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核の使用・威嚇は許されないと世界に発信を――サーロー節子さんの岸田首相への手紙

核の使用・威嚇は許されないと世界に発信を――サーロー節子さんの岸田首相への手紙
サーロー節子さん。2017年3月、核兵器禁止条約の交渉会議にて
3月7日、広島の被爆者でカナダ在住のサーロー節子さんが岸田文雄首相に対して手紙を送付しました。手紙は、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が核兵器の使用まで示唆していることを受け、「核兵器の使用や威嚇は絶対に許されない」と岸田首相が世界に強く発信するよう求めています。
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サーロー節子さん。2017年3月、核兵器禁止条約の交渉会議にて
3月7日、広島の被爆者でカナダ在住のサーロー節子さんが岸田文雄首相に対して手紙を送付しました。手紙は、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が核兵器の使用まで示唆していることを受け、「核兵器の使用や威嚇は絶対に許されない」と岸田首相が世界に強く発信するよう求めています。
手紙はまた、日本の一部の政治家から「核共有」を議論すべきだという声が上がっていることについて「大変に驚き戸惑って」いるとし、核共有とは「日本が米国による核兵器の作戦に加わる」ことにほかならず、被爆国日本として許されないとしています。岸田首相が非核三原則を堅持する立場から核共有を明確に否定したことを評価し、次のように述べています。

「核兵器が使われたらどのような凄惨で非人道的な事態となるかを世界に訴えることが日本の役割です。それを使用する側に回るという選択肢があろうはずがありません。」

そしてサーローさんは、「核兵器によらない安全保障」として東アジアにおける非核地帯の議論を前に進めるべきであるとし、さらに、核兵器禁止条約第1回締約国会議に出席し核兵器廃絶に向けた日本としての明確な立場表明をするよう求めています。

ピースボートは、サーロー節子さんと日々協力しながら、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の活動を進めています。サーローさんは、第1回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」をはじめ、何度もピースボートに乗船されています。

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