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【支援物資活動レポート】第86回ピースボート地球一周の船旅

【支援物資活動レポート】第86回ピースボート地球一周の船旅
楽器を南アフリカの子どもたちに届ける
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。

2015年3月、日本に帰航した第86回ピースボート地球一周の船旅では、アフリカ、南米、南太平洋の国々に寄港し、現地の子どもたちに文房具、オーケストラ用楽器、日本語書籍、自転車などを届けました。

物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
楽器を南アフリカの子どもたちに届ける
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。

2015年3月、日本に帰航した第86回ピースボート地球一周の船旅では、アフリカ、南米、南太平洋の国々に寄港し、現地の子どもたちに文房具、オーケストラ用楽器、日本語書籍、自転車などを届けました。

物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

マダガスカル「SOS子どもの村」を訪れて

【支援物資活動レポート】第86回ピースボート地球一周の船旅
文房具支援 SOS子どもの村にて
マダガスカル(トアマシナ)で活動する「SOS子どもの村」を訪れ、文房具、サッカーボールなどの支援物資を届けました。

世界で最も貧しい国の1つであるマダガスカル。人口の70%以上の人々が一日1.25ドル以下の生活を強いられていると言われています。また、クーデターにより政治が不安定になり、この5年の間に人々の生活水準はさらに低下しています。SOS子どもの村ではそんな地域の子どもたちを支援しています。ピースボートは現地を訪れ、学校や職業訓練場をはじめ、孤児の里親制度を導入した宿泊施設、ライフスキルを学ぶサッカーセンター、医療センターなどを見学し、マダガスカルの現状を学びました。

南アフリカ「アフリカン・ユース・アンサンブル」を訪れて

【支援物資活動レポート】第86回ピースボート地球一周の船旅
楽器支援 アフリカンユースアンサンブルにて
南アフリカ(ヨハネスブルク)で活動する「アフリカン・ユース・アンサンブル(以下AYE)」を訪れ、バイオリンをはじめ、トランペットやフルートなどの支援物資を届けました。

AYEは、南アフリカ共和国の首都・ヨハネスブルク近郊の「旧黒人居住区」ソウェトを中心に活動する音楽グループです。南アフリカがアパルトヘイト(人種隔離政策)の下にあった1984年に設立され、子どもたちにクラシックや民族音楽を教えています。設立当初はアパルトヘイト政策によって黒人がクラシック音楽に関わることは認められていませんでした。楽器ケースを抱えて町を歩くことすらはばかられるような状況下で、子どもたちは音楽を求めてAYEへと通っていたそうです。

設立から 30年以上が経ち、現在は世界で活躍するプロの演奏家を輩出するほど、実力のある音楽グループとなりましたが、アパルトヘイトが撤廃された今でも、差別、貧困は大きな問題となっています。

ピースボートは1998年より楽器支援を行っています。今クルーズではAYEメンバー5名がピースボートに乗船し、船内で楽器の演奏会、アパルトヘイトに関する講座等行いました。

ウルグアイ「ウルグアイ日本語教室」を訪れて

【支援物資活動レポート】第86回ピースボート地球一周の船旅
日本語書籍支援 ウルグアイ日本語教室にて
ウルグアイ(モンテビデオ)で活動する「ウルグアイ日本語教室」を訪れ、日本語書籍をはじめ、雛人形や着物などの支援物資を届けました。

教室の代表・国澤さんは日本とウルグアイ両方で育ったバックグラウンドから、教室だけでなく両国をつなげる活動、当事者のケアを行っています。漫画、児童文学書、絵本から、難しい参考書までたくさんの日本語書籍を届けました。

また今クルーズでは、日本文化継承サポートとして、ウルグアイの他、ブラジル(リオデジャネイロ)、アルゼンチン(ブエノスアイレス)、チリ(バルパライソ)、ペルー(カヤオ)で訪れた日系移民コミュニティーへも物資を届けました。
日系移民の歴史を学びながら、日系3世、4世の世代との交流会を行いました。

今回届けた日本語書籍は、amazon.co.jp(※1)よりご提供いただいた物資です。

イースター島「市役所」を訪ねて

【支援物資活動レポート】第86回ピースボート地球一周の船旅
自転車支援 モアイ像の前にて
チリ(イースター島)の市役所、またCONAF(農林省・チリ森林公社)を訪れ、自転車、自転車修理用品などの支援物資を届けました。

「モアイ像」で有名なこの島は、一方で観光産業の急発展、人口増加に伴い、車の排気ガス、ゴミの増加などの環境問題を引き
起こしています。問題解決の為に一番必要なことは、観光客、そして島民の環境保護に対する意識改革です。
自転車の届け先であるイースター島市役所では、自転車の利用率を上げることによって、車やトラック、タクシーによる交通渋滞と道路破損、環境汚染が減り、サイクリング文化や修理場をつくることによって、環境に優しい街づくり、意識づくりを行うことができると考え、取り組んでいます。

ピースボートは訪問する度に、ゴミ拾いのボランティアを行い、環境への負荷を減らす取り組みを行っています。

今回届けた自転車は、品川区防災まちづくり事業部土木管理課・自転車対策係(※2)よりご提供いただいた物資です。

ご提供、ご協力いただいた皆様

amazon
NPO時遊人
大和ライフ
品川区役所防災まちづくり事業
ピースボート乗船者のみなさま

その他多数