パンフレットをでお届け
資料請求

ピースボートで出会うモルディブ

ピースボートで出会うモルディブ
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うモルディブ

ピースボートで出会うモルディブ
スリランカから南西方向、船に揺られてインド洋を眺めていると、海面の上にうっすら平坦な街並みが現れます。モルディブ共和国の首都マーレです。

約1000の小さな珊瑚島や環礁からなるモルディブは、美しい海、砂浜、色とりどりのサンゴ礁が魅力で、ダイビングやシュノーケリング客が集まるリゾート地で、日本からは新婚旅行先としても人気です。

到着すると、大きなクルーズ船から小さな船に乗り換えて、上陸します。小さな船は波を受けてよく揺れますが、それは海の中の珊瑚礁を傷つけないよう、船の底が平らになっているからです。

平均海抜が1メートルほどしかないモルディブは、気候変動による海面上昇で水没の脅威にさらされています。

2009年には、当時のモハメド・ナシード大統領を筆頭に、閣僚がスーツを着たまま海に潜って会議を行い、危機が間近に迫っていることを世界に訴えました。
ピースボートで出会うモルディブ
2013年の第81回クルーズには、当時の駐日モルディブ大使アハメド・カリール氏が、シンガポールからモルディブまで乗船しました。

マーレに向かう船内では、モルディブの文化や地球温暖化に対する取り組みなどを直接お聞きしました。

また、首都マーレへの寄港中には、地球温暖化について訴えるためのアクションキャンペーンをビーチで実施しました。130人以上のピースボート参加者に加え、現地の環境団体の若手リーダーや住民も参加しました。
ピースボートで出会うモルディブ
2018年の第99回クルーズ船内では、環境保護活動家のマエド・モハメド・ザヒール氏から、世界的な気候変動の現状やモルディブが直面している海面上昇の問題について学びました。

現地では、セーブ・ザ・ビーチ・モルディブ(Save the Beach Maldives)やJCIモルディブなどの地元ユース団体と協力してビーチクリーン活動を行いました。

ピースボートからの参加者にとって、地元のビーチを清掃し、地元住民が直面している海洋ゴミの現状を目の当たりにしたことで、美しい海のイメージとは裏腹に、現地での問題の深刻さを感じ、環境問題について考える大きなきっかけとなりました。
ピースボートで出会うモルディブ
現地のUNDP(国連開発計画)と協力し、持続可能な開発目標(SDGs)のキャンペーンも行いました。

寄港中の船内では、現地の若者がSDGsをテーマとしてスマートフォンで撮影した短編映画を上映する「Film for Change(変革のための映画祭)」が開催されました。

海に漂うプラスチックゴミや、女性の就労機会、公平な教育など、それぞれの若者が等身大で痛烈な視点をもって制作された映画は印象的でした。

一連のキャンペーンは、現地のUNDP広報誌に取り上げられました。

このレポートを読んだ方におすすめ