3.11から13年――被災地への支援を続け、原発回帰に反対します
2011年3月11日の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から13年目を迎えました。原発事故の報道は年々少なくなってきていますが、被害はいまだに続いています。福島で甲状腺がんとなった人たちの中には、東京電力に対して訴えを起こしている人たちもいます。また、避難を余儀なくされた人たちの多くは、生活上の困難を抱えたままです。
- プロジェクト: 脱原発
INFO
2024.3.11
2024.3.11
2011年3月11日の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から13年目を迎えました。原発事故の報道は年々少なくなってきていますが、被害はいまだに続いています。福島で甲状腺がんとなった人たちの中には、東京電力に対して訴えを起こしている人たちもいます。また、避難を余儀なくされた人たちの多くは、生活上の困難を抱えたままです。
事故を起こした福島第一原発の廃炉への道筋は、いまだ立っていません。
原発敷地内では高濃度の放射性物質を含む汚染水が増え続けています。昨年8月、東京電力はこの汚染水を「ALPS処理」した水の海洋放出を開始しました。しかし、処理された汚染水の中には、トリチウムやその他の放射性物質が含まれており、依然としてその影響に関する懸念は払拭されていません。
このような中にありながら、日本政府は「原発回帰」への道を突き進もうとしています。昨年5月には、原発を60年まで運転することを可能とし原発の新設や増設まで認める法律を国会で成立させ、原発の再稼働を進めようとしています。
ピースボートは、このような政府や東京電力の動きに対して「ストップ!」の声を上げていきます。そして、「さようなら原発全国集会」や「脱原発をめざす首長会議」などとともに、脱原発を呼びかけていきます。核兵器も原発もない持続可能な社会をめざしていきましょう。
原発敷地内では高濃度の放射性物質を含む汚染水が増え続けています。昨年8月、東京電力はこの汚染水を「ALPS処理」した水の海洋放出を開始しました。しかし、処理された汚染水の中には、トリチウムやその他の放射性物質が含まれており、依然としてその影響に関する懸念は払拭されていません。
このような中にありながら、日本政府は「原発回帰」への道を突き進もうとしています。昨年5月には、原発を60年まで運転することを可能とし原発の新設や増設まで認める法律を国会で成立させ、原発の再稼働を進めようとしています。
ピースボートは、このような政府や東京電力の動きに対して「ストップ!」の声を上げていきます。そして、「さようなら原発全国集会」や「脱原発をめざす首長会議」などとともに、脱原発を呼びかけていきます。核兵器も原発もない持続可能な社会をめざしていきましょう。
南相馬市を視察し、被災地の今を考える
2023年10月29日に、パルシステム埼玉による南相馬の視察をピースボートがコーディネートしました。南相馬市消防・防災センターでは、津波の高さが表示された構造物から実際の大きさを体感するとともに、展示内容から原発事故当時に何が起こったのかを学びました。その後、地元の子どもたちの育成を支援している「南相馬こどものつばさ」の西道典理事長から、原発事故後の地域の課題と人材育成について話していただきました。被災地では13年経つ中で、被害の状況や地域社会の持つ課題が変化していっています。このような活動を通して、今後も続けていく被災地支援の方法について改めて考えています。
「脱原発をめざす首長会議」をサポートしています
日本の基礎自治体首長と首長経験者で構成する「脱原発をめざす首長会議」が2023年5月に行った学習会では、樋口英明・元福井地裁裁判長から原発差し止め訴訟の意義について学びました。そして、7月15~16日に行った福島視察では、いわき放射能市民測定室たらちね、東京電力廃炉資料館、環境省の中間貯蔵施設を訪れ、福島で続く放射性物質との闘いや課題を学びました。また、協力団体である「英国・アイルランド非核地方自治体ネットワーク」(NFLA)による、福島原発からの汚染水の海洋放出へ反対する声明を日本語に仮訳し、ホームページにて公表しました。この「脱原発をめざす首長会議」の事務局をピースボートが務めています。
3/20「さようなら原発全国集会」に集まろう!
ピースボートも加わっている「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」主催の「さようなら原発全国集会」が、2024年3月20日に東京の代々木公園で行われます。呼びかけ人の鎌田慧さん、落合恵子さん、福島から片岡輝美さん、フクシマ連帯キャラバン、石川から北野進さん、茨城から阿部功志さん、宮城から多々良哲さん、ワタシのミライ、Fridays For Future Tokyoからの発言が予定されています。またトークライブ後にはデモも行われます。ぜひみんなで集まり、脱原発の声を一緒に上げましょう。