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2026年新年のご挨拶:ともに平和を築く世界を~「力の支配」や「排外主義」をこえて

2026年新年のご挨拶:ともに平和を築く世界を~「力の支配」や「排外主義」をこえて
新年あけましておめでとうございます。

昨年ピースボートは、第2次世界大戦の終結から80年にあたり、さまざまなプロジェクトを行いました。その一つが、ノルウェーのノーベル平和センターとの提携協定のもとで実施した、日本被団協のノーベル平和賞に関する洋上特別展です。船内や寄港地で、多くの人びとに平和と核廃絶のメッセージを伝えることができました。

しかし一方で、世界各地で戦火はやまず、各国は軍備拡大を進めています。核の威嚇や核実験の再開が言及されるなど、緊張は高まってきています。
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新年あけましておめでとうございます。

昨年ピースボートは、第2次世界大戦の終結から80年にあたり、さまざまなプロジェクトを行いました。その一つが、ノルウェーのノーベル平和センターとの提携協定のもとで実施した、日本被団協のノーベル平和賞に関する洋上特別展です。船内や寄港地で、多くの人びとに平和と核廃絶のメッセージを伝えることができました。

しかし一方で、世界各地で戦火はやまず、各国は軍備拡大を進めています。核の威嚇や核実験の再開が言及されるなど、緊張は高まってきています。
現在、ガザでは「停戦」が実施され、ウクライナでも和平交渉が行われています。戦闘や殺戮を止め、人びとの命を守ることは、何よりも優先されなければなりません。しかし、国家間の「停戦」が、人びとの権利を踏みにじったり、弱者を無視したりする形で進められるのなら、それは持続的な平和をもたらしません。

いま、大国と呼ばれる国々が、普遍的な国際法よりも、自己中心的な振る舞いと取り引きによって、世界の形を決めていこうとする姿勢を強めています。まるで、かつての植民地主義の時代に戻ったかのようですらあります。

それと同時に、各国で、排外主義が高まっています。日本も例外ではありません。政治家が人びとの不満のはけ口として、移民やマイノリティへの差別、偏見を煽ることは、以前からありました。しかし、現在はSNSの広がりにより、根拠のないデマが瞬く間に広まるようになっています。こうしたデマが、選挙の結果にも大きく影響するばかりか、人びとを傷つける凶器にすらなっています。

私たちピースボートは、こうした大国の「力による支配」や「排外主義」の高まりに警鐘を鳴らします。そして、国際交流の船旅を通じて、人びとの出会いと相互理解を促していきます。近年ピースボートの船旅には、アジア諸国を中心に、日本以外の国々から多くの方々が参加するようになっています。日本と近隣諸国との間では、政府レベルでの緊張の高まりもみられますが、私たちの船旅は、人びとの間の友好と平和構築につながるものと信じています。

2026年。今年もピースボートは船を出します。人と人とがつながり、お互いを恐れるのではなく尊重しあい、「力の支配」や「排外主義」をこえる、豊かな価値と持続可能な平和をともに築くために。

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