カンボジアの地雷原の村を訪れるスタディーツアーを行いました
2015年4月12日に出航した第87回ピースボート「地球一周の船旅」では、カンボジア地雷問題検証ツアーの参加者が船を一時離脱し、カンボジアを訪れました。地雷被害者の社会復帰を支援する現地NGOやピースボートが地雷除去を支援する村を訪問することで、現在も続く地雷問題の深刻さを知り、人々が必要としている支援について考えました。
- プロジェクト: 地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)
- 寄港地エリア: アジア
- クルーズ: 第87回 地球一周の船旅
- 関連キーワード: 国際協力
船
2015.9.3
2019.3.26
2015年4月12日に出航した第87回ピースボート「地球一周の船旅」では、カンボジア地雷問題検証ツアーの参加者が船を一時離脱し、カンボジアを訪れました。地雷被害者の社会復帰を支援する現地NGOやピースボートが地雷除去を支援する村を訪問することで、現在も続く地雷問題の深刻さを知り、人々が必要としている支援について考えました。
障がい者支援の現状を知る
カンボジアでは、障がい者の多くが適切な支援を受けられないため貧困問題に直面しています。その中には多くの地雷や不発弾による被害者が含まれています。ツアーでは3つの障がい者支援団体を訪問しました。
職業訓練をおこなうNGO「カンボジアン・ハンディクラフト・アソシエーション」では、洋裁技術を学ぶ女性障がい者たちと交流、地雷被害者の社会復帰を進めるNGO「アンコール障がい者協会」では地雷被害者のセム・ソワンタさんから地雷被害者が抱える問題を話していただきました。脚を失った人々に義足を提供するセンターでは、義足作成の様子を見学しました。
職業訓練をおこなうNGO「カンボジアン・ハンディクラフト・アソシエーション」では、洋裁技術を学ぶ女性障がい者たちと交流、地雷被害者の社会復帰を進めるNGO「アンコール障がい者協会」では地雷被害者のセム・ソワンタさんから地雷被害者が抱える問題を話していただきました。脚を失った人々に義足を提供するセンターでは、義足作成の様子を見学しました。
地雷原の村を訪問
ピースボートは2015年4月からカンボジア北部に位置するスナハイ村の地雷除去を支援しています。ツアーでは村を訪問し、ピースボートが日本全国で集めた募金により、地雷除去団体「カンボジア地雷対策センター」による除去活動が行われている地雷原を見学しました。ツアー参加者は除去員が装着する防具を着け、金属探知機による作業や、作業中に発見された地雷を間近で見学しました。
その後は、スナハイ村の小学校を訪れ、子どもたちと交流しました。スナハイ村の小学校は、お寺の敷地に村人たちが建てた2つの教室があるのみです。教室が小さいため全ての子ども達が通うことができません。先に見学した地雷除去現場は、安全が確認された後に校舎を建設し、新しい小学校となって村の全ての子どもたちが通えるようになります。
詳しくは
ツアーの詳しい様子はピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACのブログをご覧ください。