パンフレットをでお届け
資料請求

パブロさん、マーサさんと探るメキシコの魂

パブロさん、マーサさんと探るメキシコの魂
ピースボート地球一周の船旅 Voyage115は、2023年8月23日に神戸を出航、翌24日には横浜から、約1800人を乗せて出航しました。

ここでは、ハワイを経て太平洋を渡り、メキシコに向かう船内の様子をお伝えします。
ピースボート地球一周の船旅 Voyage115は、2023年8月23日に神戸を出航、翌24日には横浜から、約1800人を乗せて出航しました。

ここでは、ハワイを経て太平洋を渡り、メキシコに向かう船内の様子をお伝えします。

メキシコと平和を伝える水先案内人

パブロさん、マーサさんと探るメキシコの魂
Voyage115では、横浜からメキシコのマンサニージョまで、メキシコを拠点として活動する2人の水先案内の平和への熱い思いとともに航海しました。

パブロ・ロモさんはメキシコ国立自治大学の教授であり、人権問題のコンサルタントとしても活躍しています。平和構築を通して世界の大きな問題に取り組む方法を教えてくれました。

マーサ・エレナさんは教育者で、動作学及びクラシックダンスの専門家であり、コンテンポラリーダンサーとしても活躍しています。心身の共鳴によって自分自身の生活の中に落ち着きと幸福を見出すことの大切さを伝えました。

メキシコの多様な側面

パブロさん、マーサさんと探るメキシコの魂
メキシコには、謎に満ちたオルメカ文明、神秘的なマヤ文明、偉大なアステカ文明など、豊かな歴史があります。

観光客にとっても、メキシコの文化や芸術、音楽は魅力的です。

例えば、カラフルで色々な形のくす玉のようなピニャータもメキシコならでは。船内では、多くの方が製作ワークショプを楽しみました。

一方で、パブロ・ロモさんは、メキシコの光と影の双方に焦点を当て、紛争や腐敗という現実にも言及しながら、船旅の参加者に一歩踏み込んだメキシコを紹介しました。

パブロ・ロモさん

パブロさん、マーサさんと探るメキシコの魂
パブロ・ロモさんは、船内で3回にわたってメキシコについて講座を行い、人権という視点から、世界がより平和な場所になるための道筋を示しました。

初回の講座では、豊かな自然と共存する紛争や軍閥という一面を説明しました。

2回目の講座では、平和構築という概念と、メキシコにおける現地での取り組みを紹介。紛争解決、和解、人権、開発、良好な統治を促進する具体例を示しました。

3つ目の講座では、新しく発生する気候変動、環境問題、技術の変化やパンデミックといった課題と平和構築の関連を話しました。

話の中で、明確な問題として、軍事を学ぶ教育施設に対し、平和教育を行う学校が少なすぎることが指摘されました。

また、メキシコから米国への多くの移民にとって、政府と犯罪組織の関係性が不安の種であることを明かしました。

マーサ・エレナさん

パブロさん、マーサさんと探るメキシコの魂
マーサ・エレナさんは、優雅な動きで感情を解放するダンスを披露し、そのエネルギーの流れや喜び、生命のリズムを表現しました。

また講座では、心身の健康に焦点を当て、世界の紛争やメキシコが抱える闇に向き合う参加者にひとときの休息をもたらしました。

体を動かすことで感情を呼び覚まし、体と心が調和することで内面の平和を見出すことができるという、クラシック・ダンスとコンテンポラリー・ダンスの両方の経験をもつマーサ・エレナさんによるダンス療法と変容の力を、参加者は体験しました。
このレポートは、英語の報告記事を訳して編集したものです。

このレポートを読んだ方におすすめ