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2016年春のショートクルーズにて地球大学体験プログラムを実施しました

2016年春のショートクルーズにて地球大学体験プログラムを実施しました
9日間のゼミを終えて
2016年春のショートクルーズ(3月31日〜4月8日)では、大学生を対象に地球大学体験プログラムを実施しました。今回は、原爆投下や済州4.3事件などの出来事から歴史を学びながら、今まさに起こっている国際問題に対してどう動くべきか、学びを深めました。
9日間のゼミを終えて
2016年春のショートクルーズ(3月31日〜4月8日)では、大学生を対象に地球大学体験プログラムを実施しました。今回は、原爆投下や済州4.3事件などの出来事から歴史を学びながら、今まさに起こっている国際問題に対してどう動くべきか、学びを深めました。

多彩な水先案内人から吸収する

広島被爆1世の小谷孝子さんからは被爆体験を伺い、詩人のアーサー・ビナードさんからは米国人として知った原爆について講座をして頂きました。

広島で活動する日系ブラジルユースをはじめとした世界YMCAメ ンバーとのディスカッションや異文化理解ワークショップを通して、物事を多角的に考える視点を養いました。

また、水先案内人の高橋和夫さん(放送大学教授/国際政治学者)によるオープンカレッジでは、難民問題や世界情勢の捉え方を学びました。世界の若者と交流しながら歴史を学び、多様な社会問題に対して個人がどのように動いていくべきかを考える機会となりました。

以下に、参加者から声をいくつか紹介します。

学校では広げられなかった視点に気付く

2016年春のショートクルーズにて地球大学体験プログラムを実施しました
船内でのディスカッションのようす
普段触れ合っているのは「学校の友人」などに限られているから、いくら多種多様な人がいるとは言ってもある程度の枠組みの中です。
今回はその枠組みを超えたところでの出会いを得られたおかげで、自分は意外とこういうことをちゃんと考えていたんだなとか、逆にこういう話は普段考えていないんだな、と気づくことができました!
(東京都より参加、19歳)

違った国・環境・年代の人たちと触れ合うことでこんなことがあるんだ、こんな考え方があるんだ、と自分が今まで生きてきた世界がとてもちっぽけだったことに改めて気付かされました。
そして同年代のメンバーと思ったことをフィードバック、アウトプットすることで、違った見え方を知れたり、感じたことが深まっていくように感じました。真面目なイメージがあったけど「THE 楽しく学ぶ!」という感じで楽しかったです。今後に生かしたいと思います!
(福岡県より参加、20歳)

知識としてではなく、もっと自分事として捉えたい

今回のプログラムに参加して、大学や自分での勉強では、世の中で起こっている社会問題を〈知識〉として捉えている事に気づかされました。その〈知識〉には、その社会問題の真っ只中にいる人の視点や感情という要素が抜け落ちていました。
私自身、今後は知識も大事だけど、知識と知識をつなぎ合わせる経験を大切に、自身の目で見て感じて、そして考えて…いずれは世の中の社会問題を「自分事」として捉える事のできる、そんな人生を歩みたいと今回のプログラムを通して感じました。
(北海道より参加、23歳)

他の国の人と話をすることで日本はやっぱり恵まれているな、平和なんだなと気付かされました。そして他の国のこと、貧しさ、辛さは考えることができても理解をすることは難しいのかな?とも思いました。
震災についてもそうだけど、当事者とそうでない人とでは想いも違うし、感じた痛みも見たものも違うかもしれない。その人の立場になって考えるのはむずかしいけれど、本当の意味で相手の思いを自分のこととして考えることができる人になりたいと思いました。
(北海道より参加、18歳)

自分とは違う視点を持つ人びととの出会い

自分とは違う視点の人々と出会えたことが何よりも大きかったです。今までの日常生活で考えることがなかった分野について講演を聞き、感じたことや考えをみんなでアウトプットすることは自分の発見につながり、私にとってとても良い刺激になりました。
ショートクルーズで地球大学ならではの体験ができたことで、ゼミ生とも男女年齢関係なく仲良く過ごせてとても楽しかったです。
私は92回ピースボートで地球一周をする予定なので、地球大学に参加することを考える機会になりました。
(宮城県より参加、19歳)

これから何をしたいのか、自分の意見を形成する時間

このプログラムに参加して、自分がこれから何をしたいのか曖昧だった気持ちに気付きました。何のために大学に行くのか、改めて考え直すきっかけになったことがとても良かったです!
また、洋上でもっと日々の思いを共有する場が欲しいなぁと思ってスタッフに話してみると、すぐに対話やディスカッションの場を設けてくれました。学ぶ場はもちろん、気軽に話せる対話の場では相手のバックグラウンドや考え方などもじっくり知り合えたことで、自分の意見をしっかりと持てたように思います。
(千葉県より参加、19歳)


なお、2016年度は8月出航の第92回地球一周の船旅において地球大学を開講します。詳細は以下のリンクをご覧ください。

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