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ピースボートで出会うグアテマラ

ピースボートで出会うグアテマラ
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うグアテマラ

ピースボートで出会うグアテマラ
メキシコの南、中米に位置するグアテマラは、人口の半分以上をマヤ族が占めるマヤ世界の中心地。古代遺跡や活火山、鮮やかな色彩が眩しい伝統的な織物、さらにコーヒーの産地としても有名です。

一方で、約25万人の国民が自国の軍隊の手によって虐殺の被害者となった40年にもわたる内戦が終結したのは1996年。その傷はまだ癒えていません。

ピースボートでは、太平洋側の港プエルトケツァルに寄港します。国内最大の都市である首都グアテマラシティや、石畳が広がる美しい古都アンティグアや、深い熱帯雨林に潜むマヤ文明最大の神殿都市ティカルなどを訪れることができます。
ピースボートで出会うグアテマラ
ピースボートでは、グアテマラを拠点とする数多くのパートナー(協力団体)への訪問や、水先案内人(ゲスト講師)の乗船を通して、先住民族の伝統や人権、コミュニティ・ツーリズムなどについて学ぶ機会を提供しています。

マヤ先住民族人権活動家であるロサリナ・トゥユックさんは、内戦で父と夫を殺害され、CONAVIGUA(グアテマラ未亡人協会)の創設に関わりました。ロサリナさんからは、マヤ文化について、さらに内戦下で起きたマヤ虐殺の責任追及についてなどのお話をお聞きします。

ラテンアメリカ人間の安全保障ネットワーク(SEHLAC)中米代表のマリア・エウジェニア・ビジャレアルさんは、ラテンアメリカにおける核兵器の現状についてお話しくださいます。


ピースボートで出会うグアテマラ
ノーベル平和賞受賞者のリゴベルタ・メンチュさんもピースボートに乗船し貴重な時間を共にしてくださいました。

彼女が大虐殺の体験を語った時は、ピースボート参加者が息を呑んで聞き入りました。

グアテマラなどラテンアメリカの先住民族が直面してきた過酷な現実と、人権回復に尽力されたこれまでの活動、そして平和への思いについてお話しいただきました。
ピースボートで出会うグアテマラ
2013年の第79回クルーズでは、リゴベルタ・メンチュさんの乗船が、マヤ暦で最も重要な日の一つである夏至と重なりました。

船のデッキでは、マヤの精神的指導者であるタト・ペドロさんとナン・ファビアナさんによる伝統儀式が催され、乗船者のみなさんが招待されました。
ピースボートで出会うグアテマラ
プエルト・ケツァル寄港中は、地元の小学校に訪問したり、女性の地位向上を目指すNGO AMVAと交流したり、さまざまな交流や学習のプログラムを行います。

特に小学校へは、物資が慢性的に不足していることを踏まえ、事前に日本国内で集めた鉛筆などの文房具を支援物資として届けます。

また、イギリス発祥の自然派化粧品メーカーであるLUSHジャパンから提供を受けた石鹸も届けます。衛生環境を整えるとともに、基本的な衛生教育を子どもから家庭へと持ち帰ってもらう取り組みです。

他にも、現地の家庭にホームステイして日常生活を体験したり、地域での気候変動の影響を学んだり、ウミガメ保護の活動に参加する機会などもあります。
ピースボートで出会うグアテマラ
グアテマラは日本と同様、地震や火山噴火、大雨による洪水など、自然災害の多い国です。

ピースボート災害支援センター(PBV)は、地元コミュニティ支援団体CEIBAやMinnasan Guatemalaなどの現地パートナーと協力し、物資や義援金の支援を行っています。

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