ピースボートが第2回国連海洋会議に参加しました
2022年6月25日から7月1日にかけて、第2回国連海洋会議がポルトガルのリスボンで開催されました。
SDGs(国連持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」に焦点を当て、ニューヨークで第1回会議が行われたのは2017年。今回はポルトガルとケニアが共同ホストとなり、世界中から代表団が集まり議論を交わしました。
ピースボートは、歓迎レセプションの共催や、サイドイベントの開催、さらにパネルやメディアゾーンでの発言などを行いました。
SDGs(国連持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」に焦点を当て、ニューヨークで第1回会議が行われたのは2017年。今回はポルトガルとケニアが共同ホストとなり、世界中から代表団が集まり議論を交わしました。
ピースボートは、歓迎レセプションの共催や、サイドイベントの開催、さらにパネルやメディアゾーンでの発言などを行いました。
- プロジェクト: SDGs キャンペーン
INFO
2022.7.14
2022.8.18
2022年6月25日から7月1日にかけて、第2回国連海洋会議がポルトガルのリスボンで開催されました。
SDGs(国連持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」に焦点を当て、ニューヨークで第1回会議が行われたのは2017年。今回はポルトガルとケニアが共同ホストとなり、世界中から代表団が集まり議論を交わしました。
ピースボートは、歓迎レセプションの共催や、サイドイベントの開催、さらにパネルやメディアゾーンでの発言などを行いました。
SDGs(国連持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」に焦点を当て、ニューヨークで第1回会議が行われたのは2017年。今回はポルトガルとケニアが共同ホストとなり、世界中から代表団が集まり議論を交わしました。
ピースボートは、歓迎レセプションの共催や、サイドイベントの開催、さらにパネルやメディアゾーンでの発言などを行いました。
開会スピーチにおいて、国連のグテーレス事務総長は、「悲しむべきことに、私たち人間は海を当たり前のものと思い、今では、海の緊急事態と呼ぶべき事態に直面しています。私たちは潮目を変えなくてはなりません。」と訴えました。
今回の会議のテーマは、SDGs目標14達成のための科学と革新に基づく海洋アクションの拡大です。
今回の会議のテーマは、SDGs目標14達成のための科学と革新に基づく海洋アクションの拡大です。
小さな島国(SIDS)の若者のエンパワメント
ピースボートは、キリバス国連常設代表部と協力し、「小さな島国(SIDS)の若者のエンパワメント、意識啓発、市民参加による海洋アクションの拡大」を掲げ、会議初日の最初のサイドイベントを開催しました。
イベントは、テブロロ・シト(Teburoro Tito)国連キリバス政府代表の基調講演で始まり、キリバスでの海洋保護や自然と共存する豊かな伝統知識の継承などの取り組みが紹介されました。
そして、カブウェア・イティタケ(Kabweea Ititaake)さんによる伝統舞踊が披露されました。
パフォーマンスは、魚をとるために広大なキリバスの海に向けて飛び立つグンカンドリが、朝の空に舞い上がっていく優雅で雄大な動きを表現したものでした。
その後、海と平和をテーマにした歌を、会場の参加者が一体となって歌いました。
また、ピースボートの吉岡達也が「海洋保護・気候行動のためのユースアンバサダー・プログラム」を紹介し、海洋大国の若者の参加や市民参加、海洋リテラシーに関するパネルディスカッションが行われました。
イベントは、テブロロ・シト(Teburoro Tito)国連キリバス政府代表の基調講演で始まり、キリバスでの海洋保護や自然と共存する豊かな伝統知識の継承などの取り組みが紹介されました。
そして、カブウェア・イティタケ(Kabweea Ititaake)さんによる伝統舞踊が披露されました。
パフォーマンスは、魚をとるために広大なキリバスの海に向けて飛び立つグンカンドリが、朝の空に舞い上がっていく優雅で雄大な動きを表現したものでした。
その後、海と平和をテーマにした歌を、会場の参加者が一体となって歌いました。
また、ピースボートの吉岡達也が「海洋保護・気候行動のためのユースアンバサダー・プログラム」を紹介し、海洋大国の若者の参加や市民参加、海洋リテラシーに関するパネルディスカッションが行われました。
海洋大国の若者の参加に関するパネル
パネルでは現場からの多様な意見が交わされました。
「Sustainable Ocean Alliance(持続可能な海洋同盟)」のカリブ海代表を務めるトリニダード・トバゴのカディジャ・スチュワート(Khadija Stewart)さんは、ユース・アンバサダーとしてピースボートに乗船した経験があります。若者が十分な情報や知識を得ることと同時に、政策立案者に疑問をぶつけることが大切であるとうったえました。
