パンフレットをでお届け
資料請求

ピースボートで出会う沖縄

ピースボートで出会う沖縄
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会う沖縄

ピースボートで出会う沖縄
日本列島と台湾の間に位置する沖縄。珊瑚礁やジュゴンの生息地として知られる美しい海や、温暖な気候に浮かぶ多数の離島、独特の音階を奏でる音楽や、南国野菜や豚肉をふんだんに使った地元の味わいに誘われて多くの観光客が訪れる場所です。

独自の文化や言語をもって、かつて琉球王国として栄えた島々ですが、薩摩による琉球侵略を経て明治時代に日本に併合され、1945年から米国の統治下におかれ、1972年に日本国へと返還された激動の歴史があります。

ピースボートでは、沖縄の豊かな文化に触れるとともに、沖縄戦という悲惨な事件とその後の軍事利用について、学び考えます。
ピースボートで出会う沖縄
琉球王国は、中国と日本の中間に位置しており、かつては海洋貿易の拠点として栄えました。その位置は同時に、近代における重要な軍事拠点となりました。

沖縄に着く前に、船内では、水先案内人(ゲスト講師)から沖縄について学びます。

米軍統治下の沖縄で暮らしたジャーナリストの森口豁氏は、第二次世界大戦以降の米軍の存在や平和と正義について参加者に伝え、話し合う機会を設けます。
ピースボートで出会う沖縄
ミッチェルさんはその功績を認められ、2015年5月には、日本外国特派員協会から報道の自由推進賞・報道功労賞を受賞しました。
ウェールズ出身のジャーナリストであるジョン・ミッチェル氏は、ベトナム戦で使われた枯葉剤が、沖縄基地で保管・実験されたこと、さらには水源に流入していたことを調査し、多数の本を執筆しています。

船内では加えて、沖縄の人々による非暴力抵抗運動の歴史も解説してくださいます。

軍基地の駐留、拡大や移転によって、沖縄の人間社会と生物多様性は共に大きな影響を受けていること、そして沖縄の人々がたたかい続けていることを直視します。
ピースボートで出会う沖縄
辺野古・大浦湾の周辺はアオサンゴやジュゴンを含む多様性に富んだ生態系が育まれるサンゴのホットスポットです。

5,000種以上の生物が生息し、そのうち262種が絶滅の危機に瀕していることが知られています。

2019年には、伝説的な海洋探検家シルビア・アール氏が率いる海洋保護活動団体「ミッションブルー(Mission Blue)」により、海の健康にとって重要であることが科学的に確認された「ホープ(希望)スポット」に指定されています。
ピースボートで出会う沖縄
船内では、ギターと三線を合わせたような楽器「一五一会」講師の那須仁さん、カリンバ奏者のBunさん、ボーカル&ギター・三線ユニット寿[KOTOBUKI]などのミュージシャンが美しく緩やかな沖縄の音色を奏でます。

また、沖縄にゆかりのある乗客を中心としてイベントが企画され、ゲームやトークセッション、伝統舞踊のエイサーやカチャーシーをみんなで一緒に踊るなどして沖縄文化に触れます。
ピースボートで出会う沖縄
那覇港に寄港すると、南国らしい湿った温かい空気に包まれます。

朱色が眩しい荘厳な首里城を含む世界遺産に認定された神聖なグスクや、土産屋が立ち並ぶ国際通りに繰り出すのも、初めて沖縄を訪れる人にとっては欠かせません。

ピースボートからは、凄惨な沖縄戦の痕跡を追って島の南部へ向かい、ひめゆりの塔やガマを見学するプログラムにも多くの方が参加します。

また、辺野古や高江での米軍基地建設や訓練の実施などによる自然破壊に抗議する人々を訪問し、抗議に参加する取り組みも実施してきました。

このレポートを読んだ方におすすめ