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畠山澄子が紛争の助長につながる武器輸出の責任をサンデーモーニングで訴えました

畠山澄子が紛争の助長につながる武器輸出の責任をサンデーモーニングで訴えました
ピースボートの畠山澄子が、4月19日、TBS「サンデーモーニング」にコメンテーターとして出演しました。下記、各トピックに関する発言要旨です。畠山は、今後も継続的に同番組に出演する予定になっていますので、ご注目ください。
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ピースボートの畠山澄子が、4月19日、TBS「サンデーモーニング」にコメンテーターとして出演しました。下記、各トピックに関する発言要旨です。畠山は、今後も継続的に同番組に出演する予定になっていますので、ご注目ください。

石油製品「目詰まり」で生産現場の悲鳴 あらゆる住宅資材に影響で工事ストップも・・・

赤沢経済産業大臣の記者会見や答弁に注目していますが、言っていることを丁寧に聞けば聞くほど、事実が何かがわからなくなります。4月8日の内閣委員会では、「本当は供給量が足りないけれどもそれをそのまま言ってしまったらパニックを起こしてしまうから、目詰まりと言っている」ともとれる答弁をしています。当然不安になります。

14日の記者会見では「4月末まではこれまでどおり、5月の供給については未定」というのを否定せず、ただ「事業者への供給量を減らすような唐突な動きはしないでほしいと各所と認識をすり合わせたので目詰まりは解消済み」と説明していました。でも、この説明では結局問題が何かはわからないし、認識をすり合わせれば解決というのも、よくわかりません。実際、同じ日に、日本塗装工業会の会長は「まったく解決はされていない」「むしろ状況的には厳しくなってきている」と言っています。さらに一昨日17日の閣議後会見では「目詰まりや偏りの連絡があれば直ちに解消する。その見込みが立つことにな​っている」と述べていますが、とにかく情報が不明瞭という印象です。

前述した日本塗装工業会の会長は、先がわからなければ今手元にあっても不安なのは当然、安心感を与えるコメントを国にしてほしい。具体的には、原因を特定して、それをもとに「6月くらいまでには安心できる」とか「7月まで耐えてくれ」とかスケジュールを明確に出してほしいと言っていました。その通りだと思います。

トランプ氏「逆封鎖」で戦況が複雑化 米軍艦艇ホルムズ配備...商船通過の現状は?

イランによる海峡封鎖をうけて、今月頭に日本を含む約40か国の外相らがオンライン会合を開いています。主催したイギリスのクーパー外務大臣は「イランが国際航路を乗っ取り、世界経済を人質に取っている」とかなり強い言葉でイランを批判をしました。会合全体としても「航行の自由および海洋法の基本原則の尊重」が大事だとの認識が示されました。

イランの海峡封鎖行為が国際法違反にあたるだろうというのは専門家も指摘していますので私も批判されるべきことだと思います。ただ、国際法ですので、どの国が封鎖を実行しても、国際海峡の通過通航を妨げるのですから、違法性は変わりません。ということは、米国による海峡封鎖に対しても、日本を含めた各国は同じように批判をすべきだと思います。それができなければダブルスタンダードです。

先ほども石油製品の供給に関する話がありましたが、ホルムズ海峡封鎖は、日本にとって兵糧攻めと言っても過言ではない事態を引き起こします。弁護士の太田啓子さんが「まさかの『同盟国』アメリカによって日本の『存立危機事態』がひきおこされつつある」とおっしゃっていましたがまさにその通り。この状況を政府はどう考えてるのか、同盟国とはいえ、毅然と対応することが求められるのではないでしょうか。

武器輸出

私はなぜ武器輸出が必要なのかという部分の議論が本来もっとなされるべきだと思います。自民党や防衛省が出す文書では、当然国防の観点からの理由が述べられていますが、同時に、防衛装備移転、つまり武器輸出は「防衛装備品の販路拡大を通じた、防衛産業の成長性の確保にも効果的」と明示されている。ひらたくいうと、今のように「マーケット」が国内に限定されていては産業は育たない。武器輸出の規制を撤廃して販路を拡大すれば利益もあがり、研究開発もしやすくなり、最先端技術に投資もしやすくなるということです。そしてこの路線を経団連含めた産業界も歓迎しています。

しかし、殺傷能力を持つ兵器、具体的には戦闘機、護衛艦、潜水艦等、直接人を殺したり傷つけたり、あるいは武力闘争の手段として物を破壊することを目的とする「自衛隊法上の武器」の完成品が輸出でき、それが国の産業に寄与する。それを倫理的、歴史的な観点から受け入れていなかったのが日本ですが、大きく転換しようとしているということですよね。その先に、売るために使ってしまったり、売るために紛争を助長するような政治に走る危険はないのか、その問いと向き合う責任があると思いますし、私は日本がこれまで築いてきた武器を売る国ではないという立場を手放すべきではないと思います。

風を読む:平和と戦争

反戦の意識自体はわりと普遍的というか、いわゆる防衛産業の拡大や軍拡が必要だという人であっても「戦争がしたいわけではない」「戦争はしたくない」と言いますよね。それこそ右でも左でも、戦争はよくないという意識は共通している。さらに、今の日本をみると、戦争反対というメッセージはむしろ広がっていると感じています。VTRにもあった国会前のアクションは、私もこの間ずっと現地に足を運んでいますが、初めてきたという人、一人で参加する人、本当に様々な世代の人がいる。私と同年代か少し若いくらいの人もすごく多いです。

NOWARFROMJAPANという、私たちが立ち上げたインスタグラムのアカウントも、1か月たってもひっきりなしに賛同メッセージが届きます。意思表示の場があること、共感する人が表現できる場があってありがたいという声、ひとりの小さな声が大きくなるのを感じるという感想も多いです。もちろん表現の手法には常に工夫が必要ですが、反戦の意識はそこにある。だから、「平和を望む」とか「戦争は違う」という思いを表明することにブレーキを踏まずに、共感を広げながらその意識をみなで大きくしていくという姿勢を私は持ちたいと思います。

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