もが参加できるキャンペーンで、ピースボートも団体として賛同しています。しかしキャンペーンをリードするのはあくまでも若者たちです。私たちはその主体性を尊重し、彼らに寄り添いながら幅広い人への参加を呼びかけていきます。

日本でも、今年は密を避けるため、靴とメッセージだけを並べて写真を撮りSNSで発信するといった「#シューズアクション」というイベントが、北海道から九州まで全国各地で企画されています。

日本のFFF各支部ほかアウトドアグッズを販売するバートンやパタゴニアでも、一部の店舗で開催予定です。またオンラインでも「#シューズアクション」に参加できるほか、政府に気候変動対策を呼びかける署名をすることができますので、当日はぜひオンラインや近くで開催されているイベントに参加してみてください。詳細は世界気候アクションのウェブサイトへ。

ピースボートが行うアクション

気候変動に対するアクション・ウィークが始まります
また、9月21日から27日の一週間は、米国のニューヨークで世界最大の気候サミットとなる「クライメート・ウィーク・ニューヨーク2020」が開催されています。気候変動に関する10のテーマから期間中さまざまなプログラムを開催するこのイベントに、ニューヨークに拠点を置くピースボートUSが、「クライメート・シネマ」と題して環境に関する映画上映を12時間行う他、海洋環境に関するウェビナーにも登壇する予定です。

ピースボートでは、昨年も行なった「クライメートリアリティ世界同時アクション」に今年も参加予定です。このキャンペーンは「不都合な真実」の著者でもあるアル・ゴア元米国副大統領が立ち上げたクライメートリアリティプロジェクトが主催となり、今年は10月11日に開催されます。ピースボートではクライメート・リアリティ・リーダーと認定されたスタッフが有志で「気候変動に対する行動週間」を企画し、スタッフに日々の生活で温室効果ガスを減らせるアクションを行なってもらうキャンペーンを開催予定です。

コロナ後の社会

気候変動に対するアクション・ウィークが始まります
新型コロナウイルスが猛威をふるったことで全世界が自粛を余儀なくされ、人々の移動が減少したことで、温室効果ガスの指標でもある二酸化炭素排出量が昨年よりも約7%減少するだろうという研究結果が、科学誌ネイチャーで報告されました。コロナ禍は全世界に影響をもたらしましたが、一方で人やモノの移動、輸送がどれだけ温室効果ガスの排出に寄与しているかを明るみにし、改めて私たちにこの地球環境とどう共生していくのかを問いかけています。

この世界的な出来事によってコロナ後の世界を元の世界に戻すのではなく、より持続可能な社会を作るグリーンな回復をめざす世界の政策や取り組み(グリーンリカバリー)も進んでいます。国レベルだけでなく、団体レベル・市民レベルでもこのような気候アクションに参加したり、日々の生活を見直すことで、環境への負荷を減らす取り組みをピースボートでは今後も続けていきます。

世界気候アクションへ参加

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