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福島子どもプロジェクト2016夏・国境を越えた子どもたち

福島子どもプロジェクト2016夏・国境を越えた子どもたち
韓国の伝統的な遊びを体験
PEACE&GREEN BOAT 2016に、福島県南相馬の中高生11名とアシスタント1名が乗船しました。
今回は、乗客の半分が韓国人という国際色豊かな船で、そこに熊本地震で被災した南阿蘇村の小中学生25名も乗船しました。釜山や上海、沖縄や長崎などの寄港地では、各地の歴史や文化を学び、洋上では、文化、国境や言語を越えて、多くの人と交流しました。
韓国の伝統的な遊びを体験
PEACE&GREEN BOAT 2016に、福島県南相馬の中高生11名とアシスタント1名が乗船しました。
今回は、乗客の半分が韓国人という国際色豊かな船で、そこに熊本地震で被災した南阿蘇村の小中学生25名も乗船しました。釜山や上海、沖縄や長崎などの寄港地では、各地の歴史や文化を学び、洋上では、文化、国境や言語を越えて、多くの人と交流しました。

とびきりの夏休みを届けたい!

福島子どもプロジェクト2016夏・国境を越えた子どもたち
デッキでソーラン節を練習する子どもたち
保養と国際交流の体験を通して、子どもたちに夢と健康を届けたいとの思いから、NGOピースボートと一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターが2011年の震災直後に始めた「福島こどもプロジェクト」は今回で6回目となりました。残念ながら現在も、福島原発事故の影響により、仮設住宅せ生活する子どもや、放射能により行動を制限された生活を送る子どもたちがいます。

当プロジェクトの基本コンセプトの1つ、「思い切り遊び、思い切り学び、平和を作る担い手の1人になってもらいたい。」そんな想いで行われたこのプロジェクトでは、船内や寄港地で様々なプログラムを準備しました。

洋上では、バスケットボールやプールで水浴び、そこには船の上で知り合った韓国人学生や、南阿蘇の中学生も一緒です。洋上最終日に予定されている、日韓文化交流会で発表する「ソーラン節」を毎日、海をバックに練習しました。ルームメイトの在日ブラジル人のブライアンさんも練習に参加し、一緒に汗をかきました。さらに、韓国環境財団の協力で行った、環境保全を考えるプログラムでは、東アジアという視点で環境を考える事によって、より身近に問題を捉えることができました。

寄港地では、平和教育として、日本と韓国、中国との歴史的つながり、また過去の戦争について、教科書だけではわからないリアリティを感じてもらうために、証言などを聞く機会を設けました。

なお、今回の新しい取り組みとして、以前にプロジェクトに参加した子どもを、アシスタントとして迎えました。米本一星さん(19歳)は、2011年の第1回目に参加し、現在消防士になるために勉強中です。「地域の平穏な暮らしは、諸外国との良好な関係なくしては成り立たない」と考えて、アシスタントに募集しました。

韓国と中国で

福島子どもプロジェクト2016夏・国境を越えた子どもたち
嵩明島でサイクリングを楽しみ子どもたち
博多国際港で、たくさんの見送りの人々へ向かって投げた色とりどりの紙テープ。感動の出港式を後にして、早朝に到着した韓国・釜山では、初めての入国審査を行いました。初めてパスポートを取得した子どももいて、緊張の面持ちでした。

今回の船旅は、韓国最大の環境NGO「韓国環境財団」との共催で行われたため、韓国人乗客との交流がたくさんあり、彼らとの触れ合いを通して、隣国の文化や歴史を学び、より身近に感じる絶好の機会となりました。釜山では、歴史散歩ということで、講演や市場の散策や朝鮮通信歴史観の見学をして、古代から現代まで日本と非常に深い関わりのある、韓国の歴史を学びました。

次の寄港地である上海では、大都市から少し離れ、中国で3番目に大きい島で、湿地の保護に関する国際条約であるラムサール条約の登録地となっている「嵩明島」へ行きました。鳥類やは虫類など生物多様な自然の中を、自転車で風を切って走りました。

平和を作るということ

福島子どもプロジェクト2016夏・国境を越えた子どもたち
米須海岸で礒遊びを楽しむ
長崎では、ヒバクシャの守口正彦さんと一緒に爆心地公園へ行きました。公園では、原爆が落とされたことが分かる黒い地層が見えました。話を聞いている子どもたちは、71 年前の同じ場所で起きていたことを想像したのか、真剣な表情で話しを聞いていました。

沖縄では、太平洋戦争の激戦区であった、南部戦跡を訪れました。「ひめゆりの塔」や、特に戦闘が激しかった、糸満市米須の「魂魄(こんぱく)の塔」などを、ガイドの太田光さん(27歳)から当時の話を聞きながら訪れました。

参加者の青田七海さんは次のように想いを綴りました。
「一家全滅してしまった家族のこと、石垣島から教師を目指して沖縄に来たはずが、戦争に兵士として使われ、命を落としてしまい、夢をかなえられなかった男子生徒のことなど私たちには想像もできない辛い時代を知ることができ、社会の教科書には書いていないことを学ぶことができました。この旅で、たくさんの関係のない人を巻き込む戦争がどんなにいけないことかをより感じるようになりました。」

成長する子どもたち

福島子どもプロジェクト2016夏・国境を越えた子どもたち
洋上最終日に行われた日韓文化交流会。みなでソーラン節を踊りました。
「もっと英語を勉強して、自信を持って話せるようになりたい」、「英語を使って仕事をしているスタッフをみて、私も英語を使った仕事をしてみたいと思うようになった」。参加した子どもたちは、船の中で多くの刺激を受けたようです。

船の中では、英語はもちろん、韓国語や中国語、ポルトガル語にも触れる機会がたくさんありました。文法は二の次、溢れる想いを、知っている単語やジェスチャーを交えてどうにか伝えようと試行錯誤します。伝わった時の喜びは格別でした。

さらに、国籍や言語を超えて思いを共有した「友だち」ができた事により、興味がなかった国の文化をもっと知りたくなるなど、先入観で持っていたイメージが好意的に変わっている様子も見受けられました。残念ながら、実際には東アジアの中には、外交の緊張があります。しかし、子どもたちはそんなしがらみを簡単に飛び越えて、あっという間にたくさんの友達を作りました。この出会いがきっかけとなり、これからの「平和」や「環境問題」への関心や行動につながること願います。

支援のお願い

福島子どもプロジェクトでは、プロジェクトの持続のため募金の呼びかけを行っています。皆様のご協力をお願い申し上げます。

◇郵便振替
郵便振替口座 : 00120-9-488841  ※下6桁は右ツメ
口座名 : 社)ピースボート災害ボランティアセンター
※通信欄に「フクシマ」とご記入ください

◇銀行口座
ゆうちょ銀行 ゼロイチキュウ店(019店) : 当座0488841
口座名 : 社)ピースボート災害ボランティアセンター
※振込依頼人の前に「フクシマ」とお書きください ⇒ 例)「フクシマ ヤマダタロウ」
※三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行についてはお問い合わせください

◇クレジットカード
以下のURLよりお願いします。
http://pbv.or.jp/donate/fukushima.html 

※「福島子どもプロジェクト」は、国際NGOピースボートと一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターが共同で実施しています。ピースボート災害救援ボランティアセンターの活動については以下のリンクを参照してください。

活動の記録

2016年プロジェクトの詳細は以下の活動の記録をご覧下さい。

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