パンフレットをでお届け
資料請求

「福島子どもプロジェクト」の受け入れ先から、ピースボートにメッセージが届きました

「福島子どもプロジェクト」の受け入れ先から、ピースボートにメッセージが届きました
(タリン・レーンさん)
ピースボートの「福島子どもプロジェクト」では、2013年に南相馬市の中学生を対象に、オーストラリアへのスタディツアーを実施しました。子どもたちにとって最も印象的だった訪問地のひとつは、オーストラリアで初めて市民が中心となってつくった風力発電所の見学でした。訪問時には、風車を運営しているヘップバーンウィンドという協同組合のスタッフ、タリン・レーンさんらが、子どもたちを案内してくれました。タリンさんは、2014年に福島で実施された自然エネルギーをテーマにした国際会議で、子どもたちと再会を遂げました。今回、タリンさんが南相馬市の子どもたちとピースボートに向けて応援メッセージをくださいました。
INFO
(タリン・レーンさん)
ピースボートの「福島子どもプロジェクト」では、2013年に南相馬市の中学生を対象に、オーストラリアへのスタディツアーを実施しました。子どもたちにとって最も印象的だった訪問地のひとつは、オーストラリアで初めて市民が中心となってつくった風力発電所の見学でした。訪問時には、風車を運営しているヘップバーンウィンドという協同組合のスタッフ、タリン・レーンさんらが、子どもたちを案内してくれました。タリンさんは、2014年に福島で実施された自然エネルギーをテーマにした国際会議で、子どもたちと再会を遂げました。今回、タリンさんが南相馬市の子どもたちとピースボートに向けて応援メッセージをくださいました。
私は2013年に、オーストラリアの私たちのコミュニティで、南相馬市の中学生の皆さんをお迎えしました。自分たちのコミュニティに風力発電所をつくることで、エネルギーの未来を自分たちで決めることができるようになるということを、みなさんにお見せできたのは大変光栄なことでした。

福島の話はオーストラリア人である私にとって他人事ではありません。ウランがオーストラリアで採掘されている以上、私たちも福島で起きたことに対して責任を負っていると自覚すべきだと思っています。オーストラリアを訪問してくれた中学生のみなさんには本当に感心しました。自分たちのためによりよい未来をつくっていきたいという中学生はとてもしっかりしていて、芯が強いと感じました。

2014年、今度は南相馬市で開催された「コミュニティパワー国際会議2014in福島」(※)で彼らと再会することができました。この間の彼らの成長ぶりには目を見張るものがあり、地域の未来を決めていく過程に、自分たちの声を反映させていきたいと願うその姿にも感銘を受けました。どんなことができるのか、自らの目で見た中学生たちは、間違いなくこれからの未来を担っていくこととなるでしょう。

中学生たちの経験が有意義なものとなるよう尽力しているピースボートの活動を見て、私は胸が熱くなりました。ピースボートは、今後もこのような関係を大切にしながら、日本の未来のリーダーとなっていくような人材を育てていってほしいと思います。

タリン・レーンより


※コミュニティパワー国際会議2014in福島
国内外から自然エネルギーの専門家や、地域で自然エネルギーのプロジェクトをすすめる人々が福島に集まった国際会議。
「福島子どもプロジェクト」の受け入れ先から、ピースボートにメッセージが届きました
(福島で再開した子どもたちとタリンさん)

このレポートを読んだ方におすすめ