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ピースボートで出会うエジプト

ピースボートで出会うエジプト
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。
船旅で訪れる寄港地では、ピースボートならではの国際交流や見聞を深める多様なスタディ・プログラムを行っています。「ピースボートで出会う」と題して、それぞれの寄港地について、ご紹介します。

※この記事は、2020年〜2021年にかけてフェイスブックに掲載した”Voyaging with Peace Boat”シリーズの内容を基に作成しています。

ピースボートで出会うエジプト

ピースボートで出会うエジプト
青空に向けてそびえ立つピラミッドとその傍に鎮座するスフィンクス。エジプトといえば、一番に思い描くのがこの風景ではないでしょうか。

ピースボートの船旅では、スエズ運河の地中海側の玄関口に位置するポート・サイド(Port Said)に寄港し、バスでピラミッドがあるカイロまで足を伸ばします。エジプトの乾いた広大な大地を感じる道のりの末、エジプト文明を繁栄させたナイル川の恵みが、大都市カイロに近づくにつれ生い茂る緑からうかがえます。

紅海沿岸の港サファガ(Safaga)に入港し、こちらも壮大な遺跡であるルクソール神殿に訪れることもありました。

2012年の寄港時には民主化運動の痕跡である火災の後などもみられ、周辺地域も含めた「アラブの春」の影響を受け、ピースボートではその後しばらく寄港することができませんでした。約6年後、2019年の第101回クルーズで久しぶりに訪問することができました。
ピースボートで出会うエジプト
左上:エマム氏、右上:バスティッチ氏、左下:須磨章氏、右下:高橋和夫氏
船内では、水先案内人と呼ばれるゲスト講師が、さまざまな角度からエジプトを紹介します。

NHKエンタープライズ世界遺産事務局長も務めた須磨章氏は、世界遺産の登録制度についてご紹介くださいます。

国際政治学者の高橋和夫氏が、中東情勢についてわかりやすく、且つ鋭い視点で講義してくださいます。

ジャーナリストのジャスナ・バスティッチ氏は、自身がサラエボからの紛争難民となった経験も含め、「アラブの春」に至るまでの経緯を、独裁政治と民主化運動についてときほぐします。

人権と開発における正義を求める団体「Justice Call for Rights and Development」の代表であるカレド・エマム氏は、エジプトやレバノン、ヨルダン、チュニジアなどの国々で、大学生や若者に向けた平和や人権に関する講演やワークショップの開催をしている人権弁護士です。船内でも中東・北アフリカの若者、平和、安全について話してくださいます。
ピースボートで出会うエジプト
地中海とインド洋を結ぶスエズ運河は、中米に位置するパナマ運河と並んで、多くの参加者にとって旅のハイライトでもあります。また、長年にわたり地政学的な関心の的となっており、中東戦争の舞台にもなってきた場所です。

スエズ運河を航行する時は、早朝からデッキはアフリカ大陸とシナイ半島を眺める人々でいっぱいになります。

途中、「日本・エジプト友好橋」と呼ばれる大きな橋の下をくぐります。日本政府の国際援助で建設された橋で、中央部分に両国の旗が飾られているのを見つけるのも楽しみです。
ピースボートで出会うエジプト
ピースボートでは、寄港地訪問の機会を利用して、さまざまな社会問題への意識を高める活動を行います。

50回目の地球一周となった第77回クルーズでは、カイロで開催された国際平和デーの催しに参加し、広島や長崎の被爆者の生の証言を届けました。

また第83回クルーズでは、スエズ運河航行中の船上で、「より良い生活のために軍事費を削減しよう」というスローガンのもと、軍事費に関する世界行動デー(GCOMS - Global Campaign on Military Spending)のアクションに多くの参加者が集まりました。

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