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「福島子どもプロジェクト」に参加した南相馬の中学生が、国際会議で発表しました

「福島子どもプロジェクト」に参加した南相馬の中学生が、国際会議で発表しました
(南相馬の中学生5名と、会議に参加した国内外の専門家。左から五人目がタリン・レーンさん)
 2014年1月31日から3日間にわたり「コミュニティパワー国際会議2014 in 福島」(主催、環境エネルギー政策研究所)が、福島県で開催されました。「コミュニティパワー」とは、地域の人々が主体になって自然エネルギーを普及することを目指す活動のことで、原発事故を受けて日本にも各地に「ご当地電力会社」と呼ばれる地域のエネルギープロジェクトが次々と誕生しています。国際会議の初日を飾った南相馬市でのタウンミーティングには、桜井勝延南相馬市長に加え、ドイツやカナダなど世界6カ国からエネルギーの専門家ら12名の海外ゲストが参加しました。
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(南相馬の中学生5名と、会議に参加した国内外の専門家。左から五人目がタリン・レーンさん)
 2014年1月31日から3日間にわたり「コミュニティパワー国際会議2014 in 福島」(主催、環境エネルギー政策研究所)が、福島県で開催されました。「コミュニティパワー」とは、地域の人々が主体になって自然エネルギーを普及することを目指す活動のことで、原発事故を受けて日本にも各地に「ご当地電力会社」と呼ばれる地域のエネルギープロジェクトが次々と誕生しています。国際会議の初日を飾った南相馬市でのタウンミーティングには、桜井勝延南相馬市長に加え、ドイツやカナダなど世界6カ国からエネルギーの専門家ら12名の海外ゲストが参加しました。
基調講演を行ったのは、メルボルン郊外でオーストラリア初となる市民風力を建設し、運営に携わるタリン・レーンさん。地域で、住民が主体となってプロジェクトを進めた苦労ややりがい、コミュニティにどのように貢献しているかという様子などを紹介しました。会議の最後には、ピースボートが主催する「福島子どもプロジェクト」に参加した、地元の南相馬の中学生5名が報告を行いました。参加メンバーは、2013年3月末にオーストラリアを訪れ、自然エネルギーや持続可能性について10日間学んできました。

 オーストラリア滞在中、タリンさんらが運営するヘップバーンウインドの市民風車も訪問しており、そのときの感想なども発表しています。メンバーは、原発事故発生当時は小学生でした。そこで、卒業式を前に、友達とバラバラになった悲しさや、今も原発周辺に住む不安、将来の自然エネルギーへの転換について語りました。メンバーは、集まった100名以上の参加者に、「原発ではなく、自然エネルギーを福島でも活用してほしい」、「政府だけにまかせずみんなが考えるべきこと」といったメッセージを投げかけました。オーストラリアでお世話になったタリンさんとの再会も、子どもたちにとって嬉しい体験となりました。



ピースボート福島子どもプロジェクト は、震災と原発事故で被害を受けている子どもたちの保養と国際交流を目的に、2011年から実施しているプロジェクトです。なお、2014年のプロジェクトとして、第83回クルーズのアジア区間に乗船する「異文化を体験するアジア国際交流の旅」を実施することが決まりました。