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ピースボートがニューヨークに寄港〜「持続可能な世界をめざす船上フェスティバル」を開催しました

ピースボートがニューヨークに寄港〜「持続可能な世界をめざす船上フェスティバル」を開催しました
ニューヨークの夜景を楽しむ参加者の様子
2017年10月15日、第92回ピースボートがニューヨークに寄港し、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに船上フェスティバルを開催しました。このフェスティバルでは教育、パートナーシップ、そして若者の参加の重要性がアピールされました。また気候変動に取り組む島嶼国の若者を含む、講演者やパフォーマーが、平和、持続可能性、海洋と気候など多岐にわたるテーマを取り上げました。
ニューヨークの夜景を楽しむ参加者の様子
2017年10月15日、第92回ピースボートがニューヨークに寄港し、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに船上フェスティバルを開催しました。このフェスティバルでは教育、パートナーシップ、そして若者の参加の重要性がアピールされました。また気候変動に取り組む島嶼国の若者を含む、講演者やパフォーマーが、平和、持続可能性、海洋と気候など多岐にわたるテーマを取り上げました。

持続可能な世界を現実のものにするために

ピースボートがニューヨークに寄港〜「持続可能な世界をめざす船上フェスティバル」を開催しました
マリー・ポール・ルーデルさん
ピースボートがニューヨーク寄港中の船内では、様々なイベントが行われました。

メイン・イベントでは、ピースボート創設メンバーの一人である吉岡達也からの挨拶と、ユネスコのニューヨーク連絡事務所の代表を務めるマリー・ポール・ルーデルさんによる基調講演が行われました。

ルーデルさんは日曜日の夕方にも関わらず、多くの方々が平和と持続可能性のために集まったことに驚き、喜んでいました。2030年までに国連が呼びかけるSDGsを実現するためには、世界中の人々が協力し合って動く重要性を強調しました。

気候変動の対策に取り組む若者たち

ピースボートがニューヨークに寄港〜「持続可能な世界をめざす船上フェスティバル」を開催しました
気候変動に取り組む島嶼国の若者たち
ニューヨークに寄港したピースボートの船体にはSDGsのロゴが描かれ、また今年の11月に開催される国連の気候変動枠組み条約会議であるCOP23の旗を掲げていました。

船には今年の海洋会議とCOP23の代表でもある、フィジーのジーン・バイさんが講演を行い、6月に行われた海洋会議での成果を発表しました。

第95回ピースボートの大きなプログラムの一つが、気候変動の対策に取り組む島嶼国の若者のプログラムでした。小島嶼開発途上国出身の若者7名がバルセロナより船に乗船しました。

イベントでは、COPに向けてこのプログラムがどのような活動を行ったのか、各寄港地でのプログラム、船内での企画や水先案内人との活動についての発表がありました。そして若者の一人が自分の国で起きている気候変動と、核実験による甚大な被害についての詩を朗読し、開場に多くの涙が見られました。

核兵器禁止へ大きく動いた年

ピースボートがニューヨークに寄港〜「持続可能な世界をめざす船上フェスティバル」を開催しました
木村徳子さん
核兵器による人道的影響はその後のイベントのテーマにもなりました。ミュージシャンのポール・ミラーさん(通称DJ Spooky)は第83回ピースボートに乗船し、被爆者と関わった経験から作曲したピース・シンフォニーを演奏しました。

その後、ICANの国際運営委員でもあるピースボートの川崎哲が登壇しました。国連で採択された核兵器禁止条約を実現させたすべての人へ敬意を表し、条約に署名した国に賛同し、未だに署名していない国へ署名するよう強く訴えました。

おりづるプロジェクトとして参加され、長崎で10歳で被爆した木村徳子さんが証言を行い、ご自身だけでなく、次世代にも続く放射線被害について語りました。最後にはICANのメンバーが登壇し、鏡割りを行いました。

音楽やダンス、美術なども

ピースボートがニューヨークに寄港〜「持続可能な世界をめざす船上フェスティバル」を開催しました
ラエア・マリリンさん
メイン・イベントが終わった後、様々なアーティストによる音楽パフォーマンスが行われました。ニューヨーク在住のギタリストである大竹史朗さんによる演奏や、ダンサーのラエア・マリリンさんと、フラの指導者であるサンディーさんによるフラが披露されました。

船のメインデッキではSDGに関する展示が行われ、国連の平和ポスターコンクールの優秀作品や市民社会、民間のSDGsに向けての活動を伺うことができる展示がありました。

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