クライメート・リアリティ世界同時アクションにピースボートが参加しました
気候変動の危機が高まるいま、私たちには何ができるのでしょうか?ピースボートの複数のスタッフは、アル・ゴア元米国副大統領が立ち上げた「クライメート・リアリティ・プロジェクト」が10月に実施した日本国内でのトレーニングに参加し修了しました。また、そのメンバーが中心となり、11月に実施された世界同時アクションとして気候変動の危機を伝えるプレゼンテーションを実施しました。
- プロジェクト: SDGs キャンペーン
INFO
2019.11.28
2019.12.12
気候変動の危機が高まるいま、私たちには何ができるのでしょうか?ピースボートの複数のスタッフは、アル・ゴア元米国副大統領が立ち上げた「クライメート・リアリティ・プロジェクト」が10月に実施した日本国内でのトレーニングに参加し修了しました。また、そのメンバーが中心となり、11月に実施された世界同時アクションとして気候変動の危機を伝えるプレゼンテーションを実施しました。
日本で初開催されたアル・ゴア氏の気候危機対策トレーニング
アル・ゴア元米国副大統領が立ち上げた「クライメート・リアリティ・プロジェクト(The Climate Reality Project)では、「地球規模の気候変動の解決を促すためには、社会のあらゆるレベルで緊急対策をとる必要がある」として活動を行っています。
その一環として、世界各地で「クライメート・リアリティ・リーダーシップ・トレーニングプログラム(Climate Reality Leadership Corps Training)を実施しています。トレーニングはこれまで、世界14カ国、44ヶ所で行われ、修了者は世界150カ国以上で約2万人以上となりました。
2019年10月2日〜3日、トレーニングが日本で初めて開催されました。東京で行われたトレーニングには、企業、NGO、自治体など多くの分野から約800名が参加。プロジェクトのパートナー団体となっているピースボートからも10人のスタッフが出席し、トレーニングを受講しました。
2日間のトレーニングでは、各分野の専門家の方々から気候変動が日本にどのような影響を与えているのか、再生可能エネネルギーによって解決できるのか、そして具体的な数値目標を設定する必要性と、その目標を達成するための取り組みについて学びました。さらにアル・ゴア氏による、気候変動の問題を伝える情熱的なプレゼンテーションが行われました。
その一環として、世界各地で「クライメート・リアリティ・リーダーシップ・トレーニングプログラム(Climate Reality Leadership Corps Training)を実施しています。トレーニングはこれまで、世界14カ国、44ヶ所で行われ、修了者は世界150カ国以上で約2万人以上となりました。
2019年10月2日〜3日、トレーニングが日本で初めて開催されました。東京で行われたトレーニングには、企業、NGO、自治体など多くの分野から約800名が参加。プロジェクトのパートナー団体となっているピースボートからも10人のスタッフが出席し、トレーニングを受講しました。
2日間のトレーニングでは、各分野の専門家の方々から気候変動が日本にどのような影響を与えているのか、再生可能エネネルギーによって解決できるのか、そして具体的な数値目標を設定する必要性と、その目標を達成するための取り組みについて学びました。さらにアル・ゴア氏による、気候変動の問題を伝える情熱的なプレゼンテーションが行われました。
世界同時アクション(24 Hours of Reality)を実施
2019年11月20日と21日は、世界各地で「クライメート・リアリティ世界同時アクション(24 Hours of Reality)の実施日と定められ、世界中で数千ものプレゼンテーションが実施されました。10月のトレーニングに参加したピースボートのメンバーは、このアクションの一環としてグループ内の仲間たち70名を対象に、自分たちが学んだ知識や経験を共有するプレゼンテーションを実施しました。
また、時間はやや遅くなりましたが以下の2ヶ所でもプレゼンテーションを実施しています。ひとつめは、災害支援で福島県いわき市に駐在してるスタッフが、11月22日に現地のボランティアスタッフ向けに気候変動・気候危機のプレゼンテーションを実施しました。もうひとつは、現在航行中の第102回ピースボートの洋上で11月25日に行われました。「Earth & Peace Day」という大きな船内企画に合わせ、気候変動に対しての企画を実施しました。
ピースボートが訪れる世界各地の港では、気候変動を原因とした災害や異常気象が頻発することで、人々の生活が脅かされています。中には、住み慣れた土地を離れる「気候難民」、「気候移民」とならざるを得ない人々も存在していました。日本でも、昨年と今年の台風や集中豪雨が話題となりましたが、国内の報道では気候変動の問題と結びつけて語られることは多くはありませんでした。
しかし、世界と日本で起きていることは、海水温度の上昇を含めて気候変動が原因であることがはっきりとしています。災害支援は必要ですが、それはあくまで対処療法にすぎず、根本的な気候変動対策が必要であることは間違いありません。その事実を、科学的データをもとに伝え続けることで、多くの人にとって自分の問題になってくるのではないでしょうか?
ピースボートとしては、様々な機会を捉えて、自分たちにとって身近な問題であることに気づいてもらうきっかけをつくり、行動に移してもらう呼びかけを続けていきます。またピースボートの活動としても、引き続き「オーシャンユースプロジェクト」を継続し、気候変動に関する国際会議に貢献できるよう努力していく予定です。
また、時間はやや遅くなりましたが以下の2ヶ所でもプレゼンテーションを実施しています。ひとつめは、災害支援で福島県いわき市に駐在してるスタッフが、11月22日に現地のボランティアスタッフ向けに気候変動・気候危機のプレゼンテーションを実施しました。もうひとつは、現在航行中の第102回ピースボートの洋上で11月25日に行われました。「Earth & Peace Day」という大きな船内企画に合わせ、気候変動に対しての企画を実施しました。
ピースボートが訪れる世界各地の港では、気候変動を原因とした災害や異常気象が頻発することで、人々の生活が脅かされています。中には、住み慣れた土地を離れる「気候難民」、「気候移民」とならざるを得ない人々も存在していました。日本でも、昨年と今年の台風や集中豪雨が話題となりましたが、国内の報道では気候変動の問題と結びつけて語られることは多くはありませんでした。
しかし、世界と日本で起きていることは、海水温度の上昇を含めて気候変動が原因であることがはっきりとしています。災害支援は必要ですが、それはあくまで対処療法にすぎず、根本的な気候変動対策が必要であることは間違いありません。その事実を、科学的データをもとに伝え続けることで、多くの人にとって自分の問題になってくるのではないでしょうか?
ピースボートとしては、様々な機会を捉えて、自分たちにとって身近な問題であることに気づいてもらうきっかけをつくり、行動に移してもらう呼びかけを続けていきます。またピースボートの活動としても、引き続き「オーシャンユースプロジェクト」を継続し、気候変動に関する国際会議に貢献できるよう努力していく予定です。