3.11から11年――原子力の拡散ではなく、再生可能エネルギーの拡大を
2011年3月11日の東日本大震災から11年目を迎えます。新型コロナにより世界経済が停滞する中にあっても自然エネルギーは拡大し続けていますが、原発事故の被害は風化してきています。今も3万人以上が厳しい避難生活を強いられる一方、多くの反対の声が上がるなか処理汚染水が海洋放出されようとしています。そのような中で、ピースボートは原発事故の被害を国内外に発信し続けています。
また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻があり、改めて武力紛争での原発の危険性が浮き彫りとなりました。ピースボートはこれからも人と人とが対話をする場を作り続け、みなさんと一緒に原発のない、持続可能なより良い社会を作っていきます。
また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻があり、改めて武力紛争での原発の危険性が浮き彫りとなりました。ピースボートはこれからも人と人とが対話をする場を作り続け、みなさんと一緒に原発のない、持続可能なより良い社会を作っていきます。
- プロジェクト: 脱原発
INFO
2022.3.11
2022.4.19
2011年3月11日の東日本大震災から11年目を迎えます。新型コロナにより世界経済が停滞する中にあっても自然エネルギーは拡大し続けていますが、原発事故の被害は風化してきています。今も3万人以上が厳しい避難生活を強いられる一方、多くの反対の声が上がるなか処理汚染水が海洋放出されようとしています。そのような中で、ピースボートは原発事故の被害を国内外に発信し続けています。
また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻があり、改めて武力紛争での原発の危険性が浮き彫りとなりました。ピースボートはこれからも人と人とが対話をする場を作り続け、みなさんと一緒に原発のない、持続可能なより良い社会を作っていきます。
また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻があり、改めて武力紛争での原発の危険性が浮き彫りとなりました。ピースボートはこれからも人と人とが対話をする場を作り続け、みなさんと一緒に原発のない、持続可能なより良い社会を作っていきます。
3.11から11年ー福島と世界の今を知り、核なき未来をつくろう
福島原発事故により多くの人たちがふるさとを奪われ、いまも3万人以上の人たちが避難生活を続けています。福島第一原発の廃炉作業は難航し、溶け落ちたデブリを取り出す目途は立っていません。発生し続ける処理汚染水を海洋に放出することに大きな反対の声が広がっています。
今回、ピースボートは国際環境NGO FoE Japanとともに、原発事故の現状や原発と核兵器をめぐる世界の情勢について、知り、考え、議論する国際シンポジウムを2022年3月6日に開催しました。オンライン、会場を通して、台湾、英国、ドイツ、オーストラリア、太平洋諸国からのメッセージとともに、福島在住の方、県外避難者の方、元原発作業員の方などが、核なき未来に向かい、意見を交わしました。
今回、ピースボートは国際環境NGO FoE Japanとともに、原発事故の現状や原発と核兵器をめぐる世界の情勢について、知り、考え、議論する国際シンポジウムを2022年3月6日に開催しました。オンライン、会場を通して、台湾、英国、ドイツ、オーストラリア、太平洋諸国からのメッセージとともに、福島在住の方、県外避難者の方、元原発作業員の方などが、核なき未来に向かい、意見を交わしました。
ふくしまミエルカ・プロジェクト
福島原発事故の報道が少なくなってくる中、国際環境NGO FoE Japanが行う福島の人々の声を世界に発信する「ふくしまミエルカプロジェクト」にピースボートも協力しています。このプロジェクトでは、デジタル広告などを駆使し、漁師や元酪農家、避難した方、帰還した方々などの、福島とともに生きる人々の悲しみや苦しみ、葛藤を「見える化」し、英語、フランス語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、ドイツ語、スペイン語などの多言語で発信しています。
脱原発をめざす首長会議
ピースボートは、2012年より脱原発を志す市区町村長のネットワーク「脱原発をめざす首長会議」の事務局を務めています。現在、99名の現職と元職の首長が会員となっています。
2021年4月に行われた総会では、政府に対して第6次エネルギー基本計画で原発ゼロ社会への道筋を示すよう求める決議を発表しました。また、2021年7月には福島視察を行い、福島第一原発の視察や相馬市でアオサノリ養殖を営む漁業関係者から話を聞き、事故廃炉につて現実的な長期ロードマップの作成と汚染処理水の海洋放出断念を求める声明を発表しました。2022年2月には勉強会「核のごみと自治体」を行い、 最終処分法を見直し、総量確定による国民的合意を求めました。
2021年4月に行われた総会では、政府に対して第6次エネルギー基本計画で原発ゼロ社会への道筋を示すよう求める決議を発表しました。また、2021年7月には福島視察を行い、福島第一原発の視察や相馬市でアオサノリ養殖を営む漁業関係者から話を聞き、事故廃炉につて現実的な長期ロードマップの作成と汚染処理水の海洋放出断念を求める声明を発表しました。2022年2月には勉強会「核のごみと自治体」を行い、 最終処分法を見直し、総量確定による国民的合意を求めました。
原子力と“減思力(げんしりょく)”
2022年3月9日のピースボートオンライン勉強会にて、福島大学の後藤忍さんから、日本政府がこれまで行ってきた原発の安全性を強調する教育、広報が私たちの判断力に及ぼしてきた負の影響についてお話しいただきました。また、福島で活動する市民団体フクシマ・アクション・プロジェクトの佐々木慶子さんからは、県内での放射線教育が再び安全神話に偏らないようにするための活動についてお話いただきました。今回お話しいただいたことから、原子力に関する教育現場への配布物やコマーシャル、展示などに関して注意深く観察し、安全神話に陥らないよう判断していくことの重要性を改めて理解する機会となりました。
福島の教訓を伝えるブックレットが16言語に広がっています
福島原発事故の教訓を伝えるブックレット「福島 10の教訓~原発災害から人びとを守るために」は、2022年3月にヒンディー語、タミール語が加わり、16言語(日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、フランス語、スペイン語、アルメニア語、ベンガル語、ポーランド語、ベトナム語、トルコ語、アラビア語、タイ語、ヒンディー語、タミール語)となりました。
このブックレットは2015年3月に国連防災世界会議が仙台で開催されたのに合わせて、市民社会の声を同世界会議に反映させようという取り組みの一環として、ピースボートも加わった福島ブックレット委員会により作成されました。世界で共有されるべき原子力災害の教訓を、このブックレットは地域・コミュニティ・市民の視点からエピソードを多く盛り込んでまとめています。世界で多くの市民団体、コミュニティ・リーダーのみならず、各国の大使館や研究者にも活用されています。
このブックレットは2015年3月に国連防災世界会議が仙台で開催されたのに合わせて、市民社会の声を同世界会議に反映させようという取り組みの一環として、ピースボートも加わった福島ブックレット委員会により作成されました。世界で共有されるべき原子力災害の教訓を、このブックレットは地域・コミュニティ・市民の視点からエピソードを多く盛り込んでまとめています。世界で多くの市民団体、コミュニティ・リーダーのみならず、各国の大使館や研究者にも活用されています。