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ピースボートで出会うスペイン

ピースボートで出会うスペイン
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うスペイン

ピースボートで出会うスペイン
地中海の心地よい気候の中、タパスとワインに舌鼓を打ちながら、リズミカルなフラメンコを楽しむ。ラテンの熱気あふれるスペインの風景です。

ピースボートでも、バルセロナに寄港すればサグラダファミリアへ、グラナダならアルハンブラ宮殿へ、地中海をでて北部にまわればアコルーニャからサンティアゴ巡礼の道へ。地域ごとに異なる壮大な文化や建築が待ち受けています。
ピースボートで出会うスペイン
ヨーロッパを離れて沖合のカナリア諸島グラン・カナリア島のラス・パルマスに寄港すれば、スペインのまた異なる側面を体験します。

インヘニオ市での文化交流では、スペインの植民地時代の歴史や、先住民族であるグアンチェ族の影響を受けたカナリア文化を学びます。土地独自のカラフルな民族衣装の試着や、陶器や料理、パン作りなど楽しい体験が盛り沢山です。

一方、テルデ市には、原爆の犠牲者を追悼するため「広島・長崎広場」があります。広場の中心に位置する記念碑には、日本国憲法第9条の一文がスペイン語で刻まれています。

第84回クルーズでは、この公園を軸に、現地に移住した広島の被爆者の方や、地元の歴史の先生も交えて、住民と交流し平和について語り合う交流ツアーを行いました。
ピースボートで出会うスペイン
日本では「遊牧民」として知られるジプシーは、ヨーロッパで激しい差別に遭い続けている歴史があります。

水先案内人パトリシア・マヨ・カロさんは、スペイン初のロマ(※北インドのロマニ系に由来するジプシー)女性権利団体の副代表です。ロマは歴史上、激しい差別や弾圧に遭いながらも、独自の文化やアイデンティティを築いてきました。パトリシアさんは、今も根強い差別や偏見は続いているといいます。船内講座では、多様な人々が共に生きる社会について考えます。

モトリルの港につけば、ピースボートのパートナーであるアンダルシア・ロマ社会文化センター(Centro Sociocultural Gitano Andaluz)とロマ女性協会(Asociación De Mujeres Gitanas Romi C.V. )との文化交流を通して彼らの生の声を聞き、フラメンコを共に楽しみながら、ロマの歴史やアイデンティティについて感じ学びます。
ピースボートで出会うスペイン
ドイツ・チュービンゲン大学で平和学を学ぶ学生たちがピースボートに参加して学びを深めるプログラムを実施しており、スペインでは辛い過去への対処や和解といったテーマに向き合います。

バルセロナでは、カタルーニャ歴史記憶回復協会(Asociación para la Recuperación de la Memoria Histórica - ARMH de Catalunya)で、歴史の記憶とスペイン内戦(1936-1939)やフランコ将軍の独裁政権(1939-1975)の余波について学びます。

船内では、バレンシア出身の社会学者でミュージシャンのラファエル・シャンボ氏から、社会の不正義について音楽を通じて伝える活動について話を聞きます。
ピースボートで出会うスペイン
ピースボートが2017年から取り組んでいる「海洋と気候変動ユースアンバサダー」プログラムでは、小さな島諸国や海面上昇に直面する国から若者が参加します。

第101回クルーズでは、タラノア対話(※)を通じてユースアンバサダー達は小さな島の経験を共有し、グラナダ大学の学生たちと気候変動対策について議論しました。

また、フェデリコ・ガルシア・ロルカ公園では、スペイン環境教育協会会長のフェデリコ・ベラスケス・デ・カストロ・ゴンサレス氏が、自然とのつながりや気候危機をテーマにしたワークショップを開催。ユースアンバサダーは、未来のための金曜日グラナダ(Fridaysforfuture.granada)のメンバーと共に意義深い時間を過ごしました。

※タラノア対話:COP23議長国フィジーの言葉で「包摂的、参加型、透明な対話プロセス」を意味する「タラノア」の精神を持って、互いの経験やストーリーを共有し気候変動の課題解決を目指す対話方法。

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