パラオのビクター環境大臣は、今年2月にパラオの首都コロールで開催されたアワー・オーシャン会議への若者の参画について話しました。
ブルー・プラネット・アライアンスのヘンク・ロジャーズ氏は、グローバル・アンバサダー・プログラムを紹介。
プロテウス・オーシャン・グループのマロッキーノ氏と、オセアニック・グローバルダリオル氏は、市民参加と意識向上を焦点に、地域コミュニティとの協力や学校教育における海洋リテラシーの組み込みの重要性を強調しました。
第7回アワー・オーシャン会議のユースコーディネーターであるケンリー・ケネスさんは、海洋リテラシーに関してパラオの事例を紹介。
ヴァネッサ・バティスタさんは、ブルー・スクールの役割と教室外での学習について、ワン・オーシャン・ハブのベルナデット・スノー博士は、国際的な研究プロジェクトや政策決定に、より多くの若い科学者を参加させることの重要性を強調しました。
「Sustainable Ocean Alliance(持続可能な海洋同盟)」のカリブ海代表を務めるトリニダード・トバゴのカディジャ・スチュワート(Khadija Stewart)さんは、ユース・アンバサダーとしてピースボートに乗船した経験があります。若者が十分な情報や知識を得ることと同時に、政策立案者に疑問をぶつけることが大切であるとうったえました。
パラオのビクター環境大臣は、今年2月にパラオの首都コロールで開催されたアワー・オーシャン会議への若者の参画について話しました。
ブルー・プラネット・アライアンスのヘンク・ロジャーズ氏は、グローバル・アンバサダー・プログラムを紹介。
プロテウス・オーシャン・グループのマロッキーノ氏と、オセアニック・グローバルダリオル氏は、市民参加と意識向上を焦点に、地域コミュニティとの協力や学校教育における海洋リテラシーの組み込みの重要性を強調しました。
第7回アワー・オーシャン会議のユースコーディネーターであるケンリー・ケネスさんは、海洋リテラシーに関してパラオの事例を紹介。
ヴァネッサ・バティスタさんは、ブルー・スクールの役割と教室外での学習について、ワン・オーシャン・ハブのベルナデット・スノー博士は、国際的な研究プロジェクトや政策決定に、より多くの若い科学者を参加させることの重要性を強調しました。
SDGsメディアゾーン
SDGsメディアゾーンでは、ピースボート創設者の吉岡達也が話し、カディジャ・スチュワートさんも参加して話に花を咲かせました。
ブルー・プラネット・アライアンスのヘンク・ロジャーズ氏は、2045年までに再生可能エネルギー100%を実現することを、世界中の国々に法的に義務付けるための取り組みを紹介しました。
SDGsメディアゾーンは、下記リンクより視聴可能です。
ブルー・プラネット・アライアンスのヘンク・ロジャーズ氏は、2045年までに再生可能エネルギー100%を実現することを、世界中の国々に法的に義務付けるための取り組みを紹介しました。
SDGsメディアゾーンは、下記リンクより視聴可能です。
歓迎レセプション
ピースボートは、各国政府や国連、市民団体の代表者と共に、会議初日の夜の歓迎レセプションを共同ホストしました。
レセプションには、海洋保護活動家であるシルビア・アール博士やファビアン・クストー氏をはじめとする、ゲストやスピーカーが出席しました。
アール博士は、「こんなにも人々は団結しています。私たちは衰退から回復に向かうことができるのです。転機を迎えましょう」と語りました。
7月1日夜には、リスボン・プラネタリウムの協力で「海の音コンサート&レセプション」が開催されました。
クジラやイルカのエコー、水中の映像、幻想的な音楽が一体となった演出で、海の中を旅しているかのような感覚に包まれました。
レセプションには、海洋保護活動家であるシルビア・アール博士やファビアン・クストー氏をはじめとする、ゲストやスピーカーが出席しました。
アール博士は、「こんなにも人々は団結しています。私たちは衰退から回復に向かうことができるのです。転機を迎えましょう」と語りました。
7月1日夜には、リスボン・プラネタリウムの協力で「海の音コンサート&レセプション」が開催されました。
クジラやイルカのエコー、水中の映像、幻想的な音楽が一体となった演出で、海の中を旅しているかのような感覚に包まれました。
成果と今後
今回の国連海洋会議の主な成果として、リスボン宣言「Our ocean, our future, our responsibility(我らの海、我らの未来:行動の要請)」が採択されました。
この宣言の内容は、来る第76回国連総会での承認に向けて検討されます。
また、2030年までに海の30%を保護するための「世界海洋条約(Global Ocean Treaty)」について、国家間での交渉が8月にニューヨークで行われると見込まれています。
この宣言の内容は、来る第76回国連総会での承認に向けて検討されます。
また、2030年までに海の30%を保護するための「世界海洋条約(Global Ocean Treaty)」について、国家間での交渉が8月にニューヨークで行われると見込まれています。