3.11から12年――今も続く被害に目を向け、脱原発を
2011年3月11日の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から12年目を迎えました。帰宅困難区域の避難指示が解除される一方、政府は甲状腺がんを訴える声や避難者の生活保障の声などへ耳を傾けず、原発の新設や運転延長を強行しようとしています。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、核兵器や原発の危険性が顕在化しているなか、ピースボートは国内外の人々と協力し、核兵器、原発のない持続可能な社会を作っていきます。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、核兵器や原発の危険性が顕在化しているなか、ピースボートは国内外の人々と協力し、核兵器、原発のない持続可能な社会を作っていきます。
- プロジェクト: 脱原発
INFO
2023.5.3
2023.5.11
2011年3月11日の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から12年目を迎えました。帰宅困難区域の避難指示が解除される一方、政府は甲状腺がんを訴える声や避難者の生活保障の声などへ耳を傾けず、原発の新設や運転延長を強行しようとしています。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、核兵器や原発の危険性が顕在化しているなか、ピースボートは国内外の人々と協力し、核兵器、原発のない持続可能な社会を作っていきます。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、核兵器や原発の危険性が顕在化しているなか、ピースボートは国内外の人々と協力し、核兵器、原発のない持続可能な社会を作っていきます。
「福島と世界の今を知り、核なき未来をつくろう」
FoE Japanと共催で、今も続く原発事故被害の現状を知り、国内外での脱原発に取り組む人々をつなぐ国際シンポジウム「福島と世界の今を知り、核なき未来をつくろう」を3月4日に聖心女子大学にて開催しました。シンポジウムの中では、福島県三春町の武藤類子さんが東京電力の経営者らの責任を問う刑事裁判の経過報告を行い、弁護士の熊澤美帆さんからは、原発事故後に甲状腺がんとなり、裁判で訴えている若者たちの抱える健康不安や医療支援を強く求める声が参加者に共有されました。
海外からは、米国ナバホの脱原発団体Diné No Nukesメンバーのレオナ・モーガンさんが、先住民の土地で起こっているウラン採掘の問題を提起しました。また、台湾の緑色公民行動聯盟のツィ・スーシンさん、FoEドイツのヤン・ヴァローデさんは、台湾、ドイツ、それぞれの脱原発の動きを紹介し、今後も国や地域を超えた脱原発の動きを求める連帯のメッセージを寄せました。
以下よりアーカイブをご覧ください。
海外からは、米国ナバホの脱原発団体Diné No Nukesメンバーのレオナ・モーガンさんが、先住民の土地で起こっているウラン採掘の問題を提起しました。また、台湾の緑色公民行動聯盟のツィ・スーシンさん、FoEドイツのヤン・ヴァローデさんは、台湾、ドイツ、それぞれの脱原発の動きを紹介し、今後も国や地域を超えた脱原発の動きを求める連帯のメッセージを寄せました。
以下よりアーカイブをご覧ください。
被災地の浪江町を視察し、原発が抱える問題を考える
3月9日には、パルシステムによる浪江町の視察をピースボートがサポートし、津波や原発事故の被害が今も残る現地を巡りました。今回の視察では、浪江町から今も避難されている今野寿美雄さんから、浪江町を中心に案内していただきました。
浪江町には現在政府が掲げる「福島イノベーション・コースト構想」により、巨額の予算が投下され、大規模な研究、開発施設が建設されています。なぜこのような開発が進められているのか。浪江小学校跡地や請戸漁港から見える汚染水放出口などを視察しながら、原発が抱える問題について参加者とともに考えました。
浪江町には現在政府が掲げる「福島イノベーション・コースト構想」により、巨額の予算が投下され、大規模な研究、開発施設が建設されています。なぜこのような開発が進められているのか。浪江小学校跡地や請戸漁港から見える汚染水放出口などを視察しながら、原発が抱える問題について参加者とともに考えました。
キャンドルナイトでそれぞれの3.11に思いを馳せました
パルシステムと共催で、3月11日に「電気を消してスローな夜を♪ みんなでキャンドルナイト」をオンラインで開催しました。ウクライナ出身の歌手・バンドゥーラ奏者のナターシャ・グジーさんからの平和へのメッセージとともに、二本松有機農業研究会の大内督さんからは原発事故後の有機農家としての苦労とこれからの課題についてお話しいただきました。
また、ピースボート災害支援センターの小林深吾、ピースボートUSのエミリー・マグローン、ピースボートセンターなごやなどからは、人と人をつなぎ、支援していくことの大切さが共有され、最後に絵本の読み聞かせをピースボートの橋本舞が行い、それぞれの3.11に思いを馳せる機会を作りました。
以下よりアーカイブ(視聴期限: 2023年6月29日まで)をご覧ください。
また、ピースボート災害支援センターの小林深吾、ピースボートUSのエミリー・マグローン、ピースボートセンターなごやなどからは、人と人をつなぎ、支援していくことの大切さが共有され、最後に絵本の読み聞かせをピースボートの橋本舞が行い、それぞれの3.11に思いを馳せる機会を作りました。
以下よりアーカイブ(視聴期限: 2023年6月29日まで)をご覧ください。
「脱原発をめざす首長会議」が英・アイルランドの自治体ネットワークと協力関係を締結
日本の基礎自治体首長と首長経験者で構成する「脱原発をめざす首長会議」と、英国・アイルランドで同じように脱原発に向けて取り組んでいる首長(代表者)たちで構成している「英国・アイルランド非核地方自治体ネットワーク」(NFLA)は、2023年3月10日にそれぞれの国で民生用原子力発電プロジェクトに反対するために協力して取り組むことに同意する覚書に署名しました。ピースボートは「脱原発をめざす首長会議」の事務局を務めています。
「さようなら原発全国集会」で多くの人が脱原発の声をあげました
ピースボートも加わっている「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」主催の「さようなら原発全国集会」が、3月21日に日比谷公園で開かれ、約4700名の人々が脱原発の声を上げました。鎌田慧さん、落合恵子さん、澤地久枝さんから脱原発への想いが語られ、子ども甲状腺がん裁判の原告のメッセージが代読されました。また、脱原発をめざす首長会議の世話人三上元・元湖西市長は原発は攻撃を受けたら防ぐことができないと語りました。ピースボートからは畠山澄子が登壇し、司会を務めました。