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ピースボートで出会うベトナム

ピースボートで出会うベトナム
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うベトナム

ピースボートで出会うベトナム
ピースボートは、ベトナム戦争後、初めてダナンに入港した客船です。

当時は小さな漁村だったダナンは、今では広大な都市に発展し、リゾート建設も進み、観光客に人気の土地になっています。

地元の市場散策や本場のベトナム料理はもちろん、かつてシルクロードの重要な港として栄えた世界遺産のホイアンへ向かう現地でのツアーもあります。

蒸し暑い東南アジアの街で飲む甘く冷たいベトナムコーヒーは格別です。
ピースボートで出会うベトナム
ピースボートでは、初期の訪問以来、ベトナムの若者たちとの交流を続けています。

「大交流」という名の通り、総勢100名余の日越の若者たちが、言葉の壁を越えて、1〜2日を共に過ごし、最後には互いに涙で別れる光景が繰り返されてきました。

参加者と地元の若者たちは、一緒に町を散策したり、互いにダンスなどの出し物をして盛り上がったり、地域の未来を決める若者の役割について話し合ったりと、豊かな時間を過ごします。
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ダナンへの訪問は、ベトナム戦争や米軍基地、戦時中の除草剤・枯葉剤「エージェント・オレンジ」の問題について話し合う機会にもなっています。

ピースボートの長年のパートナーであるダバ(DAVA: The Da Nang Association For Victims Of Agent Orange/ Dioxin)からゲスト講師を招き、300万人以上が影響を受け、現在も深刻な問題を引き起こしているエージェント・オレンジについて、船上での学びを促します。

現地では、DAVAの施設を訪れる交流プログラムを開催しています。
ピースボートで出会うベトナム
ウェールズ出身で日本在住のジャーナリスト、ジョン・ミッチェル氏は、沖縄における枯葉剤の存在と使用を証明するために行った調査について講演しました。

ミッチェル氏は、沖縄が米国政府や日本本土から様々な圧力を受けたことを示す、沖縄の歴史を探る報告書を多数発表しています。
ピースボートで出会うベトナム
左から、ヘザー・バウザーさん、ジェナ・マックさん、ケネス・ヤングさん。
第77回クルーズには、ベトナム人ではない三世代のエージェント・オレンジの被害者が乗船し、その事実を伝えました。

カナダで軍の訓練中にエージェント・オレンジに接触し、その後、瀕死の状態となり長期間の入院を余儀なくされたケネス・ヤングさん。生きながらえているのが奇跡だと話します。

父がベトナムに派兵された米軍兵で、枯葉剤被害者2世となるヘザー・バウザーさん。生まれつき、足や指など体の部位が欠損しています。

そして、乗船当時18歳だったジェナ・マックさんは、ベトナムに派兵されていた祖父の影響で、母が癌や免疫不全を生まれ持っているという枯葉剤被害者3世。ジェナさん本人に健康被害は発生していないものの、遺伝的に問題が発生してもおかしくない状況にあることを意識して生活しています。

三人は、横浜からベトナムのダナンまでピースボートで旅をしながら、彼らの話を伝えました。

ベトナムでは、重度汚染地域を訪問したり、ベトナム人被害者と交流することで、互いに応援しあいました。
ピースボートで出会うベトナム
第97回クルーズにゲスト講師として乗船したのは、ファン・ティ・カン・チーさん。

ベトナム平和開発財団(VPDF)のアンバサダーとしてピースボートに参加しました。

船内では、ベトナムの文化も参加者に紹介しました。通訳ボランティアのチアキさんが民族衣装のモデルをつとめました。

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