グアテマラで災害リスク削減を考える洋上会議を開催しました
2015年6月30日、ピースボートは、中南米のグアテマラ南部に位置するプエルトケツァルに寄港しました。寄港中の船上では、地方消防団全国協会、サンタ・テクラ市長、家庭運営発展のための女性参画協会など、現地自治体や市民団体が集まり、「災害に強いグアテマラを実現するコミュニティー・プラットフォーム(PCPR)」第1回全体会議が行われました。ピースボートは、コロンビアスタッフのマリア・ペレスがコーディネートに関わり、災害が発生しやすい地域の人々と実践的な意見交換を行いました。
- プロジェクト: 災害救援と防災
- 寄港地エリア: 南北アメリカ&カリブ
- クルーズ: 第87回 地球一周の船旅
- 関連キーワード: 先住民 / 災害
船
2016.2.3
2019.3.26
2015年6月30日、ピースボートは、中南米のグアテマラ南部に位置するプエルトケツァルに寄港しました。寄港中の船上では、地方消防団全国協会、サンタ・テクラ市長、家庭運営発展のための女性参画協会など、現地自治体や市民団体が集まり、「災害に強いグアテマラを実現するコミュニティー・プラットフォーム(PCPR)」第1回全体会議が行われました。ピースボートは、コロンビアスタッフのマリア・ペレスがコーディネートに関わり、災害が発生しやすい地域の人々と実践的な意見交換を行いました。
新「防災枠組」をもとに、新たな一歩を
中米では、同年5月にホンジュラス・ロアタン市にて「中米自然災害予防センター(CEPREDENAC)会議」が行われ、、隣国のパナマ、コスタリカ、ニカラグア、エルサルバドルなどが過去の災害から学び予防につなげるための協力体制を作ることが話し合われました。今後は、それらの国同士が協力し合い、防災運営発展のためのトレーニングが実施されることになります。
ピースボートからは、世界中で被爆証言を行う「おりづるプロジェクト」を代表して、広島のヒバクシャ、小谷孝子さんが被爆体験と平和メッセージを伝えました。原爆により、弟と別れたことや、生き延びた他の兄弟の苦しみなどに直面した経験から、命の尊さや平和を訴え続ける価値について語りました。改めて原爆投下70年を迎える意味を、参加者とともに確認しました。
グアテマラ各団体からは、それぞれが行ってきた活動について報告がされました。地方防災消防団体の担当者は、「集中水域の総合管理」について話し、防災実習を披露しました。また、「ジェンダーとエネルギー・ネットワーク」のコーディネーターからは、エネルギー分野における女性の参画・活躍について、消費者の立場ではない、より主体的な関わり方について話しました。
会の終わりには、主催者のマイテ・ロドリゲスさんが、2015年3月仙台にて行われた市民防災世界会議について発言し、2015年から2030年の間に掲げる新しい災害リスク削減枠組みについて発表しました。今後も一層、災害に強い街づくりを追求していく、という方針を確立し閉会しました。
ピースボートからは、世界中で被爆証言を行う「おりづるプロジェクト」を代表して、広島のヒバクシャ、小谷孝子さんが被爆体験と平和メッセージを伝えました。原爆により、弟と別れたことや、生き延びた他の兄弟の苦しみなどに直面した経験から、命の尊さや平和を訴え続ける価値について語りました。改めて原爆投下70年を迎える意味を、参加者とともに確認しました。
グアテマラ各団体からは、それぞれが行ってきた活動について報告がされました。地方防災消防団体の担当者は、「集中水域の総合管理」について話し、防災実習を披露しました。また、「ジェンダーとエネルギー・ネットワーク」のコーディネーターからは、エネルギー分野における女性の参画・活躍について、消費者の立場ではない、より主体的な関わり方について話しました。
会の終わりには、主催者のマイテ・ロドリゲスさんが、2015年3月仙台にて行われた市民防災世界会議について発言し、2015年から2030年の間に掲げる新しい災害リスク削減枠組みについて発表しました。今後も一層、災害に強い街づくりを追求していく、という方針を確立し閉会しました。